安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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ジョン・クラークの落し穴

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〈 Sat, 14 Feb 2004



●ウラの情報屋・ドラッジ・レポート
マット・ドラッジという米政界スキャンダルを嗅ぎ付けてネットに掲げるジャーナリストがいる。クリントンとモニカの関係を最初に報じてヒットを飛ばしたが、怪しげな情報が多い。しかし今度のケリー候補に親密な女性がいて、キャンペーンが始まる前にこっそり南アに行かせたというネット揚げは、信憑性がある。ケリーの選挙チームがちゃんとした反論を「即」にだせないでいるのは苦慮している証拠ではなかろうか。
●軽率クラークの後悔
ウェスリー・クラークは撤退宣言後2時間で早々ケリー支援を表明、勝ち馬のシッポにつかまっておいたつもりが、愛人スキャンダルに"Kerry will implode over an intern issue" (ケリーはお家の事情で自滅するよ)てなコメントをしたという。ドラッジ・レポートの記事だから真に受けてはいませんが、「シマッタ、おれとしたことが早まった」と悔しがっているだろう。
●浮気で転ぶ米大統領
愛情問題はきわめて私的なことであり、公的に問題にすべきではないとわたくしは主張します。好きな人が出来たからっていいじゃやない!人間である以上できてしまうこと、凡人とちがってモテル立場にいるんだから。政治と無関係だと思うのですがマジメなアメリカの良民はそうはいかない。ウロタエる。そんな人を応援しては恥ずかしいのである。クリントンはヒラリー奥さんに助けられたが、ケリーの奥さんは資産かのハインツさん・・夫人に逃げられたら資金を失うばかりか、どのツラさげて候補に残れようか。
ブワーともりあがった熱気はたちまち冷めて、ケリーの政治生命はおわり、アウトです。だからそうならないようにコラムを書いている現在、あちらでは対策を練っているのです。『彼女は単なるともだちで、仕事で海外にでかけていると聞いている。疾しいところはない』てな具合にまるくおさまればよいのですが。
●人は世につれ、世はひとにつれ。
ジョン・ケリーがジェーン・フォンダのヴェトナム反戦運動にチラっと顔をだしていた。別にスキャンダルではないとおもうが、ヴェトナム戦の英雄に似つかわしくない、違和感があってよろしくないという。ま、芸能人の反戦運動なんて気持だけでくだらないが、70年ですか、あの頃は全米がそういう雰囲気にあった。ヴェトナム帰りは祖国に暖かく迎えられず、大戦のヴェテラン兵士がうけた歓呼と対照的に惨めだった。ヴェトナムシンドロームとよぶ情緒不安定、麻薬常習者、廃人を出し、負け戦の英雄が称賛される気配はなかった。それがアフガン、イラクを経てヴェトナムヒーローの復活をきたした。
●ディーンの巻き返し
ケリーのヴェトナム英雄を恃んでブッシュの軍歴疑惑を持ちだしたのは、民主党である。これまで比較的にフェアな選挙戦をしてきた民主党が「汚い」手をつかう。ディーンはここを千載一遇のチャンスとばかり八方破れのレトリックで再起をはかります。このところ民主党そのものを批判しているように、これから予備選をおもしろくしてくれるのはディーンの発言。エドワーズはいうことが陳腐でいまいちだ。でもこんなダーティーな大統領選になるとは、残念、ちょっと幻滅しました。(了)


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