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グローバル民主革命(2)
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〈 Tue, 11 Nov 2003 〉
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ブッシュは中東に平和をもたらす新政策を合衆国が採択するにいたった事由を多方面から論じています。総括して述べた部分、拍手がつづいた部分はこんなふうです。
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イラク民主化の失敗は世界中のテロリストを鼓舞し、アメリカ国民への危険を増すばかりか中東地域民衆の希望を摘み取ってしまうだろう。イラク民主化は完遂する−−そして成功のニュースは、ダマスクスからテヘランまで押し広がるだろうーー自由こそはすべての国の未来である。中東の心臓部イラクに自由を確立することは、世界民主革命の成否をかけた分水嶺となるだろう。
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「ダマスクスからテヘランまで」とは言わずと知れたシリアとイランを指す。米が非民主政権、テロリストに安住の地を提供していると非難する国である。
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下のグラフはバグダッド陥落後の米軍死亡者数の推移をあらわしている。11月8日33人は筆者が描きくわえました。10月二週目か死者が急上昇している。グラフにはないが、イラク側の市民や警察官、暫定政府関係者はもっと多数にのぼる。ブッシュの演説はこの重苦しい状況を背に行われた。
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もはや国防省と国務省がどうのといっておれない。事態はホワイトハウス全員一丸となってイラク問題に対処せざるをえなくなった。ブッシュ演説は両省を激励していて、ラムズフェルドもパウエルもカンフル注射を打ってもらったように働いている。
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災いを逆手にとった強引な「グローバル民主革命」に疑問、批判をなげかける論評は多い。だがこれだけのイラク情勢悪化にも、どうしてか民主党候補が伸びない。注目すべき批判では昨日、ゴア氏が「ブッシュは対テロ戦争を口実に国民を様々な面で抑圧し、健康な民主主義を逸脱している。軍、政府、党の権力を一手に集め、強権警察国家を成す」という主旨の演説があった。もっともゴアは出馬しない。
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日本では衆院選がおわり、小泉首相は自衛隊イラク派遣を来年の通常国会で「事後承諾」にすることにした。ま、上のグラフ統計みれば、責任者ならしばらく様子みたくもなります。反対派はなおさらでしょう。しかし150人をクエートから陸路、すこし入った安全な所へ送るぐらいなんの心配があろう。堂々と民主党と渡り合ってスピード審議できないものか。
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アメリカは長らく駐留する兵士の帰還と交代の部隊を新たに派遣し10万を維持する。犠牲を覚悟の兵隊さんを出征させ、また危険な地域しかも砂嵐の季節にイラクに赴く米兵がかくも多く存在する。不可思議ではないか。次回は米国民がブッシュの大義を受け入れる素地、ルーツを考察してみます。(続く)
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