楊淮表紀 漢・熹平二年(173)
![]() |
使用筆・西狹頌に同じ 使用紙・棉料単宣 使用墨・顕微無間(墨運堂製)
楊淮表紀は摩崖(まがい)刻の書である。
摩崖の書というのは、自然に曝された崖や石門などに直接に刻された書の事を言います。
この古典は刻する石の凹凸を気にしたのか?、行が曲がり字の大小も関わりなく
刻されており、それが却って自由闊達な雰囲気を醸しだしている。
線は細いながらも粘り強く強靭で、文字と文字の間も十分に取られているために、
大変韻致に富んだ雰囲気がする。
私の臨書は文字と文字に十分な空間を取らなかったのだが、文字と文字の間が
近い割にはうるさくならなかったのが、せめてもの救いでしょうか。
大変魅力のある古典であり、まだまだ勉強が必要かな?と思う。