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一時帰省・柳生街道(2)
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〈 Mon, 01 Dec 2003 〉
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関空からリムジンバスで近鉄学園前駅まで、渋滞がなく1時間30分で到着。21日おそくに西の京の姉の家にはいり、ここで30日まで居候するてはずになっている。さっそく明日ハイキグに行こうという話しになり、翌朝いわき市から連休にやってくる息子のエイナ(3か月日本の親会社へ出向中)もつれて兄夫婦、妹、私の5人で紅葉の「柳生街道をゆく」ことにまとまった。
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11月22日
柳生街道は奈良市と柳生十兵衛・宗矩で知られる武芸の里、柳生を結ぶ街道である。その一部、奈良公園から円成寺までの山道、約12キロが起伏あり名所旧蹟が多いハイキングコースになっている。バスで忍辱寺 円成寺(にんにくせん えんじょうじ)まで行ってそこから歩く予定が、待ち合わせ場所に(私の)勘違いがあり見つけてもらったときはバスが出たあと、全員、妹の車で円成寺へ向かう。この車道はハイキングコースではない、奈良坂から右にそれてたちまち到着。紅葉の美しい寺内をひとまわりする。 |
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今年のもみじは冷夏で色が冴えないということだが、紅葉の群れを見るのはなん年ぶりか、わがが目にはまことに佳き眺めかな、お見事な色合いです。ここは標高約二百数十メートル、今日は急に寒くなったためか人の出はおおくない。車を寺の駐車場においたまま柳生街道を歩き初める。エイナは兵役で使ったのと同種のアーミーブーツを履いていた。息子は夏休みにしばらくべルゲンに帰っていたし、クリスマスからお正月にかけてまたべルゲンに帰るので、なんちゅうこともない。だが日本で会うのは珍しい。一緒にてくてく歩くことなど、ま、これが最初で最後だろう。
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楽しくみんなで歩きだす。出会うハイカーはかならず「こんにちは」と挨拶をかわし、なんというか都会人もこういう場所ではエチケットを守のがほほえましい。通勤電車乗客の表情とおおちがいである。杉の大木、松林、雑木林の山道を登り、最初に出くわした茶畑でお昼、寿司がウマい。しばらくゆくと少し広い道に出、鈴なりの柿の木や茶畑の多い村にでる。この辺りは大和茶の本場、そういえば宇治から程遠くない山里である。
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このコースの中ほどにある「峠の茶屋」に出ると大勢のハイカーが休んでいた。江戸時代、炭や薪を牛車に乗せて奈良に運ぶ商人が休憩し、股旅が泊っていった「はたご」であった風情をのこすいかにも時代がかった鄙びた佇まいである。現在のものは江戸時代とはおもえないが昭和まえに見える。奈良公園からくれば厳しい登り道がここで一段落、ほっと休むのに格好の地という。この茶屋でぐったり座りきっているのは我々とは逆に下から登ってきた人たちでした。
われわれはこれから街道を下りる。(つづく) |

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Pnorama Box制作委員会 |