池をめぐりて
ここは嵯峨野の大覚寺の寺域内にある大沢池の景色です。
嵯峨天皇が洞庭湖に模して造られたといわれ、離宮があり、空海、
橘逸成などの唐より帰国した当時の文化人のサロンとなりました。
この池は周囲が精々のところ、数百米の小さな池ですが、春は池
の周りの桜、夏は池を前にした多宝塔とさらに後ろに見える愛宕山、
秋は名月と紅葉(写真)、そして冬の落葉の木立、これらは、いず
れもしっとりとした、それぞれの季節の深い味わい見せてくれます。
ただ、池を見たり山を見るだけでも、和んだ気分になれる、取って
おきの場所です。
名月や 池をめぐりて 夜もすがら 芭蕉
はこの池を詠ったものです。
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