- 生活環境改善部の
今年度の取り組みと課題
本会では、定時総会も終わり、新役員体制で、各部局・委員会の活動がスタートしています。
生活環境改善部も、北村新部長を筆頭に、今年度の課題や目標を設定し、活動を開始しました。
そこで、今回はその主な内容についてお伝えしたいと思います。
まず、交通問題については、皆さんのご協力を得て、より幅広い取り組みを進めていきたいと考えています。
昨年度には国土交通省より講師を招き、視覚障害者誘導用ブロック(点字ブロック)についての研修会を開催するなど、学習を積み重ねてきました。
今年度はその成果を生かすべく、より多くの会員の皆さんに点検活動にご参加いただき、私たちが歩きやすい街づくりに向けて、取り組みを進めていきたいと思います。
二つ目は、ロービジョン問題についてです。
これまで、生活環境改善の取り組みは、全盲の人たちの要望活動を中心に行われていた感があります。
しかし、今後はロービジョンの皆さんの不便・不自由さを共に理解し、本会としてどのような要望活動を行っていくのかが重要になってきています。
とりわけ、中途視覚障害者の皆さんの気持ちに寄り添い、共に取り組みを進めていくことを重点課題としていきます。
三つ目は、日常生活におけるより身近な課題にも敏感に対応していくことです。
昨年度も、京都市の有料指定ごみ袋が視覚障害者も容易に区別できるような物になるよう意見を述べたり、定額給付金のお知らせの視覚障害者への周知方法に対して要望するなど、活動を積み重ねてきました。
今年度は、2年後に実施予定のテレビの地上デジタル化や、ハイブリッド車などについても学習しながら、様々な課題や要望内容を検討していきます。
又、今後も市民の皆さんと話し合い、協力しながら取り組んでいくことを、より一層大切にしたいと思います。
たとえば、最近は生活スタイルの変化等により、「音響信号機の音が大きいので取り外してほしい」という地域住民の方からの苦情が多く寄せられるようになってきました。
そこで、京都府警の協力を得て、生活環境改善部の部員・地元支部会員・職員が点検活動に積極的に参加し、地域の方と話し合いながら、ボリューム調整やスピーカーの向きの変更等を行っています。
前述したハイブリッド車についても、二酸化炭素削減という意味での取り組みは理解しつつ、視覚障害者にとって必要な対策を求めていく必要があります。
生活環境改善の活動を視覚障害を市民の皆さんにご理解いただく機会としてもとらえ、今後の活動を続けていきたいと思います。
「点字京都」2009年8月号より
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