奈 良 県 = 奈 良 市
 

東大寺(春日野)

伝建久7年(1196)

作者:宋人六郎

 

氷室神社(春日野)

安政4年(1857)

 

菅原天満宮(菅原町)

天保6年(1835)

作者=細工人 大阪 小島屋半兵衛

 

八幡神社(西大寺芝町)

慶応2年(1866)

 

 

奈 良 市 の 狛 犬

 奈良には、子供の頃から何度も足を運んでいるが、狛犬に興味をもってからは、出張ついでに数時間滞在したに過ぎない。
 そのため、たった2対しか見ていない。

 東大寺のものは、南大門内にあって露座ではないが、参道にある石造狛犬としては日本で現存最古のものとされている。
 ただし、これは宋の工人が宋から取り寄せた石材を用いて製作したものとされており、日本の狛犬とは言い難い。実際、その姿は中国風の獅子像である。
 京都・清水寺などにこれを模したものがある。ただし、それらは時代がぐっと下がった、現代の作である。同時代のもので、これを模倣したものは見つかっていない。その意味では、「孤高の獅子」である。

 奈良も、地理的には当然浪花狛犬文化圏に入ると思うのだが、唯一訪ねた神社である氷室神社のものは、なぜか丹後狛犬であった。
 ちゃんと調査すれば浪花狛犬が次々と現れるのであろうが、今のところ、これしか紹介できない。

(調査日:2003/5/1)

 市内・西大寺周辺の神社を少し見て歩いた。

 7社中6社に計7対の狛犬があった(ただし、うち1対は拝殿の背後にある)。そのうち6対が浪花系の狛犬で(残り1対は岡崎現代型)、 やはり浪花狛犬が強い。

 そのうちの2対を追加しておく。

(調査日:2007/1/4 追記2007/1/5)