2000年11月2日
迂闊にも友人のメールからコンピューターウイルスに感染してしまった。いつもメールのやりとりをする相手だから何の疑いもなく添付ファイルを開いてしまったのが、間違いの元だった。その後の長い長いパソコン冬眠時期に入ることとなるとは、その時は露ほどにも思いもしなかったものだ。
件名も本文もないので、不思議なメールだなぁと思いつつも、きっとくんみん(仮名)のことだから、何か一手加えたメールなんだろうと勝手に都合の良いように解釈して開けてしまった。だけど開けては見たものの一見何の変化もないため、二度三度とクリックを繰り返す。それでも期待する画像が出る訳もなく、笑わせてくれる文章が出てくる訳でもない。数時間後、再び電脳を使うために電源を入れてみると、どうした訳だかいきなりダイアルアップ接続の表示が出る。う〜ん、何故なんだろうと思いながらもそのまま電脳を使い続ける。当のメールを送った本人も出した覚えがないと言うし、しかも数日前からご丁寧にも「さあ、早くインターネットしてして」と言わんばかりにダイアルアップ接続が出ていて不思議がっていたそうだ。こりゃ同じ症状であって話にならない。この時点で、ひょっとしてコンピューターウイルスというやつとちゃうかと思い始めるが、時既に遅くしっかり感染していて、人にメールを出そうものなら勝手にその相手にウイルス添付メールが自動発送されるし、何か作業をしようものなら途端に「不正アクセスのため強制終了」のエラーメッセージが出る始末。そのうちだんだんと調子がおかしくなってくる。
どこらへんから来たものかメール辿ってもらうと、くんみんに送った相手はタイから直接メールを受けていて、どうやらそこらあたりで感染していたことが分かる(後日、タイなどの東南アジアからウイルス感染があると知人に教えられる)。くんみんの伝で、ウイルス除去方法を試してみるが、ものの見事に失敗してしまいとうとう一切の軟件が使えなくなって、初めて電脳で途方に暮れてしまうことになる。こんなことで長い長い冬眠生活に入るとは。
ウイルスワクチンを買って試してみるが、これも駄目。くんみんはボクの失敗を見て異常なほど慎重になり、例の除去方法(工程師にこの方法はちょっとしたコツが要ると後の祭り状態で聞く)と違う手で、見事に復活を果たす。そりゃないやろ〜と思うがそこは紳士(?)のボク、相手の復活に拍手。
とうとう最後の手段、伝家の宝刀の「再インストール」しかない、その前に長いバックアップ作業。CD-RWは付いてないため全部フロッピーだからその数ときたら。
全てが消えることに躊躇いもあったんだろうか、まず上書きインストールを試してみる。やはり駄目。でもウイルスワクチンを入れてみると、敵の正体が「W95.dr」(たぶんこんな名前だったと・・・)と判明するものの削除しても削除しても次から次へと出てくるゾンビウイルスときた日にゃ、「再インストール」を決意するしか仕方がなかった。実に面倒臭いもんだ。
ウイルスワクチンのパッケージには「毎月300種あまりのコンピューターウイルスが生まれているインターネットの世界」とある。そこでのウイルスの定義は「悪意のある人が作成したコンピュータープログラム」。世界には何と悪意のあるウイルス作者の多いことか。