旅日記 長野~金沢の旅/にしやまゆかスピリチュアライズ研究室 來風 [LIFE]

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2009 長野~金沢の旅

8月3日(月)

今年もまた、いつのまにか 我が家の恒例行事となった
夏の旅行の季節が、やってきました。

「どこがいいかな?」 と考え、候補を出し、日程や経路を調べ・・・
おおまかなプランを 練ってみるけれど、なぜかどれも 気持ちがスッキリしない。

不思議なことに、毎年 「ここだ!!」 というような感覚
いわゆる ピンとくるもの があるのだけれど、今年は それが感じられないのです。

あるとき、相方が 「去年 海外旅行だったし、お金を使っちゃったから
今年は、近場にしようか?」 と、言ってくれて ひらめいた。

「・・・あっ、諏訪大社だ!!」

ちょっとした調べごとから わたしの実家の家紋が、諏訪大社の氏子のものだと知ったのは
今年6月のこと (詳細は 6月9日の日記 を、ご覧ください) だった。

ご先祖さまの信仰を知ったからには、ごあいさつにうかがうのが 当然のような気がした。
それは、まさに 「ここだ!!」 という感覚。 ピンとくるもの。

そんなわけで ようやく、今年の旅行先が 決定したのでした☆


毎日 ぐずついたお天気が続いていたけれど、当日は 久しぶりの夏晴れ。

我が家から 諏訪までは、2時間ちょっとの距離。
マイカー旅行ということもあり、時間も気にせず 気軽に出発。 気持ちい~♪

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さて 旅行には、ほとんど 事前リサーチをしないわたし (笑)

知っていることといえば 諏訪大社は、4社からなり
諏訪湖をはさんで、南北に ふたつずつのお宮があること。

そして 参拝の順序は、特に決まってはいないらしい・・・ ということくらいでした。

ちなみに、南に位置する 本宮 (ほんみや) と 前宮 (まえみや) を、上社 (かみしゃ)
北に位置する 秋宮 (あきみや) と 春宮 (はるみや) を、下社 (しもしゃ) と呼ぶそう。

そこで、一番中心的な名前の 上社本宮 (かみしゃ ほんみや) から
お参りすることにしました。 (← 理由が単純 (笑))

また この旅日記を書くため、諏訪大社について 少し調べてみたのですが
信濃国一之宮 (信濃国で第一番に格付けされた、由緒ある神社) であり
全国の諏訪神社の 総本社であり、日本最古の神社のひとつとされ その起源は不明。

縄文時代からの信仰説や、古事記の記述、さまざまな謎・・・ などなど
あまりにも深すぎて わたしごときには、まったく理解も 説明もできません (笑)

けれど それでは、これが何の日記なのか さっぱりわからなくなってしまうため
誠に 勝手ではありますが、かなり個人的な見解や 感覚を中心に
書かせていただきますので、どうぞ 話半分で読んでやってください (笑)

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左/北参道の明神鳥居。  右/明神湯。

さて、諏訪大社 上社本宮。

一歩 足を踏み入れて 「なんか、すごーーーい!! いー感じー!!」 と
なんの根拠も 論理もなく、感覚だけで 嬉々とした声をあげるわたし。
36歳の大人の行動とは、思えません (笑)

左の手水舎で 洗い清めると、すぐ横にもうひとつ みたらい場。
そこには 「明神湯」 の文字があり、古くより 諏訪明神ご愛用の温泉とされ
諏訪温泉の基 とも、伝えられている とか。

触ってみると、あっつーーーい!! でも、気持ちい~♪
温泉というのは、大地のエネルギーにあふれたものであり
しっかりと地に足をつけ、情熱的に生きるパワーを 補ってくれるように感じます。

その向かいには、本宮 一之御柱 (いちのおんばしら)。

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高い!! と思ったら、長さはなんと 約17m。
茅葺の御宝殿とともに、寅年と申年の7年ごとに 建て替えられ
神域の四隅に 建立されるご神木で、用材は もみの木だそうです。

この御柱にも さまざまな説があるけれど、個人的には
神さまの降りる場所 依り代 (よりしろ) であるという説に、惹かれます。

古代の人々は、太陽、月、星、雨、風、草木、山、川・・・ 大自然の森羅万象に
霊的な存在 (神性) を認め、敬い、祀ってきました (精霊崇拝 (アニミズム))

神社や社殿などない 古代の信仰形式、目に見えない神さまに 依り代である
自然の木や岩に降臨していただき 一種の結界とし、ご神域として 丁重にお祀りする。

そんな 日本古来の神事のように、思いました。


諏訪大社のご祭神は、大国主命さまの次男とされる
建御名方神 (たけみなかたのかみ/たけみなかたのみこと) さまと
その奥さまでいらっしゃる 八坂刀売神 (やさかとめのかみ) さま。

国譲り神話では、アマテラスオオミカミさまの使いである タケミカヅチノカミさまと
力比べをして負けてしまい、諏訪の地にとどまることになった・・・とされています。

(ちなみに この力比べが、相撲のはじまり といわれ
諏訪大社内には 地元出身の力士像や、国技館と同じ大きさの土俵も。
この土俵は、女性がのぼっても OKだそうです (笑))

しかし 日本最古の神社のひとつ と、されているだけあって
諏訪大社には 本殿と呼ばれる建物がなく、山や木を ご神体として崇めており
御柱に象徴されるような、日本古来の信仰を 色濃く残しています。

それゆえ 古くからの土地神さまの信仰や、水の神さまである 龍神さま信仰
また 水や風にかかわるところから、農業の守護神としても有名で
お諏訪さまや 諏訪大明神さまと呼ばれ、全国の分社は 一万有余だとか。

しかも 長野は内陸県で、海がないのにも関わらず
水の信仰から 海の守り神として、古くからある港の近くには 必ずといってよいほど
お諏訪さまが、祀られているそうです。

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こちらは、天流水社。

 どんな晴天の日でも、一日 三滴の雫が落ちるといわれ
旱天 (日照り) のときには 「お天水」 と呼ばれるこの水を、青竹にいただいて 持ち帰り
雨乞いの祭をすると、かならず雨が降ると 言い伝えられているとか。

やっぱり 水 = 龍神さまの信仰なのだなあ と、感じました。

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左/ご神木の圧倒的なエネルギーに、ただ 見惚れます。
右/奥の建物の屋根の上が、磐座 (いわくら) である 硯石。

布橋と呼ばれる道 (なんとなく、厳島神社の回廊を思い出した) を通り
徳川家康が 家臣大久保石見守長安に命じて、造営させたという四足門 (よつあしもん) や
脇片拝殿の屋根の上にある、神さまが降臨する依り代の石
硯石 (すずりいし) を垣間見ながら、参拝所へ。

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左/参拝所を望む。  右/ご神紋、梶の木。

参拝所の奥には 拝殿があり、絶えず ご祈祷がおこなわれていて
お諏訪さまが 多くの方々に親しまれ、敬われていることを 感じさせられます。

拝殿の奥には 御神域である神居の森が広がり、右手には 神体山。
なんとも緑豊かで 美しく 神々しく、息をのむばかり。

ただただ 参拝できたことがありがたく、頭を垂れる想いでした。


次に 向かったのは、本宮の近くにある 上社 前宮 (かみしゃ まえみや)
車を止めて、思わず 息をのむ。 「・・・美しすぎる!!!」

なんとも素朴で あまりにも優しい、自然の景色。
中では たくさんの妖精たちが、舞い踊っているように感じさせられました。

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左/やさしい景色。  右/なぜか惹かれた 溝上社。
御祭神は、建御名方命さまのお母さま 高志奴奈河比賣命 (こしぬなかわひめのみこと) さま。

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左/緑の中の参道。 右/前宮 明神鳥居。

鳥居をくぐって 登っていくと、民家や 畑が。

室町時代に 神殿が移転されるまで、前宮が 祭祀の中心であり
ご祭神が 最初にお住まいになられた、諏訪信仰発祥の地と伝えられているそう。
現在では 祭典に必要な建物だけが、残っているようです。

参道や道端で お掃除をなさっている方も多く、さまざまな時代の変化の中で
地元のみなさまが 大切に、お守りし続けてきた お宮なのだと思いました。

ご本殿の手前には、清らかな水が流れています。
「水眼 (すいが)」 と呼ばれるこの清流は、前宮のご神域を流れる 御手洗川であり
昔から、ご神水として 大切にされてきたのだとか。

吹き抜ける風とともに、水分を含んだ空気が 清々しい。
触れてみると ひんやり、冷たくて 気持ちい~♪

ゆっくりと、深呼吸。

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左/緑の中の清流。  右/木々の奥に、前宮 拝殿。

そびえる山、高い木々、清らかな水、太陽の光。
そばには 畑や民家があって、神さまを敬いながら 自然とともに暮らしている。

上社 前宮は、やさしく あたたかく それでいて凛とした空気に満ちた
どこか 懐かしいような気持ちになる、とても 美しい場所でした。

ありがたい気持ちのまま、宿へ入って 一日目就寝。

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