安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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支援でプラス成長の北朝鮮

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〈 Sat, 03 Jan 2004



北朝鮮にも新年がやってくる。平壤では新年祝賀の看板が探せば見つかるぐらいにあり、年末年始にかけて5色の電球が中心通りにチラホラ灯されている写真を見つけて、一応安らかな様子に憮然とつぶやく「悪くない」、
●北朝鮮支援と6カ国協議の怪
悪くないはずだ。6カ国協議開催をネタに相当の支援をせしめたもの。開催できなければなぜ中国のメンツがつぶれるのか、北朝鮮参加の見返りに中国は26億円をあたえ、ガラス工場建設まで約束している。新たに重油50万トンと食料20万トン。それまでに重油・食料・化学肥料を無償供給をして北の体制維持に余念がない。金政権が崩壊して無政府状態になっては 諸国がこまるばかりか、大量難民の発生は韓国、中国に大きなお荷物になる。さらに中国がいちばん怖れるのは、北に親米政権ができること。イヤでも援助が断れない。ロシアも一大事、プーチンは黙ってなにかと金正日の後ろだてになっている。
昨秋、国連食料計画の緊急要請を受けてまずまずの援助を各国が拠出した。米も国連を通して人道食料援助をおこなった。韓国は燃料援助の一環にマメタンを満載したトラック隊列を北におくりこんだり、商取引輸出入の他にもいったいどれくらいがウラで援助しているのか実態が掴めないくらいある
6カ国協議を再開するためにやれ12月開催だ、1月開催だと見返りを要求されて合意のメドも立たないまま何か月も・・こんな調子ではいつまでたっても北はかわらない。最近は日本上空を越えるようなミサイル実験が途絶え、韓国との銃撃線も影をひそめたが、その理由は「6カ国協議」である。参加不参加をチラツカせて支援をせしめる。目に見えるオドシは必要ないのである。年頭の北朝鮮労働新聞にこんなトボケた記事がありました・・『03年の経済は「プラス成長」を達成した』。援助でプラス成長させてあげるこたぁないっす。
●寧辺の核施設を視察する米の訪朝団
リビアやイランの軟化に添って北も歩み寄りを示したという意見は、かなり買い被りとおもう。10月の米議員団訪問がブッシュに「待った」をかけられたあの訪問のやりなおしで、政府と切り離しているが、今回の訪朝団人選はあきらかに政府がタッチしている。どうやら北は米が寧辺(ニョンビョン)視察要請を受け入れたので6カ国協議再開に同意したのではないか。核開発はここまで進んでるぞ!いつでも数発作れるぞ!証拠を見せて交渉カードに使うためにほかならない。
米としては寧辺の現況を確かめたうえで、協議に臨むとしても、従来から主張する「検証可能かつ不可逆的な形」で核開発放棄することを優先条件にかえないだろう。絶望的に見込みはない。せいぜい次回開催に同意してお開きでしょう。
●2004年=ジュチェ93年
あの国のことはお隣りであるのに知らないことだらけです。2004年をジュチェ93年と併記されているのを朝鮮中央通信(英語版)で初めて見た。Jucheといえば主体思想の主体と見当つけて、ジュチェ元年は1911年になる。朝鮮半島の歴史は新羅が統一して高麗、朝鮮、そして日韓併合が1910年。すると1911年は金日成が坑日戦線を亡命先ソ連から組織した年だ。以上わたしの推測ですが、年代は符合する。北朝鮮の建国元年とは坑日元年なのでした。日本は天皇の在位期間で年号があらたまるが、北朝鮮は金日成の主体節、いわば紀元節だから正日がコケてもジュチェ年号は存続するだろう。また日本植民地から解放された日「光復節」お祝いする。やりにくい相手国だ、ったく。


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