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身辺雑記、散髪やにて
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〈 Wed, 31 Mar 2004 〉
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●ガンビアの理容師さんと床屋談義、
前の晩まで明日は歯医者と言い聞かせていたのに、朝は完全に失念、歯医者からの電話で「シマッタ」。違約金は自己責任としても4月20日まで延ばされたのがイタイ。ショゲていたら昼過ぎに2時半に空きができたが来るか?という。はいはいまいります、あわてて町に出たら、30分早かった。で、そのあいだにすぐやってくれる散髪やはないものか、駆け足でさがして3件目のミニ髪結いさんに誰も客がいなくて予約もないらしい店はあった。すぐやるという。歯医者に行くから20分で終わってくれ、そういって店を見渡すと椅子が二つしかない。はやってないらしい。髪がウスク細くなったわが頭はどこでやろうと大差ない。安ければいいのだ。 |
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チョキチョキやってくれるのはアフリカの女性、話しを聞いていると、この店をやっているベトナム女性が出産休暇なのでそのあいだ代わりに店を預かっているとか、どうもハナシがベトナム関連になってしまった。小生をこの店のヒイキでベトナム人とおもっているらしい。ベルゲンの周囲には数百人のべトナム難民出身者がいるが、その内部社会のことなどわたしは知らない。おやそう、へ〜そんなのかあ、とかナマ返事していたら、そんなことも知らないのとバカにされました。いやわたしベトナムからの者ではありませんでして・・・。
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●アフリカの民さまざま
このアフリカ女性、今度はわたしを中国人と思ったらしく、中か料理の話しを・・・・かなわんな、日本人ということで勘弁してもらいました。散髪中は眼鏡をかけないのでボンヤリしているが、鏡にうつるこの若いアフリカ女性はなかなか美しい、ソマリアか?ときけばガンビア、西海岸と誇り高い答えがかえってきた。なぜか西海岸を強調する。アフリカ大陸でも東海岸、南北アフリカと一緒にされるのは不服らしい。 |
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30年ほど前、エジプトの友人に、『エジプトは北アフリカにある。帰属意識としてはやはりアフリカ人か、連帯意識を感じるか』と尋ねたところ、エもいえぬ表情に顔がクシャクシャ、このエジプトの特権階級で大臣を母に持つ客員研究員に対して不躾だったようだ。でも聞きたいよね。ややあって、カンで含めるようにこういいました。『ノーノー、我々はミドルイースト、むしろヨーロッパに親近感をもつている。自分がアフリカ人や日本人などと、生まれてこのかた考え及んだことはない。』日本人とはウマいことを、笑って済ませてくれて助かった。
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ガンビアの誇り高い理容師さんと「床屋談義」をしながら、このエジプトの友を思い出した。客員期間を終えて帰るとき、アラブ式に小生をハッグして涙を流してくれました。アレキサンドリアに別荘があるから必ず来いと言ってくれましたっけ。
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●毛生えのまじない
散髪やの続き:ガンビアといえばわたしの知り合いに当地のサッカー2軍でプレーしている選手を知っている。それをいうと『あゝ、ブーヴァ、毛がいっぱいある人ね』、理容師さんらしい答え。ブーヴァといったかな?名前は知らないが、上背があり、アリヨーという可愛い子がいて、奥さんをよく知っている・・。『薬剤師のTね!』。それから床屋談義に花がさき、5分超過して終わってれた。最後、両手にわたしの頭を包んで撫で撫でしながら、「早くたっぷり毛が伸びてまた当店に来るように」と2回おまじないをする。メディィシンマンにおまじないしてもらったぞ。ガンビアは小さいが豊穰な国だ。生えるかな? (了) |
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