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キッコ・・・・・・・・・・キッコ・・・・・・・・・
キッコ・・・・・・・・・・・キッコ・・・・・・・・・・
キッコ・・・・・・・・・・・・キッコ・・・・・・・・・
一人のお腹の大きな女性が実に幸せそうな微笑を浮かべながら安楽イスの上でまどろんでいた。
「ん・・・んああ・・・あふ・・・・」
女性は大きなあくびをすると、ゆっくりと目を開け時計を見た。
・・・・・・後10分で検診か・・・・・・・・・
女性はゆっくりと右手でお腹を愛しげに撫でるとそっと語りだした。
「・・・・・・・・あなたはね・・・・・・・・・・・・皆から祝福される為に生まれてくるのよ・・・・・・・・・・」
女性は優しい目をして話を続けた。
「あなたのお姉さんはいつも泣いていた・・・・でも誰よりも強く優しい心を持っていた・・・・あなたのお兄さんはいつも、どんな時にも強かった・・・・でも誰よりも寂しがりな子だった・・・・」
・・・・あの子達を私は助けてあげられなかった・・・・・
「でもね・・・・しゅーくんと会って・・・・美沙は・・・どんどん明るくなってね、樫緒も・・・・素直に甘えられるようになっていったんだよ・・・・・みんなみんなしゅーくんに出会って変わったんだ・・・・・」
・・・・・そう、私も含めたみんなが変わった・・・・・・
「だから、君が出来た時はみんな大喜びしたんだよ・・・美沙はいつかいっしょにトレジャーハントするんだっ!て言うしね、樫緒は樫緒でそんな事をするよりも、まずはきちんとした教育を・・・・・て言って美沙に叩かれてたっけ・・・」
美貴は苦笑しながら話を続けた。
「二人とも、自分が小さい時のような思いをして欲しくないんだよ・・・・だからそういう話になってるんだけどもね・・・・でも・・・・・思いはみんな同じ・・・・・・」
ポン・・・・ポン・・・・と優しくあやすようにお腹を叩きながら美貴は続けた。
「・・・・・・・・・哀しい事はみんなで守ってあげる・・・・・・寂しい時には皆でそばにいてあげる・・・・・・嬉しい時は皆で笑ってあげる・・・・・・いつも、いつも、そばにいてあげる・・・・・・美沙・・・・・・樫緒・・・・・・しゅーくん・・・・・皆君の事が大好きなんだよ・・・・・だから・・・・・・・・・・・早く・・・・・・「会おうね」・・・・・・・・・・」
美貴は微笑むとまたゆっくりと眠りの中に落ちていった。
「美貴ちゃん・・・・もうすぐ病院行く時間だよ・・・・美・・・貴・・・ちゃ・・・・寝ちゃってるんだね」
幸せそうな微笑みを浮かべる唇に、そっと優しくキスをして毛布をかけなおすと、鷲士は部屋から出ていった。
「大好きだよ・・・・・ゆうちゃん・・・・」
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