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1. レモンの勇気/PSY・S 2. モナパーク/GONTITI 3. Up town Traffic/鈴木賢司 4. BRUCE/溝口肇 5. ドリーム・スープ/AMOR 6. SANSO/くじら 7. Teenage(Edit Version)/PSY・S 8. サイレント・ソング/PSY・S 9. 時計じかけのせつな/ZELDA 10. ショート寸前/Barbee Boys 11. 嵐のあと/The Street Sliders 12. 風の中で/楠瀬誠志郎 13. レモンの勇気(Special Remix Edit Version)/PSY・S 14. CUBIC LOVERS/PSY・S |
さて、ビデオをスタートさせるとメインテーマである"レモンの勇気"が始まる.気持ちが良くなりますね.で、新宿中央公園のシーンでは、GONTITIの"モナパーク"がさりげなく流れ、それが映像と実に良くマッチしている.テレビスタジオのシーンでは、陽司の曲として鈴木賢司の曲がチョイスされている.当然ヴォーカルは入っていない.何でも、原作者の意向で「なーんだ、GASPってSlidersなんだぁ」というように思われるのが嫌で、それぞれのキャラクターにヴォーカルを入れるのを反対し、松浦雅也もそれに賛成したとのことだそうだ.だから、ヴォーカルは無し.でも、うまくそれぞれのキャラのイメージが掴めるのでそれは成功していると言えるだろう.溝口肇の"BRUCE"も園子の曲として同様である.また、"ドリーム・スープ"、"SANSO"は映像によくマッチしておりコミカルさを演出している.
んでもって、本作の1つの目玉が"Teenage"のEdit-Versionである.アルバム"Different View"では見事なテクノビートであったが、こちらはロック調にアレンジされてて、それがまた目茶苦茶かっちょええ.まだ、この頃のPSY・Sってどっちかってゆーと、テクノ的な評価をされていたと思うけど、こんな感じでも出来るんだと、思わずにっこりさせられた記憶がある.CD化されればいいのになぁ.
んで、続く"サイレント・ソング"は、華々しい花火の映像を更に盛り上げてくれる.まさしく適材適所じゃなくて、適画適曲と言えるであろう.そーいや松浦雅也ってついうっかり忘れがちだけど、音に関する感性だけじゃなく映像に関する感性も鋭いと思う.それは、"The Seven Colors"や"Music In Your Eyes"などでもお馴染である.本作では音楽監督は当たり役と言えるね.もう一つそーいやがあった.Nokkoが声優として出演しているのである.所々で聞かれるヴォイスがいかにもNokkoらしくていい.続くZELDAによる"時計じかけのせつな"は、ドラムがドカドカ鳴っている名曲である.TO-Yの苦悩が上手く演出されていて小面憎い.次のBarbee Boyの"ショート寸前"はビリヤード場のBGMとして流れているが、この曲はホントにさりげなく流れていて、それがまたストーリーをスリリングに盛り上げている.そして、Slidersの"嵐のあと"は挫折感・敗北感といったモノを醸し出し、どこかやるせない気怠い感覚を呼び起こす.そんな挫折感の中で楠瀬誠ちゃんの"風の中で"が光明を見出すきっかけの曲として使われ、いよいよドラマは佳境に入る.
そして、もう1つの目玉であり本作の最大の山場であるLIVEに突入.曲はもちろん"レモンの勇気".但し、これも現在でもCD化されていないSpecial Remix Edit Versionである.このEdit Versionは思いっ切り力が入っていて聞き応えがある.おまけになんとChakaまでが声優として出演している.バイクにまたがったねーちゃん役で「特攻だよ」と呟いている.迫力〜っ!で、Edit Versionの"レモンの勇気"は"Teenage"同様ギターが思いっ切り全面に押し出されていて、原曲より強烈なリズムで押し寄せてくる.何度聴いてもいや見てもか気持ち良い〜っ!サイコーっす.いつしか曲は原曲の"レモンの勇気"へと変わり、静かにエンディングである"CUBIC LOVERS"が流れ終了となる.
全体的によく出来ていると思う.でも、原作を読んでいる人にとってはストーリーが全然違っててつまらないみたいね.良かったのは音楽だけ、なんて言ってた人もいたし.幸いおいらは原作を読んでないから楽しめたけど.まあ、今後も原作を読むことは無いでしょう.原作を読むことによってイメージが壊れるのが嫌だし、それに伴って音楽のイメージまで崩れたら勿体ないしね.こんな良い音楽ビデオはそうそう無いと思う訳だし.