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グローバル民主革命
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〈 Sun, 09 Nov 2003 〉
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11月6日、米商工会議所の「民主主義基金20周年記念」に 政財界のお歴々をまえにブッシュが演説。掲示板に「渾身の」と形容したとおり、ブッシュがめざす世界のあるべき姿について、パワフルなヴィジョン「世界民主革命」を語りました。予想したとおりメディアの評論は芳しくない。反論するにはまたとない餌食にできる弱点がいくらでもあり、ギャフンと言わせるのは簡単、あなたもわたしもできる。しかし、スピーチに耳をかたむけ、意気投合して聴衆とおなじところで拍手し、終り近く目を潤ませるブッシュにもらい泣きした我が身である。軽佻なコメントはやめよう。
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10月に入ってイラクは戦闘状態に陥った。演説の前日にキノック輸送ヘリが撃墜されたばかりである。相当にブッシュは再考を強いられたとおもう。その苦悩の中からブッシュの描く理想の世界がより明確な形になって現れたのではないか。ブッシュが何をしたくて大統領になったか、なぜ周りにネオコン集めたか、この大統領の心底にあるものの考え方、哲学といってもよい、が言葉ではなく感覚的に頷ける。一瞬氷解するようにわかった。
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ブッシュの言葉は上記のような抽象的なわたしの感想とウラハラに、まことにストレートで具体的。曰く、ソ連を「悪の帝国」とよんで対決したロナルド・レーガンは「勇気があり希望に燃え全く正しかった」。単純でナイーブ、危険な政策と批判されたが、ソ連は崩壊、東欧は民主化された。この発言はソヴィエトに対して「自由の十字軍」crusade for freedomを標榜したレーガン演説(1982年)と酷似している。
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そしてソ連を中東に置き換えた宿題にブッシュJrが名乗り出たといえる。したがって世界大戦後" 60 years of Western nations excusing and accommodating the lack of freedaom in Middler East「60年のあいだ西側諸国が中東における自由の欠如を改善しょうとせず容認してきた」世界の指導者はブッシュの目からみればすべて落第。ドゴール、サッチャー、ブラント、パパブッシュもダメです。
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1970代初期、世界中で民主国家は約40。その後、ポルトガル、スペイン、ギリシャが自由選挙に移行、南米に民主国家が誕生、韓国、台湾、東アジアに自由企業が花開き、89年暮れにベルリンの壁が崩壊する。中米の独裁政権がことごとく倒れ、南アのアパルトヘイトが終わりを告げた。
20世紀が閉じたとき、世界には約120の民主国家がみられた。---そしてさらに多くの国がその途上にある! |
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ムム、民主主義の発展史にこういう切り口があったか。この史実からブッシュが導きだす以下の結論は強烈である。
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自由な国家はますます強く、独裁国家はますます弱まる。中央集権的社会主義国家は発展への近道だと唱える者がいた。しかし事実はちがう。繁栄、社会の多様性、技術は人々が享受する自由の度合いに正比例して発展進歩するのである。自由が人類の創造性を解放し、創造性が国の富を強固にする。自由解放こそは最良の人間性とこの世の発展を望む「天の計画」なのだ。
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いよいよ宗教的になり、テーマは犠牲と使命へ。ダマスカスからテヘランを自由化解放し、中東民主化の震源にする理念、イラク復興への思い入れと決意がが語られる。ブッシュのブリーフィングを何度も受けて仕上げたであろうこの演説草稿をだれが、何人で書いたのか、さすがプロよくできている。
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誤解のないよう付け加えておくと、ブッシュの中東民主化は国民、特に女性を差別抑圧しない民主的な憲法と自由な選挙による政体をもたらすことであり、文化・宗教 ・国民性に関わるものではない。(続く)
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