安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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アルカイダ、スペイン政権を倒す

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〈 Mon, 15 Mar 2004



● マドリッド3.11と与党・国民党の敗北
マドリッド3.11の列車同時テロがおこらなかったら、保守政党である与党が楽勝するとおもわれていた。それがテロから日曜選挙美までの3日間で左派である社会労働党が逆転、8年ぶりに政権が交代する。冗談めいて言わせてもらえば、労働党はアルカイダのおかげで「棚からボタ餅」式に政権が転がり込んだ。
そこで、なぜアスナール大統領のひきいる与党が国民の反対にあったのか、巷にのぼるコメントは「ブッシュと肩を並べてイラク侵攻したことでアルカイダの標的にされ、国益をそこなった」との趣旨に代表される。が、これは矛盾している。的をカスったぐらいの理由である。
イラク開戦にあたり、ブレア、アスナール、ベレスコーニの英西伊首脳はそれぞれ国民大多数の反対を押し切って米支援を決定した。スペインの場合は80%がNO、YESはたった4%でした。ブレアがそれを聞いて「プレスリーが生きていると信じる者より少ないね」とからかったほどなのです。それにもかかわらず、一旦派遣したあとは既定事実となり新たな反対運動は影をひそめた。昨年、スペイン兵のコンヴォイが爆破され、多数の犠牲者をだし た際も引き上げないことで国民のコンセンサスが得られていた。したがって今回の下院選挙も与党が過半数をとると予想されていたのである。
●アルカイダにアブラゲさらわれた
テロの標的になったからイラク関与を止めよう・・・そういう部分は誇張して報道されるので「そうか」と早合点してはならない。国民党逆転敗北の理由の力点は別のところにある。最大の要因は政府の真相究明への態度がウサンクサイ印象を与えたこと。政府はのっけからバスク分離独立派ETAの仕業として選挙を有利に導こうとし、アルカイダ関連が明らかになった選挙日になってもETAをプライム・サスペクト(最も疑わしい)と言い張るポカをやってしまった。これで政府へのブーイングが全国にひろがり、いつもはサボル者も投票にでかけた結果、投票率63%にのぼった。スペインでは稀に見る高い数字です。
さて、社会労働党がに政権交代したからといって、スペインが対イラク政策を変更したり、米と距離を置くことはない。派兵を引き上げるなんて短絡に考えるバカはいないとおもうが、念のため、新首相になるサパテロ氏の最優先課題が犯人の究明とテロ対策、テロ対策にはアメリカほか各国と国際協調が欠かせない。
● アルカイダとはなんぞや
近頃のテロリストはみなアルカイダと名乗りたがる。そう名乗ってもウサマの高弟から文句は出ない。本家は出せるような連絡網をもっていないのだから、パテント料不要、自由に借用してはばからばい。今回ヴィデオにあったモロッコ訛りのアラビア語を話す男は「アルカイダ・ヨーロッパ支部長」を名乗り、イラク政策の変更と、列車爆破テロはブッシュ同盟軍に参加した罰であるという。支部長ネ〜、学歴詐称じゃないのいか。いまやアルカイダと名乗る者がアルカイダ、定義を変更したほうがわかりやすい。
米軍13000人がウサマが隠れているというトラボラに展開してかなりになる。サッダムを捕まえた米特殊部隊も投入されたが、ビンラデンはいないっていうの!どこに目がついてるのか、まったく。(了)


Pnorama Box制作委員会

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