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「SURT」
written by hydra







 SURT…いつの頃から、そんなサイトがネットで噂されるようになった。
 掲示板に依頼を書き込むと、調査の末、正当だと認められた場合のみ依頼者の『復讐』を代行するのだという。
 報酬は時価。
 一般人が生涯目にすることがないような大金から、タダ同然の値段まで様々。
 それは良くあるネット・ルーマーの域を出ないが…
 幾つもの犯罪組織が不可解な壊滅に至り、



――――― SURT スルト ―――――

 ・・・の文字が現場に残されていたのは、紛れもない事実である。




 ちなみに。
 善戦空しく、ドーラは古文で赤点を取った。



おまけ


    「ふうう〜」
     美緒は溜め息をつきながら、鉛筆を置いた。
     その下のスケッチブックには窓から見える風景が見事に描き込まれている。
     そこは美緒の自室であり、彼女はベットで上半身を起こし窓から見える風景を写生していたのであった。
     無論、髪は下ろしてパジャマ姿だ。
     どうして寝ていたかと言えば―――鬼の霍乱―――そう、美緒は風邪をひいて休んでいたのだ。
     体質上、怪我や病気から縁遠い美緒だったが、完全に縁がないわけではない。
     タマには、風邪くらいひく。
     タマには。
    「何か、久々にノンビリしちゃったなあ〜」
     軽く伸びをする美緒。
     久々に絵三昧の日々だった
    ―――窓からの景色だけと言うのがちょっと残念だったが、同じ景色でも時間や天気によって全く表情が違うという新たな発見もあり―――かつて無いほど充実した時間だったと言えた。
    「毎日こうだと良いんだけど…」
    「そうネ♪ だけどそうも行かないのが人生ってもんよネ♪」
     ポンと、肩を叩いてそう言ったのは…
    「ど、ドーラ!? ど、どうしてここに?!!」
    「お見舞いです…表向きは」
    「さ、紗慧まで…! え…? 表向きって事は…」
    「今回はアメリカです。裏はとっておきました。後は、暴れるだけです」
    「いやああああ!!もうバイオレンス吹き荒れる日常はいやあああ!!大体、私は病人…」
    「脈拍20、呼吸8…脳波、キルリアン・パターン、すべて異常なしです。完治なされたようですね。良かったです」
     紗慧が手にしたスキャナーを弄りながら、そう言ってにっこりと笑った。
     美緒の顔色が、サッと青ざめる。
    「さあああテ…行こうか、美緒ちゃン?」
    「ドーラ…なんか嫌なことでもあったの?」
    「うふふふフ…行くわよおおおオオ!!」
    「いやあああやめてヒトさらいきゃああああたすけてええええぇぇぇ…」



     そして。
     狂乱の『デス&デストロイ』によって、アメリカ片田舎の街が一つ壊滅することになるが…
     それはまた、別のお話。

めでたし、めでたし・・・?




 てなわけで。
 SURT改訂版です。
 遅れた分、サービスサービス♪
 ……ダメ?
 書いた当時とはキャラとかSURTの性格とかが変わってきたので、ちょっち変化させてあるんですが、どーでしょう?
 ちなみに、上のエピソードを補足すると、

 ブリギッテ・アルベスタから不可解な死を遂げた息子の復讐を依頼(息子が怪しげな組織に関わっていたのを知っていた)を受けたドーラは、色々か嗅ぎ回っているうちに向こうからの接触を受けた…彼らはかつてミュージアムと呼ばれた組織と交流を持ち、彼女の一族に伝わる『水』について知っていた…
 
 といったところでしょうか?
 あんまり深く考えてないんでアレなんですけど(笑)
 SURTは草刈ファミリーと少し毛色が変わって、彼女たちの相手は犯罪組織(ミュージアムの残党の影響アリ?)、やテロ組織、政府の陰謀のあたり…ピンチヒッターとして遺跡発掘にかり出されることもあるかも?

変更点

ギャグ色を濃く
 …いや、ドーラにシリアスは似合わないと言っているわけではなくて(笑)こうした方が差別化もできるかなと。
 ドーラちゃんは結果として、かなり『S』要素が強くなってしまいましたが…まあ、コレもやむなし!(笑)
 ちなみに、『お仕置き』された連中の多くは『M』として覚醒し、犯罪から手を洗ったがドーラのストーカーになると言う事実もあったりなんかして(笑)

多目的戦闘鞭『シュヴァンツ』
 実は形状記憶合金製で伸縮自在で、硬度も可変という設定が御座いまして・・・
 最大硬度では『棒』として使えるというのは考えてはいたのですが、結局使わずじまいだったので使ってみました。
 多目的とゆーのは、そういう意味だったりします。
 別に電流が流れるとかいうギミックは・・・・・・あると面白いかも・・・

美緒
 そーです。
 この時、彼女は風邪をひいていたのです。
 鷲士クンの例もあるので、この家族は風邪といえども絶対無理はさせないので、ゆったり休息していたわけですね。
 まあ、美緒といえども生身ですから、風邪くらいひくでしょう…ひくかな?…ひいたらいいな…
 …最悪、hydraヴァージョンという事でご勘弁を。


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