安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


----------------------------------
Mrプレジデント、選挙の件ですが・・

----------------------------------
〈 Fri, 14 Nov 2003



●バビロニア憂愁
イタリア軍、といっても非戦闘員ですが、イラク南部の都市ナシリヤのイタリア隊が自爆テロで27人、うちイラク人9人の犠牲者を出したその翌日、さる日本の軍事評論家が言いました。「これは判っていたことだ、なぜならは平和な場所こそテロにふさわしい目標。日本政府はテロの本質を知らない」。
あれ〜、ホントに知ってたの?同じことを米英の評論家が言えばフクロ叩きに合いますよ。「知ったかぶりメ、きいたふうなこと言うじゃねえか」。わたしはイタリア人同様それはもう驚きました。イラク南部にいる同盟軍、ポーランド、ルーマニア、イタリアの兵は英軍の司令下にはいっており、このところ英軍に犠牲者が出ていない。日の丸自衛隊が派遣されるサマワはこのナシリア、古代文明zの地名でバビロニアから100キロの地方都市。安全地帯 ・・調査擦すればするほど日本ひいきの安全性が確認された。 サマワには東洋に理解の深いオランダ軍が治安を受け持っていて心強い。これが筆者の常識。
後智恵から、あのイタリア軍が入っている建物は幹線道路のすぐちかく、条網フェンスもないいわゆるソフトターゲットである。顧みれば油断したが、それはあくまで事後考察です。イタリア軍2000の兵は撤退しない旨ベルスコーニ首相が明言、非戦闘員といえど軍人だ、国連職員のように逃げだすわけにいかない。
日本自衛隊はというと、未だ派遣していないのだからしり込みしても自尊心にキズがつきません。さっそく小泉さんも自衛隊幹部もグラツいてくれました。韓国はもっと大変、足元掬われて一万人景気から千人ぐらいに縮小されるだろう、それも来年のはなしである。自衛隊150名の先遣対も少々の延期はしかたない。同情するが、なぜまた調査団を送るのですか。いれ代わりたち替わり調査団ばっかりイラクへ派遣して、現地の米英軍や関係者はいい迷惑だ。お礼の粗品がかなりの額に上るな、ケチな詮索したくもなる。
(見出しは:ナシリヤは古代文明の地名でバビロニア、「幽囚」のシャレです)
●焦るブッシュ
ブッシュは政策理念「グローバル革命」から一転、現実的なイラク具体行動にうつりました。イラク人への政権委譲を加速する。イラク当地評議会での憲法草案作成が遅として進まないのであとまわしにして、暫定政府を先に急ごうという計画。一方、本格的なゲリラ掃討作戦「Iron Hammer=鉄のハンマー」が三日目をむかえる。
駐留軍に苛立つイラク国民、毎日棺に納まった米兵帰還に複雑な米国民、当事者すべてがガマンならない状況で、ブッシュも忍耐がキレた。来年の大統領選挙に威張れる成果を、すくなくともイラク民主化の勝利が近いことを示すためには、イマ行動しないと手遅れになる。ブッシュ焦燥のキーは、大統領選挙です。イラクが落ち着けば米の経済はふたたび活気を見せるだろう。アメリカがヴェトナムから撤退したとき、ニクソン米は敗者だが終わったことに意義がある。景気がよくなり、ニクソンは圧倒的な再選を果した。つまるところ選挙は景気対策なのである。(了)


Pnorama Box制作委員会

ひとこと言いたいなんでも・掲示板へ
筆者へのmailはこちらまで
HOMEへ戻る