安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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サドル師とナジャフのアヤトラたち

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〈 Thu, 15 Apr 2004



14日の米のメディアは9.11証言とシャロン の中東イニシャチブが最大の関心事です。イラク関係は影にかくれてしまった。私にはイラクの方が興味あるので、そっちをまず。
イタリア人人質4人のうち一人が酷な姿で殺害されたアルジャジーラの報道は未確認ですが、処刑した理由はベルスコーニ首相が軍を撤退させない強硬な態度に反発して処刑したという説明。今日、日本人3人が解放されない理由を、さる国の特派員が「コイズミ首相が彼らををテロよばわりした、彼ら拉致犯はそれが耐えられないから」と言っておりました。テロリストは常に自分たちが「正義」であると、そう信じないとやってられない面もあるが、テロリストを代弁するような西側報道はこまりものです。
最近の西側報道は、自由に活動できるアラブ記者たちの言い草を受け売りするので、反米姿勢がめだつようになった。アルジャジーラなどは、反米絶叫型のトップレポーター、アハメド・マンスールをファルージャに送り込んでいる。西側記者の代理で取材するイラク人は保身するために武装派の見せたい映像、武装派のゲキを取り上げざるをえない。このへんを割引する必要があろう。
ムジャヒディン、インティファーダ、ジハードなどアラビア語の呼称はいろいろあるが、和訳すれば、一揆、人民蜂起、天誅。暴徒じゃないんだ、正義のつもりなんだ。「略奪」じゃない「打ち毀し」である、よって権利というまことに我田引水の解釈を彼らは持っておる。
ムクタダ・サドル師について、この人物はバグダッド市外、シーア貧民労働/無職者の居住地区でテロ活動をしていたが、米軍が本格的な掃討を始めるとシスタニ師のいるナジャフに逃げ込んでしまった。アヤトラたちに恭順を示し、シスタニ大師とその宗教会議「ハウザ」が決定する「ファトワ」(宗教令/お布れ)に従う。いわゆる「イスラム流解決」です。TVではまだ勇ましい事を言ってるが、本音は米軍の追っ手がこわい。サドルは米英期待のアヤトラをモスクで殺害したリーダーとされる。
サドルには忍者装束をし、機関銃とロケット弾で軍事行進するた「マハディ民兵」組織がある。正規隊は500人ぐらい、そこへ各地で蜂起参加したマハディ軍は3000人からその倍ぐらいいるといわれている。この数日、サドルの自粛命令で引き込んでるが、民兵たちは給料をサドル事務所から、それもドルで貰っているらしい。資金はサドルの精神的指導者とされるイランのアヤトラからきているらしい。名前をカディム・アル-ハエリという、
このサドルとイランのラインを絶ち切ろうと、米はイランに圧力をかけていた。その使節がナジャフに15日やってくる。イラン側はアメリカの頼みを聞いてあげる態度ですが、まあよろしい。米はナジャフに関してはしばらく静観する構え。(了)


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