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欧州とイランの仲良し演出
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〈 Wed, 22 Oct 2003 〉
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○テヘランの欧州外相たち
イギリス、フランス、ドイツ、欧州3強の外相、ストロー、ドヴィルパン、シュライバーの3人がそろってテヘランを訪問しました。核開発疑惑に最終合意をイラン外相と詰めて、そのあとハタミ大統領と会談。会談というがアジェンダはイランの対等外相(名前なんか知らない)と共同声明出したあとの茶話話にすぎない。お膳立ては「謁見」です。そうはならじとひとりドヴィルパンが威を保とうとしたのがマンガでした。 |
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テヘランがウラン濃縮を認め ○濃縮と再処理活動を(一時)停止 ○IAEAの追加議定書受け入れ ○査察に全面協力 をどういう経過で3外相が出向いて合意しなきゃいけないのか、ウラの話しはしりませんが、なぜそこまで欧州はイランに歩み寄らなきゃならないの。同意の相方は国際原子力機関(IAEA)であり、イラン政府が独自に発表してエルバラダイと調印すればよいのだ。
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イランは米の息がかかったIAEAと国連の圧力に抵抗する反面、おなじことを要求している欧州にはなぜニコニコするのか。アメリカは心中おだやかでないぞ。マクレラン米大統領報道官はいかにもにえきらないコメントだったでしょ。結果がよくてもおいそれとノレない米の気分がよく理解できる。わたしもノレないのだ。
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イランはイラク、北朝鮮とともにブッシュが「悪の枢軸」に指名した国だ。ロシアがイラン南西部に作った原子力施設が、あやしい、核開発をこっそり行っている。と、いうのがその理由でした。でも最初は北朝鮮を目の仇に、ついでイラクに手が一杯となって、イランは「悪の枢軸」ながら、手つかずのまま残されていた。イランは米の脅威をあまり感じないで、核開発を否定し上手に査察を開いたり閉じたり引き伸ばしをはかって来れたのである。
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振り返ると、米英のイラク侵攻によって国際原子力機関(IAEA)がお役目を解かれ、仕事がヒマになると、つぎはイラクへ。ロシア製のイラク核施設の査察要求をエルバラダイが熱心に要求するようになりました。加えて米は、イランから過激派がイラクへ侵入することに苛立っている。イスラエルは核施設空爆を本気でやりかねない。キレイに電撃破壊した前歴があるのでイラン政府は真剣に考慮せざるをえない。
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○ブッシュ抜きで一致
ハメイニ師とハタミ大統領が、金正日のように核開発をオドシの道具にして支援をせしめようとしなかったのはエライ。高潔ではあるが、横合いにイスラエルがいるのでオドシに使えなかった面があるとわたしはおもう。欧州としては、米とイラク開戦を巡るような悶着再び起こしたくない。話し合いが有効であることを米に示す絶好の機会だ。他方、イラン側は屈辱的な合意を米に屈しないで、「謁見」のような演出で誇りある譲歩ができる。 |
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そのあたりで両者の思惑が合致したからだろう。何事もテロ対策で一致しようとする米はあまり実務的ではない。とはいえ、軽々しくイランの宗教支配体制を訪問して誉め合うのは、見ていて楽しくない。
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余談:エルバラダイは頼りなげなIAEA事務方の時代からイラクをへてそれなりのカンロクが出てきたなあ。地位が人を変える・・時に傲慢・横柄に、エルバラダイはいつのまにかDr で呼ばれるようになった。 (了)
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