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アシュラ祭り同時テロ
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〈 Wed, 03 Mar 2004 〉
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シーアの宗教祭事というのは実にカラフルですね。戒律厳しくお酒ものめない禁欲的なシーアが山車やお神輿こそないけれど、派手な衣装のパフォーマンスがある。背中を金属ブレードがついたハタキでたたいて血で真っ赤にする自虐的な行事もあった。ただただひたすら歩くメッカの白装束巡礼と同じイスラム教でもずいぶんちがう。
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このシーア最大の行事「アシュラ」は予言者ムハンマドの孫が戦いで仆れたのを記念する祭り。フセイン下で大っぴらにできなかったのが自由になり各地、イランからも集まる最大の行事になった。どこか浅草の人だかりや、祇園まつりと一脈通じるハレの日みたい。
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2日、アシュラの最終日にバグダッドとカルバラのモスク、群衆のひしめく路上で同時多発爆発がおこった。死者だけで200 人にのぼるとおもわれる。イラク戦後最大の惨事である。ハレの祭りの人だかりを吹き飛ばす大量無差別殺人。被害規模は地下鉄サリン事件の比ではない。
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●ウサマを出したり、ねかしたり
首謀者はだれか、アルカイダ、アンサール・イスラムが取りざたされているが、スンニ武装派の組織犯行だよ。なんでもアルカイダに押しつけるが、これはスンニが仕掛けるイラク市民戦争です。しかし米は占領政策の失点を認めたくない。イラク国民も自尊心から外国人の仕業にしたい思惑と相俟ってアルカイダがはやるのだ。米はまた絶対捕まらないウサマ探しを、わたしに言わせれば「宣伝」している。ウサマ・ビンラーデンはとっくに死んでしまった。で、そのうち下火になるがまたの利用のためウサマは生きていることにしておくのです。 |
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●ボウズの弊害
シスタニ師が米軍の警備がなっとらん、イラク警察の装備を拡充せよと、いい気なもんだ。先日まで直接選挙が先だ、米はすぐ出ていけと憚りなかった。苦労している米軍の身にもなってみよ。ボウズ(以後宗旨にかかわらず聖職者をボウズとする)の世界はタテ型絶対社会なので、最高位のボウズがポツリと言えば教祖のお告げになる。ボウズにはそのクセがついているので無責任、お気楽な発言が多く政治を預かると強権独裁となる。イランのハメネイ師がそうだ。アリスティードは大統領になってからボウズをやめて妻帯、独善的といわれた。当地のボンネヴィク首相もボウズだったなあ・・独裁者ではないがその才能はありそう。 |
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●政権移譲に課せられる試練
以外に平静なのがCPA連合国暫定当局および米軍で、米国民に被害がなければ平静でいられる米軍ちゅうのもアレですが、イラク当地評議会も冷静だ。これは見上げた態度。暫定憲法の叩き台ミ基本法を喪があけたてから署名、7月1日までに政権移譲するプロセスはこのテロで影響されない。この態度はテロに対する最良の策である。イラクの政体、復興のかたちが明らかになるにつれ国内各派の抗争が多発するだろう。それはイラクの国造りに国民が通過しなければならない試練。米兵は背後に引くべし。治安を外国に任せては試練通過にならないのだ。(了) |
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