安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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ブッシュのアイドルはチャーチル

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〈 Wed, 04 Feb 2004



●執務室に置かれたチャーチルの胸像
知らなかったなあ、でもなるほどそうだったか、ブッシュのアイドル、目標はチャーチルだったのか。この二人は体躯も容貌も趣味もまるで別仕立て、それでもストンと腑に落ちるブッシュ理解に役立つエピソードでした。というのはブッシュが下院図書館で開かれた「ウインストン・チャーチルの生涯と成果」と題する展覧会でおおよそこんな挨拶をしたのです。
『現在のテロとの戦いは、チャーチルが戦ったヒットラーとナチズム、共産党の脅威とは異なるが対応すべき行動は同じ。人類は自由を守る義務がある。チャーチルは第二次大戦において祖国を勝利に導き共産党とソヴィエト帝国の覇権に警鐘をならした。われわれの敵は軍事帝国のかわりに国家なきネットワーク、テロリスト、ならず者政権である。しかしながら様々な面で似通ったチャレンジに立ち向かっている。テロリストを一つずつシラミツブシにして包囲してゆく。チャーチルが言う「審判の袋締め Closing net of Doom」というやり方だ。』
『我々が行動したからこそ中東の人々はもはや独裁者を怖れず自由に生活できるようになった。と、ブッシュはイラクに民主社会をたてる同盟軍の事業をチャーチルが自由世界を守り抜いたことになぞらえている。』
そして、ブレア首相にチャーチルの意志を継ぐ偉大なリーダーともちあげ、"I see the spirit of Churchill in Prime Minister Tony Blair" と最大の賛辞をおくりました。すると、ジュンイチロー・コイズミには誰のイメージをブッシュは想い描いているのだろう。特定の人物ではないがサムライのようと形容したことはあった。小泉さんはブッシュさんを真昼の決闘のゲーリークーパー紛する保安官にたとえたことがある。
低レベルというなかれ、二人のセンスがストレートに見えてこのエピソードもなるほどと思わせます。
ブッシュ曰く『難しい表情のチャーチル胸像をオーバル・オフィス(ホワイトハウス内庭に面した卵型の大統領執務室)にかざっている。御大はわたしの一挙手一動を見張っているよ。』 (了)


Pnorama Box制作委員会

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