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カシミール紛争と印パ自由貿易圏
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〈 Wed, 07 Jan 2004 〉
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●"History has been made."
5日、インド、パキスタン両首脳の会談をおえてムシャラフ大統領が報道記者をまえに「歴史はつくられた」と切り出した。核を保有する隣国のライバルが、それも半世紀のあいだカシミール紛争をかかえて武力衝突にあけくれたライバルが、わだかまりをすてて関係正常化にむけて話し合いを始める。 |
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ブレーク・スルーではあるが、ジャンム+カシミールの国境、領土権を解決するには「奇跡」の助けが必要だ。政府間で同意できても、パキスタンから同じイスラム民族を助け祖国を回復しようとする「越境テロ」は一朝一夕に消えるものではない。しかしながら交渉中は休戦が継続するので、決裂しないよう忍耐強く話し合いを重ねるよう願いたい。
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バジパイとムシャラフの両首脳は2国間のすべての問題を具体的に話し合ったという。最後のところは外相をはずして、二人の胸のうちに納まっているが、経済交流の促進が大きなテーマだといわれている。
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●SAARCとSAFTA経済圏
SAARC、あまり聞き慣れない言葉だが、South Asian Association for Regional Co-operation/南アジア地域協力連合のことで、この印パ首脳会談を"SAARC Summit"とよんでいる。SAARCとはインドとパキスタンのこと、つまるところカシミールに凝縮されるように不穏な連合である。本来はEUやASEANのような南アジアでの経済圏を目指し、18年前に通貨統合まで視野に入れた構想だった。サミットは「SAFTA南アジア自由貿易圏」を2006年1月1日に開設することで合意した。 |
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インドの経済はめざましく、パキスタンを除外して数カ国とFTAを締結しているが、パキスタンとは陸路、海路を閉ざしたまま、たがいに親戚訪問すらできない状態である。人と物の往来がアクティブになればそれだけ平和に近くなるだろう。
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しかし、喜んでばかりいられない。パキスタンには、経済的にインドに食われてしまう心配がある。人種的に印・パは日・中・韓より隔たりがあり、イスラムとヒンズーでは文化もちがうSAARCは絵に書いた餅とおもう。(了)
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