子育てセミナーコーナー

 

 

 

 

 

子育てセミナー資料(第4回)                          2010/5/29

                               くずは聖書教会牧師  石黒 久浩

 

<前回までのおさらい>

[子育て理論編]

1.家庭教育の重要性と役割

・基本的な大前提→ 「わたしの目には、あなたは高価で尊い。」(イザヤ434

 「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」(マタイ2239

・基礎工事@ 知性を伸ばす教育

・基礎工事A 情操教育

基礎工事B 正しい意志教育

「喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい。」(ローマ1215

2.子どもの成長の五大要素

(1)愛される  (2)認められる  (3)受け入れられる

(4)選ぶ自由を与えられる  (5)許される

「神は人をご自身のかたちとして創造された」(創世記1:27)

 [子育て実践編]

1.子どもに対することばかけや対応

(1)子どもの心はお母さんの愛のことばで豊かに育つ

20年ほど前から「豊かな心を育てよう」が多くの小学校の学校目標になった

 →しかし、先生方は何をどうすればよいか分からず困っていた

  →豊かな心を育てる一番身近なものは、「音声のことば」である

・ことばがないと心が育たない例=狼に育てられたインドの二人の少女

@            感覚や感受性が異常である 

A 情緒的発達が遅れていて泣く、笑うがない

 B 羞恥心を欠き、自閉的で、対人接触に問題がある

・子どもの心が荒れているのは?

→子どもを取り巻く環境に、血の通ったことばが欠けていることが原因?

勘所⇒よい子を育てたかったら、まわりの大人がよいことば、心のこもった

    ことばを使う必要がある

                                   

 

・子どもの最初のことばの先生、最も身近な言語環境→母親である

 @たくさん話しかけようとしているか

 マザーリーズ(母乳語)の5つのポイント(3歳前までの子どもに適用)

  ・普通の話し方より、少し高い声になる

  ・ことばの抑揚を大きくする

  ・同じことを繰り返して話す

  ・ゆっくり間をとって話す

  ・微笑みながら話す

  何よりもよく話しかける→これがポイント

 A母乳語から離乳語へ(母乳語と離乳語は並行して覚えていく)

 ・母乳語→身の回りにある具体的なものごとの名前が中心

 ・離乳語→抽象的なことば ⇒ 絵本の読み聞かせが最適

  →昔の人も知らずに、昔話やおとぎ話を毎日聞かせていた

  →ユダヤ人は幼い子どもにも「聖書の神様」の話をして育てる

   ⇒ユダヤ人に数学、物理学、天文学の学問の天才が多いのはこのため

勘所⇒離乳語は知能の発育、心の発育に大変大きなかかわりをもっている

    これを疎かにして、頭脳の優れた子を育てるのは難しい

 

B自分が愛していることを伝えようとしているか

 「お母さんは○○ちゃんのことが大好きだからね」

 

C話し方が子どもの参考になるような話をしているか

 「△△の方がいいと思うよ。だってね、それは・・・」→理由が述べられる

 「でもね、こんなことも考えられるよ。例えば・・・」→多角的、具体的見方

 

(2)子どものやる気はお母さんのことばや態度に影響される

・どんなことばかけや態度で、子どものやる気を喚起させようとしているか

 →毎日の積み重ねは大きい

○ことばかけをチェックしよう

・一つでも新しいことができるようになったとき

「すごいね。こんなこともできるんだ。」⇔「あの子はもっと早く・・・」

・さらにたくさんの新しいことを覚えたとき

「すばらしい。何でもできるんだね。」⇔「安心しちゃいけないわよ・・・」

・挑戦したことが初めてできたとき

「がんばってよかったね。おめでとう。」⇔「お母さんが教えてあげたからよ」

 

○態度をチェックしよう

@わけも聞かないで、頭ごなしに叱ることがある

A「うるさい」「だめ」「いけません」など短いことばで叱ることが多い

B親の言うことに素直に従う子がいい子だと思っている

Cわが子と友だちをすぐに比較してしまう

Dよその子が習っているものは何でもやらせないと気がすまない

Eよその子がいるところで、自分の子の欠点や弱点を話す

 

 

 

◎第4回子育てセミナーに参加された方々の感想

 

<O・Sさん−4歳と2歳の男の子のお母さん>

 ことばかけの大切さ、本の読み聞かせがとても効果的だということが心に残りました。実践していきたいです。

 叱り方についても口うるさくしつこい感じにしている気がして、そんな自分に嫌気がしていたのですが、○○だから、○○したら△△になるからと説明することは大事なんだと分かってよかったです。これから自信をもって叱れます。(笑)

 この頃長男の言動に驚かされることがあります。「お母さん、仕事を見つけるのを頑張ってね。僕は保育園頑張るからね。」などと励ましてくれました。子どもたちが救いに与れるように。神様の愛を知ってのびのびと成長してくれたらなと思います。

 

<M・Nさん−6ヶ月の女の子のお母さん>

「ことば」について考えさせられる良い機会となりました。自分は良いことばで繰り返し話しているかと探られた時、まだできていないと思いました。聖書のお話を読んで聞かせることは、離乳語を覚えさせるだけにとどまらず、信仰継承にも大きな力をもつという新たな知恵も与えられました。

 これから一つ一つのことばを大切に語りかけていきたいなと思います。有難うございました。

 

<U・Sさん−1ヶ月の男の子のお母さん>

保育園で勤務していた時に、子どもへの言葉かけや対応等、子どもの成長と共に親の成長の必要性を感じていました。

今、自分自身は神様という存在を知り、神様に祈りつつ子どもと自分の成長を委ねていくことができていることがとても感謝です。

心が育たなければ死んでしまうというオオカミ少女の具体例を通して、私自身が心をこめて子どもにことばをかけてたくさん話しかけていきたいと思わされました。子どもの可能性は無限大!!

「主にあって、主に委ねて」ということが家庭の方針となるよう、夫の救いのために必死で祈っていきます。

 

 

 

 

子育てセミナー資料(第3回)                                  2009/10/31

 

                  くずは聖書教会牧師  石黒 久浩

<前回までのおさらい>

[子育て理論編]

1.家庭教育の重要性と役割

・基本的な大前提→ 「わたしの目には、あなたは高価で尊い。」(イザヤ434

 「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」(マタイ2239

・基礎工事@ 知性を伸ばす教育

・基礎工事A 情操教育

基礎工事B 正しい意志教育

「喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい。」(ローマ1215

2.子どもの成長の五大要素

(1)愛される  (2)認められる  (3)受け入れられる

(4)選ぶ自由を与えられる  (5)許される

「神は人をご自身のかたちとして創造された」(創世記1:27)

                                   

基礎工事B 正しい意志教育

○乳離れ・親離れ → 甘えと甘やかしの問題

  日本では子どもを甘やかすことに罪悪感を覚える人はあまりいない

  他国では見られない傾向 → 英語では甘やかし(スポイル=だめにする)

  甘えの心理=相手との一体願望 → 子の側=甘え 親の側=甘やかし

○「いい子」(サイレント・チルドレン)の危なさ−反抗期の正しい受け止め方−

   問題なのは「いい子」の内容→親の言うことを聞く子、反抗をしない子を

「いい子」と考えることは少々危険

 反抗は成長への道→反抗は子どもの自立へのステップ

  子どもの成長段階

 @第一自己拡張期→1歳

 A第二自己拡張期→3歳=いわゆる第一反抗期

 B第三自己拡張期→6歳

 C第四自己拡張期→10歳=いわゆる第二反抗期のはじまりで、親を批判し、

              口答えなども多くなる

 D第五自己拡張期→15歳

    反抗期は子どもが成長しつつ通る大切な段階なので、ここを通らずに大きくなった子は、

思春期頃になって非行や過激行動などに走る場合が多い

             ↓

「小さい時から、とてもいい子だったのに・・・」しばしばこの言葉が聞かれる

 

勘所子どもの反抗の実態を正しく理解すること

    温かく反抗を受け止めていくゆとりを持つこと

                 ↓

    親が権威を振りかざす場合は、子どもの反抗の度合いも激しくなる

 

○意志教育−親に従う−⇒家庭教育の基本方針の第一

・反抗を受け止めるとは、反抗を奨励することではない

    大切なのは基本的に子どもが親に従うようにしつける教育

「子どもたちよ。主にあって両親に従いなさい。これは正しいことだからです。」

(エペソ人への手紙6章1〜3節)

・子どもの自己主張が正しいものである場合→受け止め、認める

 子どもの誤った自己主張や失敗→間違いや失敗の原因を理解させ、そこで学ぶように導く

                  ↓

  いくら言っても強情をはるときは最後の手段(実力行使)=スパンクなど

               ↓

   幼児期に基本的な親の姿勢が理解されればほとんど必要なくなる

 

親に従うようにしつける→子どもが安心して従える親になることが先決

勘所⇒普段は締め付けないで、肝心なところでピシッと締める

  子どもが自分の意志で喜んで両親に従うことができること→目標

 

[子育て実践編]

1.子どもに対することばかけや対応

(1)子どもの心はお母さんの愛のことばで豊かに育つ

20年ほど前から「豊かな心を育てよう」が多くの小学校の学校目標になった

    →しかし、先生方は何をどうすればよいか分からず困っていた

    →豊かな心を育てる一番身近なものは、「音声のことば」である

・ことばがないと心が育たない例=狼に育てられたインドの二人の少女

@            感覚や感受性が異常である 

A            情緒的発達が遅れていて泣く、笑うがない

B            羞恥心を欠き、自閉的で、対人接触に問題がある

・子どもの心が荒れているのは?

→子どもを取り巻く環境に、血の通ったことばが欠けていることが原因?

勘所⇒よい子を育てたかったら、まわりの大人がよいことば、心のこもった

    ことばを使う必要がある

 

 

 

子育てセミナー資料(第2回)                                  2009/05/30

 

                  くずは聖書教会牧師  石黒 久浩

 

<前回のおさらい>

1.家庭教育の重要性と役割

(1)家庭教育の大切さ

・脳の配線は、3才までに65%、7才までに90%

(2)家庭教育とは何をするのか

家庭教育→人格形成教育=人間を育てる教育(知・情・意のバランス)

・基本的な大前提→ 「わたしの目には、あなたは高価で尊い。」(イザヤ434

 「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」(マタイ2239

・基礎工事@ 知性を伸ばす教育→知的好奇心と向上心とは結びついている

・基礎工事A 情操教育→感動する素直な心を育てる

「喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい。」(ローマ1215

基礎工事B 正しい意志教育→善い方に向かおうとする意志の強さを培う

○乳離れ・親離れ → 甘えと甘やかしの問題

○「いい子」の危なさ−反抗期の正しい受け止め方−

 反抗は成長への道→反抗は子どもの自立へのステップ

○意志教育−親に従う−⇒家庭教育の基本方針の第一

「子どもたちよ。主にあって両親に従いなさい。これは正しいことだからです。」

(エペソ人への手紙6章1〜3節)

                                   

2.子どもの成長の五大要素

(1)愛される

 愛される子 →他者をも愛する温かいゆとりのある人間になる

 愛されない子→心に安らぎがなく、いつもいらいらしている子になる

勘所⇒「愛する」とはお金をかけることと勘違いしないように

    かかわり方が問題になってくる(時間がなくても濃密に)

   発達段階によって「手のかけ方 ⇔ 目のかけ方」の度合いが違う

(2)認められる

 親が子を認めず、親の言い分ばかり認めさせよう→親の言い分を認めない

 ほんのささいなことでも認めていく→いい加減なことをしなくなっていく

どんなに小さくても人格を持った人間と認め続けること→自尊感情を育てる

勘所⇒何でも認めなければならないと勘違いしないように

    良いものと悪いものとの区別を親子で考えていくことが必要

(3)受け入れられる

 受け入れられていないという意識→心の安定を欠く→自信のない子になる

自分が受け入れられている意識=親子をしっかり結ぶ絆

 自分の考えが受け入れられる→自分の考えを構築する楽しさ、自己主張する

(4)選ぶ自由を与えられる

 親の考えた通りに歩ませようとする→自立心の欠如、不満は後で爆発

子どもが選択していいものは何かを見極め、選ぶ自由を与える

自分で選び、そのことに対して責任を持たせる→自立につながる

(5)許される

 子どもは失敗を重ね、試行錯誤しながら成長する→許される毎に成長する

勘所⇒親も以前は子どもであり、失敗をして大きくなったことを忘れるな

 許されることによって、人を許すことができる広い心が育つ

「神は人をご自身のかたちとして創造された」創世記1章27節

→神様は人間を関係性の中で生きるものとして創造された

→親は自分の愛をいかに成熟させていくか

 

◎第2回子育てセミナーに参加された方々の感想

 

<O・Sさん−3歳と1歳の男の子のお母さん>

 この頃、長男はずっと泣いて我を通そうとするところがよくあり、それは反抗期だからしょうが

ないのかなとモヤモヤしていました。今日のセミナーでちょうど反抗期の話があったので、

それを聞 いて反抗期は成長の段階で欠かすことのできない大切なものであることを知りました。

これを機会に、ゆとりを持って接していけたらいいなと思いました。

  レジュメを用いてのお話、一つ一つ解りやすく語って下さり、心に響くことがいくつもありました。子どもに対して目をかけ、心をかけていくことが大切だということを改めて教えられました。集まった方々と語らいの時にお交わりができ、思いを共有できたこともとても良かったです。このような集いが継続されることを切に望みます。

 

<K・Mさん−小学校4年生の女の子のお母さん>

  小中学生の子どもの子育ての心得について聞いてみたいです。また、反抗期の子どもに対してどう対処すべきかを、より具体的に聞いてみたいです。

 

<M・Nさん−今年12月に出産予定の方>

 私の場合は、まだ生まれていないので分からない面もありますが、まずは自分が神様につながる

こと、神様に愛されている自分であることを確認しました。神様によって、余裕を持って子どもが教会

につながる子育てをしたいなと思いました。セミナーにまた来たいです。

 

 

 

子育てセミナー資料(第1回)                                2008/10/25

                          

  くずは聖書教会牧師  石黒 久浩

 

1.家庭教育の重要性と役割

(1)家庭教育の大切さ

・よい教育の土台は家庭教育→この点を忘れてしまうと責任転嫁が始まる

・脳細胞の数は誰でもほとんど同じ。問題は配線の良し悪し。

脳の配線は、3才までに65%、7才までに90%

 

(2)家庭教育とは何をするのか

家庭教育→人格形成教育=人間を育てる教育(知・情・意のバランス)

・基本的な大前提→ 「わたしの目には、あなたは高価で尊い。」(イザヤ434

     「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」(マタイ2239

・基礎工事中の基本

しつけ(躾)→他者との関係の中でより良く生きることができるようにする

・基礎工事@ 知性を伸ばす教育→知的好奇心と向上心とは結びついている

・基礎工事A 情操教育→感動する素直な心を育てる

「喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい。」(ローマ1215

☆家庭における情操教育とは、親自身の自己情操教育と言ってもよい

基礎工事B 正しい意志教育→善い方に向かおうとする意志の強さを培う

*意志教育の第一 →子供の自立を助けること

 ☆自分のことは自分でする、自分のしたことについては自分が責任を負う

 

 

○乳離れ・親離れ → 甘えと甘やかしの問題

   日本では子どもを甘やかすことに罪悪感を覚える人はあまりいない

   他国では見られない傾向 → 英語では甘やかし(スポイル=だめにする)

   甘えの心理=相手との一体願望 → 子の側=甘え 親の側=甘やかし

○「いい子」の危なさ−反抗期の正しい受け止め方−

     問題なのは「いい子」の内容→親の言うことを聞く子、反抗をしない子を

「いい子」と考えることは少々危険

  反抗は成長への道→反抗は子どもの自立へのステップ

3歳(第一反抗期)と10歳(第二反抗期)における対応が問題だが、その前の

2歳と9歳にポイントがある→反抗期は子どもが成長しつつ通る大切な段階

  ☆勘所子どもの反抗の実体を正しく理解すること

       温かく反抗を受け止めていくゆとりを持つこと

 

○意志教育−親に従う−⇒家庭教育の基本方針の第一

「子どもたちよ。主にあって両親に従いなさい。これは正しいことだからです。」

(エペソ人への手紙6章1〜3節)

・子どもの自己主張が正しいものである場合→受け止め、認める

勘所⇒叱らなければならないときと叱らなくてもよいときの区別

     絶対に叱るとき→いのちに危険が及ぶ場合

・良心を育てる教育→親の方が「うそも方便、旅の恥はかき捨て」などという

行動を見せていたら、正しい良心は育たない

                     ↓

   何が正しいことで、何が間違っているのかをよく教えられ、確かな判断基準が与えられる必要がある

 

 

 

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