九成宮醴泉銘 欧陽詢 書 唐
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使用筆・山馬筆 使用紙・機械漉き半紙 使用墨・墨運堂濃墨液
ここも先の枯樹賦と同じく3部作という感じで掲載します。
筆は一応「山馬筆」という形で売ってる物を使用したのですが、
実際の山馬筆に比べて価格が異常に安い物だったので、多分ニセ山馬筆でしょう。
ですので、メーカー名・筆の名称は明らかにしないでおきます。
恐らくイノシシの毛は若干含まれてるのじゃないか?と思われる堅い毛の筆を使用しています。
さて掲載作ですが、ここは真面目に普通に臨書してみました。
私自身この古典は生真面目過ぎて、書いているうちにイヤ〜な気分になる古典です。
「どーせおめーにはこんなに完璧に書くのは無理な話だろ?」と古典が語りかけてくるようで、
「そんなら書いてやろーじゃねーか!」とついついムキになってまともに付き合ってると、
段々ストレスが溜まってくる古典なのです。
くそ真面目でトッツキにくい人と時間を共にして、ドッと疲れが出るという事と同じように。
この古典ですが、筆遣いは至って素直。筆の理に無理がありません。
形としては凝縮と開張がうまく取り合ってるといて、非常にバランスがいいですね。
また、全体的に謹厳実直な感じがするのですが、随所に潤いを散りばめて余裕も感じられます。
強さの中にしなやかさ(田中康夫!?)があるのも特徴の一つですね。
学びやすい古典の一つではあるでしょう。でも惚れる程好きになれません。
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さて、この作ですが、最初に比べて古典の持つ強さをより強調してみようと試みました。
右と左ではいささか雰囲気の異なる物になってしまいましたが、
左の方がより強さを強調しているという点では解りやすいと思います。
右の方は若干筆に遊びを持たせながら、強さを追ってみようと思ったもの。
筆のたわみがある分だけ、柔らかい雰囲気になってしまいました。
どちらがいいか?という事になると、私自身でははっきり答えが出しにくいですね。
好き嫌いという好みで判断すると、私は左の方が好きですね。
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さて、今度は問題作を掲載します。
ここまでくると「九成宮か?」という疑問を投げかけられても仕方ありませんね。
少し古典から雰囲気が離れすぎてしまったかな?とも思いますが、
実際に私の勝手で書いたわけでもなく、私なりに古典を見て書いた結果なのです。
古典の線の根っこ・芯を辿るという作業をたまにしますが、この作はそういう作業の中で
出てきたものです。
果たしてそんな事をして意味があるの?と問われそうですが・・・・・。
ギリギリの線条でその古典らしさを表現する=古典のことがわかった という事にも
繋がると私は思っています。
余分な贅肉を引き剥がすという事であって、それに肉付けをすれば「あっ、古典と一緒じゃん」
というのを目指してもいます。
カッコよく言えば、「純化」する作業とでも言いましょうか。
それは古典を純化するというよりも、私自身を純化する作業なのです。
この作をあまり大真面目に捉えずに、私の高尚な遊びの一つと捉えて下さればそれで結構です。
こうして書くと墨を沢山使わずにも済みますしね〜(^o^)