枯樹賦(2) チョ遂良書 唐
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使用筆・唐筆/蘭蕊羊毫 使用紙・機械漉半紙 使用墨・墨運堂濃墨液
ここから3回、普段の私があまり表に出さない臨書を掲載しようと思う。
先ずは枯樹賦を。一点目を上に掲載、下にスクロールしていくと他に2点掲載しています。
普段臨書する時は、私は全臨をという事で古典の一番最初から臨書する事が多い。
これも最初から書いていくうちのまだ初めの頃のもの。
若干私のリズムになりつつありながらも、まだ古典をかなり意識しています。
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上の臨書から少し書き進めた物です。
この古典の特徴でもある、「1字1字の変形」を強調して臨書しています。
リズムとしてはかなり乗って書いてますが、全体的にバラバラという感じです。
3行目などは、私の意思がかなり入ってしまってますね。
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文字の形としては、だいぶ2点目よりも古典に回帰してきていますが、
リズムは私のリズムを重視して書いています。
果たしてこういう臨書がいいのか?という事では賛否が分かれるでしょう。
ただ私はこういう古典の臨書をする事によって、私自身の創作に生きているという確信を
持っています。
また、古典に近付くという臨書の大命題もありますから、もちろんそれも怠りはしません。
が、所詮古典にはかないっこないんです。
とすれば、色んな古典が持つそのエキスと思える部分を自分の物にする事で、
古典とは別個のより自分らしい作品を書くための一助にはなるんじゃないかとも思います。
明治の書家「中林梧竹」の臨書なども、殆ど自分のリズムで臨書してるようです。
「あなたは梧竹のような優れた書家なのか?」と問われればNOと言わざるを得ませんが、
「下手に謙虚になり過ぎて法から抜け出られなくなる」という事も
怖れなければならないとも私は思っています。
ここに掲載した臨書も枯樹賦の根っこの部分は外してはいないと思っています。