安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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シラクが負けた、フランス地方議会選挙

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〈 Fri, 26 Mar 2004



●票をのばした社会党と極右
スペイン、台湾の後塵を拝してフランスでは統一地方選挙ながらシラク大統領とラファラン首相の行く手をうらなう選挙が日曜日おこなわれた。ちょうど政権半ばにあたる。スペインの投票率はあのマドリッド3.11で76%(だったか)に達したが、フランスは幸い平穏、選挙の関心は低く投票率は約60パーセントです。地方議会などどうにでも転べとおもってるケセラセラさんが健在、事あらば、02年の大統領選のように一致団結できるのに、県議ぐらいではのりが悪い。なんというかフランス人って頼もしいというか羨ましい気もするな。
それでも選挙の当落は党の盛衰を決定する。シラクの与党、国民運動連合は22地域のうち過半数を製したのは2地域だけ、20地域で社会党に敗北した。いま、書いていえる時点ではまだ未開票もあるが、出口調査と合わせた予想によると20対2。ボロ負けだ。選挙前は14地域を押さえていたのがこのありさま。
社会党や緑の党、共産党の左派グループが50.1%、負けた与党連合が36.9%。一方、極右の「国民前線」が13%に伸びて第3党にのしあがった。極右の得票はストップ移民である。現今のテロ脅威も影響しているが、これは欧州の持続する潮流である。
●不人気な年金・医療改革
負けたのはイラクでもテロでもない。イラク戦に参加していたら比類なきまでに完敗しているところだったが。主要な批判票は、政府の年金改革、医療改革など自己負担が増えて受給が減り、医療など社会サービスが制限されることへの不満です。また雇用が減る一方でながびく失業問題も大きい。いずこも同じ、先進国がのきなみかかえる厄介な改革だ。社会党がベターな改革案をもっているわけではないが、政府案に反対して市民デモを繰り返してきたのが結果にあらわれた。
ところが斯様な負けっぷりにたじろがないのが、またフランス人らしいところなのか、ラファラン首相は改革は必要不可欠、ヤルッキャないとまけていない。シラクさんはどうするだろう?このままでは次の国政選挙に勝ち目はない。かといって改革は絶対必要、さもないと財政破綻する。社会福祉の危機的状況をじっくり説明、理解を得る努力をするでしょう。その熱意が通じるか・・・さ、どうでしょう、年金、医療、失業はすなわち経済問題です。2年前とはテーマがちがいますから。(了)


Pnorama Box制作委員会

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