![]()
----------------------------------
雲隠れにし夜半のザワヒリ
----------------------------------
〈 Mon, 22 Mar 2004 〉
|
● 雲隠れにし夜半のザワヒリ
火曜日から連日のアルカイダ総攻撃で捕まるハズの「値打ちある」大物が見当たらない。鳴り物入りで進軍したはいいが、200人の捕虜にお尋ねものは一人もおらんではないか。まさかか外国兵捕虜を知らぬ間にグァンタナモへ輸送したりしないでしょうな。ニューヨーク発のガセネタに『ザワヒリは白いトヨタ・ランドクルーザーの改造装甲車で「暁の襲撃」まえに包囲を脱した』。とありました。すっかりバカにされてます。 |
|
しかも村の婦人子供を犠牲者に出している。パキスタン側にあるアフガニスタンとの国境地帯[南・北ワジリスタン]は族長が治める独立区、アフガンの「はなれ」である。兵器資材や密輸品はここを通り道にする。ソヴィエトと戦ったときはムジャヘデイン、そのあとタリバン/アルカイダに加わるためここを通る外国兵はお金を落としてくれるお客様、テロリストであろうと密輸業者であろうとお客様は大事にされる。パキスタン軍は町や村の部族と攻撃についてよく相談、説明したうえで近隣の山中や泥壁城砦、村の特定建物を攻撃したわけだが、周知不充分だった。村に残った部族は自衛のため反撃せざるをえない。
|
|
部族の長老集会「ジルカ」がひらかれ(この地方では40才台)休戦を提案した。予定ではこの地帯の家を一軒一軒家立入捜査するそうです。また4〜500人いるとみられる残党をどのように攻撃するにせよハイバリューは発見されないだろう。とんだ人騒がせでした。戦法を練り直して出直してこい!
|
|
●ヘラトの族長 イスマイリ・カーン
パキスタン国境の戦火が、関係のないアフガニスタンの西の端、イラン国境にちかいヘラトへ飛び火した事件。カルザイ政府の航空観光相はヘラトの族長、イスマイリ・カーンの息子、この息子どのが故郷を訪問、車が市内中央に入ったところでロケット砲に撃たれ、同乗のガード二人ももろとも暗殺された。イスマイリ側は、新しく政府から派遣されたヘラト地区上級司令官の犯行で原因は「ライバル同志の私恨」だという。 |
|
どこかで聞いた話しだとおもったら、カブール空港 リンチ殺害(2002年2月16日 〉にそっくりの事件があった。殺害されたのはときの航空観光相で出身がカルザイさんと主導権をあらそった北軍の部族。犯人は政府公安部の中級幹部、原因は私的怨恨。・・アフガン部族国家はちっとも進歩していない。明治維新はなぜあんなにうまくいったのだろう。
|
|
息子の大臣はさておき、オヤジの族長イスマイリ・カーンはソ連との長期戦闘で一方の雄、マスードやドスタムなど知る人ぞ知る武将である。戦争したことのないお喋りカルザイになんで頭をさげられようか・・・でしょうな。イスマイリ派は閣僚ポストの割り振りを受け、一応カルザイ支持を表明しているが、イランとの通商関税を従来通り族長の収入にして政府に治めない。「滞納」額は数百万弗もあり、国軍より多い私兵を傭している。この国の復興はイラクより何倍も難しい。(了)
|
![]()
![]() |
|
Pnorama Box制作委員会 |