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【ローリーさんの失敗談から:その1】 【その2】 【その3】 【その4】 【おまけ】 【言葉の違い】 【発音の違い】
ニュージーランドは、歴史的にイギリスの植民地であったことから、英語はイギリス英語を基盤
としている。日本の英語教育では、主にアメリカ英語が使用されている。私自身も語学学校、 留学時代を通してアメリカ英語を学んできている。私はイギリス英語のリスニングが苦手で、ニ ュージーランドに行くことを実は半分は恐れていたのである。ところが、ホストファミリーのママ、 ローリーさんがアメリカ人であったことからステイ先でのコミュニケーションは困ることがなかっ た。それどころか、ローリーさん自身の英語に関する失敗談を聞くことができてアメリカ英語と ニュージーランド英語の違いが勉強できたのである。
ちなみに、ニュージーランドの人はアメリカの映画、ドラマ、ビデオ類を見ているので(テレビドラ
マ等のほとんどがアメリカのものだった印象を受けた)当然アメリカ英語がわかる。
ニュージーランド人のご主人と結婚されているローリーさん。ニュージーランドに住み始めて8
年になるそうだ。しかし、最初の頃は、キウィー英語がわからず、(ニュージーランド人のことを kiwiと呼ぶため、Kiwi English、つまりキウィー英語と呼ばれている。)苦労されたらしい。同じ英 語を話しているのに「あなたの言うことがわかりません」ということができず、後からご主人に 「ところで、みんな何を話していたの?」と聞くことがしばしばだったとか。
また、ローリーさんのアメリカの友人から電話があり、電話にでたご主人と話した後、「さっき、
ご主人何話していたの?」と聞かれるとか。
ご主人が、アメリカに行ってファーストフード店のドライブスルーを利用すると、必ず注文した物
と違う品が入っているらしい。「アメリカ人は英語がわからん!」と激怒し、今はドライブスルー を利用しないそうだ。 人、イアンさんもその一人である。しかし、ローリーさんはあまり興味がなく、「でも、応援なら好 きだわ。」と、"I like rooting. "と、言ったところご主人とその友人は大爆笑したらしい。さっぱり わけのわからないローリーさん。さて、アメリカ英語で"root"は、「応援する」という意味がある が、キウィー英語ではなんと、"having sex"だったのだ!!!が〜ん。 rest room","ladies' room" "mens' room"と言う。 ちなみに"toilet"は、ダイレクトな響きなた め、使われない。日本語だと「便所」くらいの響きか。また、アメリカでは、「便器」自体を指すこ とが多い。外出中、トイレに行きたくなったローリーさん。そこで、トイレの場所を聞くのに、" Where is a rest room?"と尋ねたところ不思議な顔をされたそうだ。「なんで英語が通じない の!!」と思いつつも"toilet"なんて下品で言えない。せっぱ詰まっていたローリーさんは、つい に"I want to pee!"「おしっこがしたいの!」と言ってしまったそうだ。すると"Oh, toilet!"といわ れ、指さす方向には"toilet"という表示が…。キウィー英語では、"toilet"でよいのである。公衆 トイレ等の表示もすべて"toilet"となっている。「他人に”おしっこがしたい”なんて言ってしまい、 後から思い返すとすごく恥ずかしかった!」と。(^_^;) 語では、テイクアウトは"To go"。店内で食べる場合は"Here."と答える。ハンバーガーショップ で、店内で食べるため、"Here."と答えたところ、"Pardon?"と聞き返されどうも要領を得ない。 そこで"I'd like to eat HERE!"と言ったところ、やっと通じたらしい。ちなみにキウィー英語では、 テイクアウトは"Take away."店内で食べる場合は、"Eat in."と答えるのである。そういえば、私 のステイ中にハンバーガーショップに行ったとき、「ここで食べる」と答えたローリーさんである が、店員はテイクアウトの準備をしていた。「もう!8年もここにいるのにまだ理解してもらえな いなんて!」とおかんむりのローリーさんであった。 に気づいたローリーさん。「もう!」「いやになる!」程度の意味だと思い、早速使っていたらし い。ご主人のお母さんと話しているとき、さっそうと使ってみると「なんて言う言葉遣いを!」と言 われきょとん。"bloody"は、いわゆる"f-word"や、"g-word"に匹敵するswear word(ののしり 言葉)だったのです。それを知ったローリーさん、もちろん顔面蒼白だったとか。みなさんもご注 意を…。
おまけ: 私がステイ中のこと。電話注文したものを取りに、店に出向いたローリーさん。店員
が、"Where are you from?"と、聞くので、誰かいるのか後ろを振り返ったが誰もいない。自分 に聞いていることを知り、「どこに住んでいるのか」という意味で聞かれたと思い、「ワイヌイに 住んでいる。」と答えると、「誰かと一緒に?」と聞かれる。どうやら店員は、ローリーさんを旅行 者と思っていたらしい。「8年も、ここに住んでいる。」とローリーさんが言うと、「え!?8年もこ こに住んでいて、まだそんな話し方しているの!?」と言われたそうな。「アメリカに里帰りする と、お母さんや友達に『話し方が変わった。』『話し方がおかしい。』と言われるしギズボーンで は『まだアメリカなまりがある』と、いわれるし。自分としては、8年も住んでいるからKiwiになっ たつもりでいたのに!」とローリーさん。アメリカ人も、キウィーも同じ英語を話しているのだが、 英語の違いから、お互いに自分たちの英語が標準英語をだと思っているのだから、なんだか 面白い。 TOPへ↑ cookieをbiscuit、subwayをundergroundというなどは、省略しました。ところ変われば、言葉も意 味も変わるのである。
どない。(例: Scotch tape(米)→sellotape(キ) Klenex(米)→tissue(キ)
大きな違いは、母音の発音である。日本語で英語の発音を表記するのは難しいが、あえて表
記をしてみると…。
1.「e」(エ)の音が(イ)に近い音になる。 (「pet」(American では”ペェット” Kiwiでは ”ピィ
ット”「7」は”スィーヴン”「10」は”ティーン”と、口角を横に引っ張るように発音する。)
2.「a」aとeがくっついたような発音記号の音はKiwiでは存在しない。(「cat」”キャァーット”は
”キィーット”になる。「banana」は”バナァナ”が”バナーナ”と日本語のような音になる。以前、某
英会話学校のテレビCMで、日本人男性俳優が”バナーナ”と発音して、横からネイティブスピ ーカーが”ノー、ノー、バナァナ”と訂正する、というのがあったが、Kiwi英語のことを考えると、 別に間違っているわけではないのである。)
3.「a」、「ai」、「ei」など(エイ)の音は、(アイ)に近い音になるが、オーストラリア英語ほど強く、
(アイ)には聞こえない。(エイとアイの中間音) (「eight」”エイト”が”アイト”になる。ほか、 「table」、「train」、「grapes」など。)
4.語尾の「r」の音は強調されない。日本人には、ほとんど発音されていないように感じるけれ
ど、ちゃんと音の区別はされていると思う。ちなみにだいちの担任の先生は、Mrs. Harte- Fielder という名前だが、Americanでは、”ハァ(rの音を出して)ト フィーゥダァ(rの音を出 す。)”だが、”ハァート フィーゥダー”と語尾を伸ばすように発音されていた。
5.「ir」「er」の「r」の音はほとんど発音されない。「girl」は、”ゴァー(rの音を出して)ル”が、”ゲェ
ール”となり、イギリス人の先生がいたが、その発音は”ガーゥ”のように聞こえた。3者3様であ る。
6.単語の中間に存在する「l」(エル)の音が消えることがある。(「bold」(髪のないこと)”ボーゥ
ド” が”ボード” になる。これは、ローリーさんの息子、イアンが発音しているとき、「ほらね。 Kiwiは、こう発音するのよ。」と教えてもらって初めて気がついたこと。日本人には「l」と「r」の聞 き分けが難しいので、言われないとなかなか気づかないかもしれない。
7.NHK「英語であそぼ」でおなじみの、エリックのCDの中に「Lettus, Tomato, Corn」という歌が
ある。私が、教室で「レラス、トメェイトォ、コーン」、と歌っていたらいぶかしげに私を見る、クラ スの女の子が。そして、「トメェイトォ?ン、ン、(と首を横に振り)トマァートォー!」と教えてくれ た。
おまけ:ネイティブスピーカーの間でも、こんなに発音が違うのである。そして、みんな自分の
発音が標準だと思っているのだ。私が思うには、コミュニケーションを図る上において、きちん と相手に通じる発音であれば、日本語なまりがある英語を話しても全く問題はないと思う。それ どころか、英語になまりがある=母国語を持つわけだから、2カ国語話せるとことを誇りに思う べきである。私は、講師という仕事柄、英語の発音を磨くために努力はしている。しかし、まだ 日本語なまりは残る。だが、どこに行ってもちゃんと相手に通じる。
なまりなしの英語を話すには、幼少、あるいは10代前半頃から、英語圏に住んだ人でなけれ
ば、難しいと思う。英語は発音だけではないのだ!まずは、一生懸命伝えようとする態度が大 切なのだ。みんな、自分の英語に自信を持とう! ![]()
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