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ブレア滑り込みセーフ!
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〈 Wed, 28 Jan 2004 〉
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●その一、大学授業料値上げ
27日は英下院が学費値上げ法案を投票する日。与党の反乱議員がすさまじくわたしは否決されると覚悟していた。どのメディアもそういう予想のうえブレアの表情にケんがあった。それが316 vs 311、5票の差で滑り込みセーフでした。絶対多数を占める与党労働党にも拘わらず、与党提出法案がかならず通るとは限らないところが熟成した英国民主主義の真骨頂である。 |
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この法案は今までの一律を3倍近く引き上げて(約50万円)上限とし、各大学の裁量に委ねるもの。社会の進展にあわせてアジャストする金額である。どこがいけないのか、イギリス社会の現状からはトテモ安い。イギリスの大学は一校を除いて財政的には国立で、日本人やアメリカ人ならその設備、環境、安さに歓声をあげるのではないか。イギリス人なら金持ち、貧乏家庭を問わず奨学金制度が完璧に行き届いているので 支障はない。にもかかわらず値上げになればみな一致して反対、抗議デモする学生の利己心が忌まわしい。
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うちの娘はイギリスの大学を卒業してロンドンで働いているが、外国人の場合は以前から授業料50万円ぐらいだったとおもう。娘はイギリス人学生は22万円で差別だなどと言っておったが、バカモン!国が一人の学生に費やす額を知ってるか!感謝しろ!っと一喝した。諄々と説きたいが私のノルウェー語にすぐアクビするので・・。ノルウェーでは認知された外国の大学機関で勉強する場合にも奨学金を出してくれる。わたしら親は息子・娘の教育費を殆ど援助していないのです。
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この投票結果は次期首相の対抗馬になるゴードン・ブラウン財相のバックアップが決め手になったという。まずはブレア第1ハードルをクリした。
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●焦らされるハットン報告、サン紙がスッパぬく
さて第2ハードルが28日昼前に配付されるハットン報告でである。クリアするべき問題はふたつ: 1) イラクの脅威をドシエーにSEX-UP(誇張)したのは誰か? 2) 自殺したケリーの実名をリークしたのは誰か? ハットン委員会は2)の件に関して設置されたので1)について答えがでるかわからない。しかしこのふたつのうち、一つでもブレアが関与していれば命取り、さらに否認していたブレアはウソつきになる。こんなことはアメリカではたいした問題にならない。欧州人の常識では何故ブッシュが脅威誇張で戦争に導いた責任を問われないのか、理解に苦しむのである。このあたりでブレアの苦悩とブッシュのノー天気が噛み合わず、この半年ぐらいブレアとブッシュの盟友関係は疎遠になってしまった。 |
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●ハットン報告、サン紙がスッパぬく
驚いたなあ。大衆紙サンが28日朝刊に"HUTTON REPORT LEAKED" の大見だしが踊った。わたしちょうど家の前の雪掻きを終えて、TVニュースを見ていたら、スカイの字幕に臨時ニュースの字幕が・・ブレア首相、ケリーの疑惑をはらす。BBCのギリガン記者の取材方法を非難、BBCはこのギリガン記事の扱いが適切でなかったと批判されている。道理ででいくらBBCにきりかえてもこのスッパ抜きハットン報告が出てこないわけだ。 |
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国防省がケリーの名前をリークしたことはない。これで国防大臣ジャック・フーンも安全圏に滑り込んだ。
さて、誰がサン紙にリークしたか、首相官邸は事実無根と否定するが、保守党は「官邸の指紋がベタベタある」という言い方で糾弾している。出所はともかく、ブレア首相は身の潔白が証明された。最初は12月に報告書を出す予定が年を越して1月上旬に、それが28日と2週間前に発表されて、最近のブレアはちょっと悲愴な形相になっていた。一転して破顔一笑、ブレアのファんであるワタクシメは本日ご満悦です。 |
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