安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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アラファトとクレイの激突

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〈 Fri, 20 Feb 2004



●クレイの辞任ばなし
パレスチナ首相、アーメド・クレイが就任以来はじめて外国へ、欧州歴訪を終えて音もなく帰国した。イスラエルの隔離壁と一方的和平交渉拒否 (Unilatelal disengagement) を訴えてまわったのですが、そんなこと欧州に相談してもねえ。アメリカへ行けない悲しさ、欧州ではやさしいリップサービスのお付き合いしか得られない。大いに意気投合して励ましてくれるが実質的には収穫ゼロでした。それとなく財政援助をお願いするのがもうひとつの大事な懸案だったが、返って使途不透明を責められていいとこなし。
●治安幹部のお給料アラファトが管理
実はパレスチナ自治政府が先進国から受けてきた支援がスムースに入金できなくなり、お役人に払う給料が底をついている。アラファトはジキジキに自治警察や、ハマスの武装集団に給料を払っていたのを国際圧力に押されて自治大臣の管轄で銀行振込みにしたものの、下部武装組織の幹部には自身が現金渡しで給料を管理している。こうやってパレスチナの治安組織を直接コントロール、だれもアラファトを倒せない保身術なのである。
●土曜日のクラッシュ
クレイは欧州で、アラファト議長に辞意を明らかにした件を問われて、イスラエルが流したウソだと真っ向から否定していたが、帰国するやルマラの大統領符でアラファトと大げんかをやったそうだ。それが先週土曜日のこと。自治政府の給与会計の不透明を改善しないかぎりEuの財政援助はえられない、そうアラファトに迫った。アラファトは自分が非難されると逆上する。逆上するとモノを投げるクセがあり、エレカトは電話を投げれれたそうだ。非難されたのは、配下の幹部の数を水増しして予算を取り、アラファト個人がプールしているカラクリである。
昨年ガザ地区で公務についていた3人の米人が殺されから、アメリカは自治政府に真相究明を要求して支援金を凍結したままになっている。そんなやこんなで、自治政府は財政破をのりきるため、大株主になっている携帯電話会社の株65%を売却してしばらく・・・2〜3か月は切り抜けるそうだ。だがアラファトは怪物、サバイブの天才ですからね、まだまだ持ち堪えるだろうな。 (了)


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