東葛ジャーナル No.278

No.278
2003.3
くさかべ信雄
 (日下部)
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本郷は03年
3月1日に
編集しました。

人権・福祉・環境 くさかべ(日下部)信雄の基本テーマ


流山市議会03年第1回定例会始まる
 2003 年度予算などを審議

くさかべ信雄議員は
「学校給食」や「市民参加」問題
な どで8 0 回目の質問

一般会計予算 総額398億4800万円
特別会計を含めると 777億7067万5千円

 眉山俊光市長による最後の予算案などを審議する03年3月定例議会が始まっている(開会は2 月27 日会期は3月24日まで)。
 03年度予算案は一般会計総額三九八億四八〇〇万円で、昨年度当初予算に対して4・34%の伸びである。
 国民健保・介護保険・老人保健医療・公共下水道・西平井鰭ケ崎区画整理・土地取得の各特別会計、水道事業会計を含めると、流山市の予算総額七七七億七千万余りになる。
 また、市当局が「最重点事業」と位置づけている事業の主なものを表(2ページ)に示した。
 また、建設中のリサイクルプラザの工事は順調で、今年の4月1日から稼働する(それに合わせてごみ収集の区分などに変更があるので注意)。また、焼却炉も来年4月稼働に向けて工事中。(排ガス規制値など2面に)

 予算案以外に提案されている主な議案は次の通り。
1、市の審議会などの附属機関のメンバーから市議会議員を外す条例改正(これは、市議会議員が市長の附属機関の委員になるということの問題点を指摘してきたくさかべ信雄議員などの主張が実現したもの)
2、職員の特殊勤務手当ての改正(不自然な特殊勤務手当ての廃止などの見直しが行われた)
3、流山市民福祉活動事業運営資金貸付条例の制定(ボランティア活動など市民が行う自由な社会貢献活動としてのNPO 法人が新たに福祉事業を始めるときに資金を貸し付けるための条例。光熱水費・通信費・使用料・賃借料などの運営経費で、上限五〇〇万円)
 

 
流山市2003 年度予算の主要事業の一部

事業の名称
事業の目的・内容
新継区分
予算額(円)
つくばエクスプレス沿線整備事業05 年度の「つくばエクスプレス」開業に合わせた「まちびらき」および事業の早期完了に向けて、各一体型特定土地区画整理事業の推進を図る。西平井・鰭ケ崎土地区画整理事業へ1億3575 万円、運動公園地区と木地区区画整理事業へ4 億9271 万7千円
継続
6 億2846万7千
東武野田線乗換駅設置事業「つくばエクスプレス」と東武野田線との相互乗り換えができるように、交差部分に東武新駅を建設するための駅舎用地の負担と、自由通路の準備工、仮設工、基礎工等
継続
5億7625万
都市計画マスタープラン策定事業都市計画法18 条の2 に基づき、市が住民の意見を反映させて、都市計画の関する基本方針を策定する。策定期間は01 〜04 年までの4 年。03 年度は、市が分野別まちづくり構想の素案立案を、まちづくり協議会(市民)が「地域別まちづくり構想素案の立案を行う。
継続
810 万7千
都市計画道路3.4.11 号野々下線ほか1 路線改良事業豊四季駅南口特定土地区画整理事業での駅前広場等の整備に合わせ、当該道路を整備する。また、この地域の防災避難場所(長崎小)への避難経路として役立てる。03 年度事業 工事延長483m 、幅16m 、用地取得1080m 2 補償5 件
継続
3億4700万
新規浄水場および水道局庁舎(管理棟)整備事業「つくばエクスプレス」沿線整備に伴う給水人口および給水量の増加を含め、給水区域全体の需給バランスを図るため、西初石地区に新規浄水場を整備するもの(03 〜04 継続事業)。03 年度は、庁舎・管理棟等築造工事、配水池(1 基1 万0500m 3 )築造工事・新規浄水場用地取得等。
新規
31億3234万4千
一般廃棄物処理基本計画策定事業04年度の策定した同計画の見直し、国県の廃棄物行政を踏まえた本市の廃棄物処理行政の基本となる中長期計画として策定する。策定期間03 〜04 年度の継続
新規
1000万
ごみ焼却施設建設事業廃棄物循環型社会の構築、ダイオキシン類の有害物質の排出抑制の抜本的な対応などを踏まえた焼却場の建設中。04年4月稼働予定。
継続
43 億8256万2千
消防ポンプ自動車購入中央消防車の水槽付きポンプ自動車の老朽化のため、更新する。
新規
3383万1千
高規格救急車購入北消防署の救急車を高規格車に転換。
新規
3200万
学校建物耐震診断事業建物の耐震改修の促進に関する法律にもとづき、耐震診断を年次計画に沿って実施するもの。03 年度は、向小金小・西初石小・江戸川台小・常盤松中・東深井中・八木中・南部中。
継続
1700万
学校大規模改造事業教育環境の改善、義務教育の円滑な実施のために、建物の耐久性の確保を図る。03 年度は北中屋内運動場改造、東武中校舎改造工事の補強設計・意匠設計を実施。
継続
2億8335万
市民福祉活動事業運営資金貸付事業NPO が新たな市民福祉活動事業を始めるにあたり、必要となる事業運営資金を低金利で貸し付ける。新規2000万NPO活動推進事業「流山市21 パートナーシップ構築に向けた指針」の策定に向け、(仮称)ながれやま21パートナーシップシンポジウムを開催し、市民参加で(仮称)ながれやまパートナーシップ市民会議を設置し、市民と行政のパートナーシップのあり方等について検討する。
継続
70万
住民基本台帳ネットワーク事業03年8月から第2次稼働に伴う住民基本台帳カードの発行、付記転入届および住民票の広域交付に対応するための機器の設置等を行う。
継続
2363万7千


新ごみ焼却炉の排ガス規制保証値
項 目法・条例による規制保証数値
硫黄酸化物 K値規制
濃度規制
K 値9.0以下
3,979ppm以下
K 値9.0以下
10ppm 以下
窒素酸化物250ppm 以下30ppm 以下
ばいじん0.08g/m3N以下0.01g/m3N以下
塩化水素430ppm以下10ppm以下
ダイオキシン類0.1ng-TEQ/m3N以下0.01ng-TEQ/m3N以下

04年4月稼働に向けて建設中の新ごみ焼却場
右側はリサイクルプラザ(03年4月稼働予定)

 
「東京ムツゴロウ動物王国」計画断念へ
採算性への説得力があまりに不足
地権者の協力得られず


 流山市の北西部にある約280ヘクタールの水田地帯「新川耕地」の北端の約40ヘクタールの田んぼを埋め立てて「東京ムツゴロウ動物王国」をつくる計画を進めていた「株式会社グローカル21」(本社:流山市)は、このほど、この計画を正式に断念した。
動物王国が進出しようとした新川耕地北東部(南方から工業団地方面を見る)

 この計画は、衆議院議員松本かづな氏やムツゴロウこと畑正憲氏を役員とする「株式会社グローカル21」が、流山市の「新川耕地有効活用計画」への「参加」という形で進めようとしてきたものである。
 この土地を借地で利用しようとする計画で、10アール当たり20万円/年の借地料を提示していた。しかし、地権者の間では、この事業をそのものに対する不信感(採算が取れないだろう。その結果、土地を返却されてもかえって困る。など)が強く、借地料への不満とともに、この事業が途中で破綻したときへの不安などもあった。
 昨年(02年)末には、借地料を30万円/年にし、借地全体への保証金として1億円を支払う、など、条件を上乗せした提案をしていた。
 03年当初には、「グローカル21」と地権者との契約には弁護士を立てて問題 が残らないように指導していくというのが流山市の意向であった。
 けれども、地権者多数との交渉が不調に終わったために、「グローカル21」は、1月20日には正式に文書で「新川耕地有効活用計画『断念』」という趣旨の文書を眉山俊光市長宛に提出した。
 この計画には、この計画地に隣接する「流山工業団地協同組合」は「絶対反対」の立場をとり、市長宛にも「反対」の文書を提出し、反対の看板も立てていた。

 寄生虫や交通問題への不安も
 この事業には、当初から、多数の動物達が発する臭気、排泄するし尿などによる水質汚染などに加えて、想定されている年間100万人という入場者がほんとうだとすれば、この人たちによる交通問題なども大きな不安材料があった。

 流山市議会でも、社民党の高橋ミツ子議員が01年6月議会で、この事業についての質問をしたのを皮切りに、くさかべ信雄議員、戸部源房議員が質問をしている。
 とくに、くさかべ信雄議員は、「環境アセスメントを要請すべきである」と主張し、流山市も「要請する」と答弁していた。
 流山市議会「新川耕地特別委員会」も、02 年夏に「那須動物王国」(畑正憲氏が企画にかかわった)を視察をした。

 採算と寄生虫
 「那須動物王国」自体は、赤字で、スキー場を一緒に経営している大手商社が赤字を補てんしているという。
 また、「那須動物王国」にも、北海道の「動物王国」から移住した動物がいるが、寄生虫のエキノコックスが、まったく発見されなかったことは奇跡に近い、との指摘を獣医にされたとのこと。
 「東京ムツゴロウ動物王国」は、ほぼ全面的な動物の移住であるから、これら寄生虫への不安はぬぐえない。
 今後、「グローカル21 」は、どこにこの計画を持ち込む場合でも、この問題は避けて通れないだろう。

 また、動物達が、「東京ムツゴロウ動物王国」では、「人間との触れあい」を求められる。そのことによるストレスに対する不安もある。事実、「那須動物王国」でも、大勢の人間との接触によるストレスで人前に出られない動物もいるという。
 そして、最近のハウステンボスの例のように、多くのテーマパークが破綻している現実を前に、「グローカル21」社が、採算性への説得力を持たなかったことが地権者の理解を得られなかった最大の要因ではなかろうか。
 



この4月の市議選へ
6期目の挑戦を決意


流山市議会議員
くさかべ信雄


 東葛ジャーナルを発行しながら、流山市議会議員として活動をさせていただいてきました私は、今年の4月に行われる流山市議会議員選挙に6期目の立候補の決意をしました。
 市議会議員の仕事の重要な一つが議会で「質問する」ことであると、私は考えています。私は、一九八三年の初当選以来、一回も休まずに「市政に関する一般質問」を続けてきました。なぜこのような当たり前のことを書くのかと申しますと、年4回しかない本会議での「市政に関する一般質問」の機会に「質問」をしない議員も、残念なことに少なくないからです。もちろん回数が多ければそれでよいというわけではありませんが、内容が良いかどうかは市民の判断を仰ぐしかないことは申すまでもありません。
 私は、「教育」の問題や「環境」の問題を比較的に得意の分野として、できるだけ「提案」「対案」をしながら、質問し、市当局の追及をしてきたつもりです。
 「体罰」という名の教師による暴力をなくすための主張をあらゆる機会に続けてきました。新聞の紙面に私の追求が登場することも何回もありました。私が議員になったばかりの頃は、学校の現場では、タテマエ(体罰は禁止)とはうらはらに暴力で生徒を押さえつけようという体質は根深いものがありました。
 しかし、「くさかべさんががんばっても体罰なんかなくなりっこない、と思っていましたが、言い続けていくと減るものですね」と、あるお母さんから言われ、また、市教委の幹部職員から「くさかべさんのおかげで、体罰が減ってきました」とも言われたりもしました。
く毎年開かれる「江戸川・坂川シンポジウム」でコーディネーターをつとめている

 環境問題では、具体的な行動を多くの市民とともに、つづけてきました。江戸川や坂川の流域の住民でつくる「江戸川の環境を考える会」のメンバーとして、毎年夏にシンポジウムを行い、コーディネーターをつとめ、主張だけでなく、実際の行動で裏付けることもやってきました。
さらに、オオタカが棲む「市野谷の森」の保全については、「流山・自然観察の森を実現させる会」のメンバーの一員として、都市公団・千葉県・流山市との意見交換を5年間も地道に続け、放っておけばなくなってしまった「市野谷の森」を県立公園として25ヘクタールの保全を確実にさせることに成功しました。
 「核と戦争を許さない流山市民の会」とともに、一九八二年から毎年「反戦・平和」にかかわる集会を続けてきました。また、一九八六年以来、中学生と高校生を一泊二日で「ヒロシマ」への研修旅行(平和公園での原爆碑巡り、原爆資料館見学、原爆映画を見て、被爆者の講話を聞いて帰ってくるという内容)を続けてきました。
 


 くさかべ信雄のホームページもご覧ください(3 月10 日頃にオープン予定)
http://homepage2.nifty.com/kusakabe-nobuo/