2006 出雲&広島の旅 1日目
8月7日(月)
気がついたら、出雲にいた。
思い返すと、そんな表現が いちばん ぴんとくる。
ある日、相方が 「 夏休み、どこか旅行にいこうよ 」 といった。
うれしいけど、今年は 春に 沖縄 にいってるし、お金もないし・・・ (笑)
そんな気持ちで、なんの気なしに 「 どこいく? 」 と聞いたら
「 広島でしょ? 厳島神社に行きたいんじゃないの??? 」
そうなのだ。
厳島神社の夢 を見たのは 2月2日 のことだった。
あれからずっと 「 いつか行きたいなあ~ 」 と思ってはいた。
「 いいの? 」 と、聞いたような気がする。
「 もちろん 」 と、いわれたような気がする。
ここから先、すっかり 記憶が飛んでいる。
気づいたら、今朝になっていて 5時55分55秒 に目が覚めた。
(↑うちの 目覚まし時計 は 我が父の手作り で、秒数まで出る (笑))
あ~、なんだか 幸先いいな♪ と思ったことは覚えてる。
そして 出雲空港 にいた。
広島 って話してたのに、なぜ 出雲 にいるのだろう?
しかも 3泊4日 だ。 お金 ないんじゃなかったのか?
謎は、深まるばかりだ。
・・・ん~、でも 実際来ちゃってるし
ま ・ いっか (笑)

なんだか ほっ とします。
初めて降りたつ 出雲の地 は、とってものどかで
どこか 懐かしいような気持ち になる。
どこまでも広く 青く 澄みわたる、夏空。
まだ小さな 稲の穂 を揺らしていく、優しい風。
じりじり と照りつける、太陽の日差し。
いま ここで こうしていることが、なんともいえない 不思議な気分♪
さて レンタカーを借りたら、まず向かうのは 最初の目的地。
神話の国 出雲といえばココ!
出雲大社(いずもおおやしろ!!!
しばらく走った車の助手席で、ウキウキ気分で ガイドブック を探すわたし。
「 ・・・? 」
そして、ふたり同時に 顔を見合わせて 叫ぶ。
「 ああっ!!! バッグ、忘れたあっっっ!!! 」
そうなんです。
このドジなふたり組みは、服などの入った 大きなバッグ を
レンタカー屋さんに、ちゃっかり置きっぱなしにしてきました (笑)
慌てて引き返すと、ありました~っ!!! 我が家のバッグ♪
そして横には、ものすご~く 困り顔 のレンタカー屋のおねーさんが。
顔中の筋肉を 最大限 に使った 「 てへへ 」 顔をして (≧▽≦)ゞ (←こんなの (笑))
車から降りてきた わたし を見て
こころから ほっとした顔 をした、レンタカー屋のおねーさん。
その節は、大変ご心配をおかけしました☆
お忙しいだろうに、嫌な顔ひとつせず
笑顔で送り出してくれて、本当にありがとう。
いつも思うけど、失敗すると ひとの優しさ が身にしみる。
失敗したときって、ものすごく恥ずかしい。
だからこそ、笑ってもらう ありがたさ がわかる。
もしも なんでも完璧で、だれにも なんにも 助けてもらうことがなければ
こんな気持ちも、感じとることは出来ないかも。
そんな風に考えたら、ドジ も 失敗 も恐れることはない。
すべては ひとのやさしさ を感じるための、ステキな出来事になる☆
・・・な~んて、ものすごくカッコイイこと言ってますが
ただ単に ドジの言い訳 だということはナイショです (笑)
おねーさんの やさしさ をかみしめながら、今度こそ 出雲大社へ。
鳥居の前で、思わず立ち止まる。
「 あ~、本当に来たんだ・・・ 」


出雲大社鳥居と、松並木の美しい参道。
一礼して、鳥居をくぐり 参道を歩く。
じゃっ じゃっ と砂利の音がここちよく、こころが静まっていくのがわかる。
砂利の道は、急いで歩こうとしても
足をとられてしまい、どうしても早く歩くことが出来ない。
それは 参道が、ゆっくりと歩を進め こころを落ち着かせ
神さまにお会いする前に、自分自身を 内観するべき場所 だからなのだと思う。
こころを静め、落ち着かせ、ゆっくりと ゆっくりと・・・
しかし、 あ ・ あ ・ あ ・ 暑いっっっ!!!!
それもそのはず、この日はあちこちで
今夏の 最高気温 を記録しまくりの大猛暑 (笑)
歩いているだけで、汗が滝のように流れ落ちます。
ふと、太鼓 と 神楽鈴(かぐらすず) の音が聞こえてきました。
ど~ん・・・ と響く太鼓、しゃんしゃん と切れのよい神楽鈴。
どうやら、拝殿でご祈祷中の様子。
耳を傾けていると、こころが静まるとともに
汗が、ひいていくようです。
銅鳥居をくぐって、思わず 「 うわあ~ 」 と声をあげたのは
まさに 「 荘厳 」 という言葉が ぴったり くるような
そのたたずまいに、圧倒されたから。
重々しく、 威厳 と 気高さ をあわせもった、大きな古いお社は
人々が、ずっと大切に守ってきた場所であることを
ひしひし と、感じさせます。


拝殿の注連縄(しめなわ) と、その裏の八足門。
ここから本殿を参拝する。

山々と青空と本殿と。
ご縁をいただき、ここ出雲の地へお参りできたことを
ただただ ありがたく思い、感謝の気持ちをお伝えしました。
さてさて、出雲大社にはたくさんの不思議があります。
まずは ご本殿ついて。
「 古事記 」 や 「 日本書紀 」 によれば
出雲大社の本殿は、日本一 大きな木造建築 であり
平安時代の本 「 口遊 (くちずさみ) 」 によれば、その大きさは
東大寺の大仏殿 15丈 (45m) を超える
16丈 (48m/15階建てのビルを超える高さ) であったらしい。
それはそれは長い階段 (109m) をのぼり、たどりつく
高層社殿 であったという記録が残っています。
現在は 8丈 (24.2m) で 1744年 に造替されたものですが
本殿は階段をのぼった先にあり (一般の人は入れません)
やはり 日本最大の神社 であるそうです。
拝殿の裏 (八足門の前) には、平成12年4月 実際に
地下から発見された いにしえの御柱 のレプリカや、写真があります。
3本の巨木を鉄の輪でひとつにまとめ、細いものでも 直径3m あったとか。
また 表面には、赤色の塗料がわずかに残っていて
社が赤く塗られていたことも、わかったそう。

(出雲大社パンフレットより)
拝殿の裏 (八足門前) の床には、御柱の大きさをあらわすマークが入っていて
「 本当に 15階建てビル の高さの社殿が、あったのかも 」 と
思わずにはおれないくらい、巨大なものでした。
それから、参拝方法。
ふつう神社では 「 二礼 二拍手 一礼 」 ですが
ここ出雲大社では 「 二礼 四拍手 一礼 」 とされていること。
(ほかにも 大分の宇佐八幡宮 など、同じ作法のお宮があるそうです)
そして、注連縄 (しめなわ) の向き。
ふつう注連縄は、社殿からみて 左 (正面からみて右) が上位とされているのに対し
出雲大社の注連縄は、まったく 逆 (正面からみて左が上位) になっているそうだ。
さらにさらに、御神座の向きも。
ここ 出雲大社 は 因幡のしろうさぎ神話 でも有名な
大国主大神 (おおくにぬしのおおかみ/おおくにぬしのみこと) さまを
ご祭神 として、お祀りしています。
神仏習合により 大黒さま の呼び名でも親しまれ
縁結び や 福の神さま として、深く信仰されているのですが
その大国主大神さまは、なぜか
西側 (正面からみて左側) を向いていらっしゃるのです。
ということは わたしたちは、横顔をお参りしていることになる。
なんとも不思議なつくりです☆

御神座は、西向き。
これらの理由は、ほんとうにたくさんの説があるので ここでは省きますが
興味のある方は、ぜひ 調べてみください♪
そして最後に 不思議 というより
ただただ すごいなあ と感慨を覚えたのは
出雲大社の 宮司職 は、代々 世襲制 で
天照大御神 (あまてらすおおかみ) さまの第二子
天穂日命 (あめのほひのみこと) さまの 末裔 がつとめているらしい。
(第一子 天忍穂耳命 (あめのおしほみみのみこと) さまからつながるのが、天皇家)
現出雲大社宮司さんは 84代目 だとか。
日本という国の歴史、その重みに感服するばかりです。
本殿の裏手に回ると 素鵞社 (そがのやしろ)。
素戔鳴尊 (すさのおのみこと) さまを、お祀りしています。


素鵞社と、深い緑。
素鵞社の裏手の木々は、とても緑深く
九州の 天岩戸神社の御神域 を思い出すような
なんともいえない 神々しさ に、包まれていました。
またこの素鵞社は、本殿の裏手にあるため
すぐ前は、ご本殿に 一番近寄れる場所 になっています。
木々が日陰をつくり、暑さも和らぐこの場所で
神聖な気持ちで、しばらくゆったりと時間をすごしました。
素鵞社から先へ進むと、彰古館という宝物殿があります。
なんと入館料 50円!! (笑)
中には大黒さまの像や楽器、古い文献、組木の柱など
展示物がたくさん並んでいて、興味深く 拝見しました。
・・・しかし、正直 めちゃめちゃ暑かった です (笑)
正面からみて、拝殿の左手 (大国主大神さまのお顔のむいてるほう) にまわると
立て札が立っていました。
そこには 『 出雲大社御本殿の正面は 南向きだが
御神座は 西向きになっていること。
参拝者は昔から、まず 本殿正面 で拝礼し
瑞垣 (本殿を囲む垣根) に沿って
摂末社 (ご祭神と ご縁の深い神々 を祀ったお社) を参拝してから
御神座正面の この場所 より 再度拝礼 をすること 』 が書いてありました。
おおお、なんの気なしに進んでいたけれど
きちんと まわれていたらしい (笑)
再度、お参り。
そして、神楽殿へ。
思わず 「 うわ~!!! 見たことある~!!! 」 と
叫んでしまいそうな 巨大注連縄 (しめなわ) に、大感動です。

でっかいな~☆
神楽殿の横に、テントがあり
「 冷たい麦茶 ご自由にお飲みください 」 の文字が。
もちろん、遠慮せずいただく (笑)
汗だくの身体に、冷たい麦茶がおいし~い!!!
こういうこころ遣いって、ステキだなあと
ほっと一息つきながら、しみじみ思いました☆
車に戻り、国譲り神話の舞台 稲佐浜へ。
稲佐浜の 弁天島 (国譲り岩) のお社には
漁業の神さまとして、弁天さまが祀られているそうです。

稲佐浜から、今夜の宿のある須佐温泉へ。
出雲大社から須佐温泉へは、車で30分ちょっと。
空気の澄んだ山の中へ、どんどん進んでいく。
途中、青空のもと 10秒ほどのトンネルを抜けると
突然 土砂降り になったりして、ふたりで顔を見合わせ笑い転げました。
到着するころには しっかりやんでいて、なんだか不思議♪
その後、相方が大浴場にいってるあいだに
わたしは 近所を散歩 することにしました。
澄んだ空気、鳥の鳴き声、川の流れ、ゆっくりと降りていく 太陽。
夏の夕暮れ。
豊かな自然と、どこか懐かしい風景の中
なんともいえない やさしい時間 の流れる町に
こころがほぐれて、やわらかくなっていくのがわかります。


雨が空気を洗って、キレイ。
宿に戻ると、お待ちかね!!の お食事の時間☆
くいしんぼうのわたしたちは、奮発して 6,000円 のコースをお願いしたのですが
(お金がなかったんじゃないのだろうか・・・ (笑))
とにかく、めっちゃめちゃ おいしかった!!!
お造り、マツタケの土瓶蒸し、茶碗蒸し、カニ、ヤマモモ酒・・・
どれもこれもおいしかったけど、細切り大根のキムチ (手作り?) や
ちょっと添えてあるポテトサラダ (生クリームを使ってる?) など
ひとつひとつの料理 に手が込んでいて、素晴らしい!!

ごちそうさまでした!!
お造りの醤油はなんだか色が濃く、どろっとしていて甘い。
わさびが合う!!
宿の方にうかがったところ、この出雲の醤油は
好き嫌いが けっこうわかれる とか。
わたしは、いっぺんでファンになり
ぜひぜひ おうちでも使ってみたいなあ と思いました。
本当に 素晴らしいお料理ばかり で、大満足♪
贅沢しちゃいましたが、おいしいお料理 って
それだけで 幸せな気分 になりますよね。
もちろん地酒もいただいて (笑) きもちよ~く就寝☆
1日目終了。










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