安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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リュプキン疑惑とけず、ケリーは潔白

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〈 Sun, 15 Feb 2004



前のコラム、二つの顛末です。
●拉致されて だれにと言わぬ リュプキン
行方不明から4人目モスクワ空港に帰ったリュプキンはキエフで何をしていたのか、要領を得ないまま翌13日にロンドンにあらわれた。記者会見で語った要旨は:
△チェチェンの分離独立ゲリラのトップであるマスハドフ氏と交渉するため(だれがセットしたのかわからない)いそぎ汽車でキエフへ、△迎えに来ていた黒塗り(窓も黒塗り)の車でどこかのアパートへ。△そこで待つように言われ、出された紅茶を飲むと眠くなり、意識を失う。△10日(3日意識がなかった)目覚めると銃を持った人物二人からヴィデオを見せられ協力するよう脅される。△何のヴィデオかはっきりいわないがリュプキン自身がプレイするエッチヴィデオとの由。△家族と身の安全のため選挙が終わるまで欧州にとどまり欧州から選挙運動を続ける。△誰の仕業か明らかだ。
誰って誰なの?わかったようでわからない。3日も意識がないのがまずおかしい。脅すほうは3日も無駄にするだろうか。家族と自身の安全のためというが、なぜ一緒に逃げないのか。国外へ逃亡したものをロシア人は相手にしない。選挙運動とはちゃんちゃらおかしが、もともと百人に一人の支持者もいないリュプキンだからニュースになればロンドンでもパリでも構わないということか。自作自演にしては一貫性がない。
元KGBに支えられたプーチン政権下では、プーチンの支持がなくても、秘密警察は自由に活動できる。カタールに亡命していたチェチェンの元大統領代行が13日に車もろとも吹き飛ばされた。だれが暗殺したか、この殺されたヤンダルビエフ氏はチェチェンゲリラの資金集めをしていた人であるところから、金のもつれによる内部抗争として、ロシアは関与を否定する。そうかもね。プーチン・ロシアの不思議にはあまり深入りしないでおこう。
●ゴシップを 軽く流して ジョン・ケリー
ドラッジレポートのゴシップで、これを取り上げないメディア大手を見直しました。米は地方紙、英はタブロイドのサン、オーストラリも大衆紙。当地北欧は全各紙に出ましたが、やはり大手は立派だ。国際大手のTV、新聞、通信社は確証が取れない下世話なウワサを記事にしない責任と見識がある。
ウワサの女性アレクサンドラ・ポリエール(アレックスちゃん)は当事24才、現在ケニヤにフィアンセの、ヤーロン・シュワルツマン(シュワちゃん)と一緒にいる。この女性ジャーナリストはAP通信に居ただけあってシッカリ者だ。ノーコメントを通している。一言いえばオヒレがついてとんでもない方向に持っていかれる。両親の牧場前に集まった報道陣に父さんは、「2~3年前だったか、ケリー上院議員が娘に電話をかけてきて選挙陣営に誘われたが娘は断った」母さんは「ケリー氏はねっしんだったようだけど」と、つまりケリーさんは振られたわけだな。同情しつつそれでよかったのです。その後ご両親は記者と会わないよう雲隠れした。これも正解だ。
二人の関係を疑うような傍証がなにひとつ出てこない。悪意のゴシップにすぎなかったと結論付けてよい。ケリー候補はこの件に関し、ラジオインタビューで「言うことはなにもない、全く心配していない」と言葉少なにコメントしたのみ、完全に無視のスタンスである。支援者はこれで安心して火曜日のウイスコンシンへ、ですね。


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