安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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イラクとブッシュに追い風

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〈 Fri, 17 Oct 2003



○イラク復興決議、満場一致で採択
2度目の修正案でも多数決で過半数9票あつまらない・・内容にアナンも不満をあらわにしたが満場一致に、シリアまで賛成にまわった。ま、2度とフランコ=ゲルマンの乱はおこせまい、前回の反乱でこりたはずだ。米独仏は最後まで厳しかったが、プーチン、シラク、シュレーダーの親分同士がテレビ電話でこもごも相談しあって「賛成しとこう」に決着。国連代表が口角泡をとばして議論するのはいったい何だったのですか。一緒になって米の譲歩が足らないと非難していたアナンも含めて、国連そのもの、国連代表、外相たちがなんと親分さんに軽視されていることか。
独・仏・ロシア首脳の横暴ぶりは、あれでも近代民主主義ですかね。ラムズフェルドが「古いヨーロッパ」と呼ぶ大時代的なアウラを特にシラクさんは発散している。英米の場合も首相は強いが外相や国連代表と乖離しているかといえばそうではない。ブッシュは一強単独主義といわれるが決して政権内で横暴、唯我独尊ではない。
シリアが賛成したのは、復興支援に前向きになりはじめたアラブ諸国の意見を安保理で代表する立場にある。表向きにはそうだろうが、シリアの場合はアサド国王が一存で政策を決定する。わたしの直感は決議1441でたった一票反対にまわったシリアが今回意趣返ししたのはアサドがビビったから。、こういうことです。イスラエル空軍がパレスチナ過激派キャンプを電撃空襲したあと、アサドが一歩もひかないウンター警告を出した。それが裏目に出て米から「テロリスト対策がなっとらん、おまえがやらなきゃおれがやる」と脅されビビったのである。今日もイラク=シリア国境で米軍とシリアからの侵入者とのあいだで衝突があったもよう。
さてこの満場一致は、仏・独・露の恩着せがましい説明と、派兵しない、支援金もはずまない但し書きがついているが、それはお好きなように。満場一致の結果はイラク派兵に国連のお墨付きが出たいじょうに、ブッシュ米にとってひさびさの追い風になるだろう。第一義的には殆ど譲歩せず押し通したパウエルの勝利、同時に新参多国籍軍を迎える米軍ラムズフェルドの勝利、ライス補佐官率いる「イラク安定化グループ」はイラク復興のかげりがとれて幸先がよい。ホワイトハウスの実力者3人揃ってトクをした。
○シュワルツネッガーの勝ち運に乗ったブッシュ
カリフォルニアへやってきたブッシュが共和党集会でシュワ氏となかよく壇上にたち、ブッシュのスピーチ冒頭が笑わせる。パーティーのスピーチはかくありたい。
" We both married well, some accuse us both of not being able to speak the language, we both have big biceps (チカラコブ)ミ well, two out of three isn't bad"
二人は会場にくるまでホテルで30分、車に同情して15分話し合っている。アメリカ大統領と45分もサシで話し合える政治家なり、身内以外ではそうざらにいない、よほどウマがあうのか。長続きするとはおもえないが、しばらくブッシュに追い風がふくだろう。(了)


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