合計 2458羽
10月11日 曇晴 13羽 オオタカ、ツミ、ノスリ、ハチクマ2、キビタキ、アオバト、ハヤブサ、
10月10日 33羽 ノスリ、トビ  
10月9日 曇・雨 0羽 赤田にて。コサメビタキ、アオバト、
10月8日 雨・曇 観察はなし
10月7日 112羽 ノスリ、ミサゴ1、ツミ1
10月6日 413羽 ハチクマ2、ハヤブサ、ノスリ、オオタカ、ツミ、トビ、アオバト他
10月5日 85羽 ハチクマ2.チゴハヤブサ、アオバト、アマツバメ、ノスリ、オオタカ、ツミ
10月4日 1512羽 ツミ、イカル、アオゲラ、ツバメ、アマツバメ、アオバト、ノスリ、ハチクマ3
10月3日 179羽 オオタカ2、ハチクマ6、イカル、アオバト、カワウ、ノスリ、アマツバメ、ツバメ、イワツバメ、ヒメアマツバメ
10月2日 20羽 トビ、イカル、アオバト12
10月1日 2羽 赤田にて。チゴハヤブサ1、コサメビタキ、エゾビタキ、ノスリ、チュウサギ多数、ノビタキ、
9月30日 観察はなし
9月29日 観察なし
9月28日 18羽 ノスリ4、ツミ、ハチクマ1、オオルリ、エゾビタキ
9月27日
8羽 ノスリ1、ツミ、トビ・アオバト4、アマツバメ、イカル他
9月26日 曇・風有 38羽 ハチクマ1、オオタカ1、ノスリ3、アマツバメ、アオバト1、ツミ2、トビ、他
9月25日 7羽 オオタカ2、ツミ3、トビ、ノスリ2、アマツバメ、イワツバメ、アオバト1羽、ツバメ、エゾビタキ7・・
9月24日 4羽 ハチクマ5、ハヤブサ1、ノスリ3、ミサゴ1、コサメビタキ、コムクドリ200羽(赤田にて)オオタカ1
9月23日 5羽 ツミ1、アマツバメ
9月22日 8羽 ツミ2、ノスリ1、オオタカ3、ハチクマ1
9月21日 観察なし
9月20日 1羽 クマタカ2、ノスリ1、トビ、ツミ1、アマツバメ10、ソウシチョウ1、ヤマガラ
月・日 曜日 天気 サシバの数                その他


最後に  あえて合計を意識せずやってきましたが、皆さんそれぞれに合計を出して下さっていたようで、「今年は多かったですね」と連絡を頂きました。数字を見れば、合計を出したいのは、人の世の常?ですものね。自宅にいても、一緒に渡りを楽しんで下さったのだと嬉しく思いました。そう言う訳で今年は2458羽と言う久し振りに大きな数字となりました。振り返ってみますと、とにもかくにも条件が良かったと言う事です。後半に出る、明神谷の、小さくて、さらに霧に隠れる、更に谷の向うへと消える、はがゆい群れが、今年は皆、稜線の上に上がり、しかも視界がまずまず・・・ということで、これ程の数字となりました。また機材の精度が格段に上がったと言うこともあるように思います。いつもなら決して見えぬものを、高性能の双眼鏡で拾って下さる方がいました。一方今年の繁殖が上手くいったのだろうという話もありますが、その辺は何ともこの観察からだけでは分かりません。
 サシバの魅力は一体なんでしょうかね。当然サシバそのものの魅力も多いにあると思いますが、私はサシバを数え上げる時の人と人との連帯感によるところが大きいように思います。鳥の仲間は別ですが、多くはこの時期だけに出会い、お名前も、お住まいも、職業も存じ上げない方々ばかりです。しかしその方々と協力し合い、あちこちから「出た!」の声があがると、ひたすらその声を信じ、目を皿のようにして探し、見つけた時の「いましたー」という明るい、満足げな声が、その全てのように思います。今年もそんな出会いをたくさん持てて、嬉しく思いました。皆様、来年もまた是非お会いしましょう。今年のご協力に感謝してお別れです。
毎日様子を見に来た矢倉のノスリ
10・11 晴曇  もう誰もいないのだろうなーと思いながら公園に向かいますと、まあ望遠鏡が数本見えます。皆さん、最後を見届けにきたのでしょうね。確かに終了の時が来ています。雲の様子が違います。あのサシバを生み出す真っ白な入道雲はすっかり影を潜め、さっと箒で掃いた筋雲が見えるだけです。その下をサシバは群れにならず、多くても4羽の群れで、あとは単独で移動して行きました。空が高く、さすがの遠目の私でも、肉眼で探すのは容易ではありませんでした。それにしても一体これらののんびり屋さんはどこからやって来たのでしょう。上空はかなり冷えているのではないでしょうか。
 サシバが途切れると悠々と出て来たのはオオタカとハヤブサでした。このオオタカは乳白色でとても美しく、殿様の鷹狩に重宝されるのではないかと思えるほどで、見事でした。急降下等も披露してくれ、穏やかなサシバを見慣れていた目にはとても刺激的でした。
 小鳥の渡りも続いていますね。公園のケヤキでキビタキ1羽を見かけました。昨日はシロハラの群れがいたようだと教えてくれる人もいました。既にツグミの死体も拾ったとか。本日21世紀の森ではルリビタキの声も聞かれたそうです。真夏のような日差しを受けて始めた調査も、いつしか秋が深まる頃となり、夢中で過した日々も本日で終了となります。皆様、ご協力有り難うございました。明日はゆっくり合計などをしてみたいと思います。
10・10  朝のうち雨粒も見えたため、調査を取りやめにしたものの、10時ごろからところどころ青空が見え始めました。急いで公園に向かいましたら、Sさんが1人空を見ています。たった今2羽を見送ったと言います。そこでしばらく見ていましたら、17羽の群れが山頂に現われ、東屋の前を通り過ぎました。その後は単独で現われるもの、3羽で来るもの、・・・と皆、同じルートを、静かに通り過ぎました。全て肉眼で見送ることが出来ました。公園は一段と寒くなりました。のんびりしていたサシバも急に慌てだしたのかも知れません。皆、旋回する時間も惜しいと言うせわしなさでした。
10・9 曇雨  矢倉が見えましたので、最初は公園へ向かいましたが、あっという間に霧で蔽われました。そこで仕方なく、赤田へと車を飛ばしました。しかしここもどんよりしていて、サシバを一度も見ませんでした。飛んでいてもこの空模様では見えませんね。アオバトやキジバト、ドバトなど、ハトがよく飛んだ日でした。サシバは天気予報が全てですが、裏切られることが度々です。
 大友の水田にアマサギ、チュウサギ、ケリ16羽、カラス類の大群がいました。このカラスの中にミヤマカラスが多数混じっている感じですが・・・。
10・8 雨曇  9時頃から雨が降り出しました。秋は天気予報が度々外れますので、この目で確かめないと、落ち着きません。窓を開けて、空を眺めていると、まあ―良い香り。庭の金木犀がまばらながら花をつけています。この時期はゆっくり庭を眺める暇もありませんが、こうして香りが秋の深まりを教えてくれます。この香りが届くとそろそろサシバも終焉です。
 最近はいや50歳を過ぎたらめっきり涙もろくなりました。サシバのひたむきさに出合うと、感動で胸が苦しくなります。そして鳥ばかりではなく、若者の言葉にも、敏感に反応します。先日の高校生ドラフトの佐藤君の言葉に泣きました。「両親の支えがあったからこそ、ここまで来れた。プロに入った以上親孝行がしたい」。あの涙の美しかったこと。またいつも隣に座る仲間の息子さんの話にも思わず涙が出ました。運転中で危ないって。「どんな格好のお母さんでも自信を持って、僕のお母さんだといえるよ・・」とのセリフ。これが反抗期の中学生の言葉ですから、すごい。それに比べてわが息子は・・・。親が悪いのですね。たぶん。
    足柄平野 
10・7 一昨日、先日の余震でしょうか、グラッときましたので、目が覚めましたが、その後いつのまにか寝てしまったのでしょうね。その時夢をみました。愛車がおば様を乗せたまま盗まれてしまったのです。被害届を出しに交番に行きましたら、盗まれたものはなんですかと聞かれ、折りたたみ椅子2個、パイプ椅子1個、それに赤と青の上着と記録しました。そしておばさんは2人ですと書こうとしましたら、「おばさんはーいいですよ」と言って被害届を受け付けてくれません。・・・と、ここで目が覚めました。こ○きの引越しと言われた道具を盗まれ、なんとお詫びをしていいのかと、途方にくれました。その話を当のおばさんに話しましたら、「そんな夢を見るようでは、相当疲れているから休んだほうが良い。それにしてもおばさんの被害届を受け入れないなんて失礼千万。どこの交番?」まあそう言う訳で、本日は家で遣り残しの仕事をしていました
 公園ではWさんやSさん達が小さなものを拾ってくださったそうです。有り難うございました。おかげ様で骨休みが出来ました。まだまだサシバは続きますね。
10・6  朝から沢山の望遠鏡が林立しています。大丈夫でしょうか。いつもならもうこの辺りで出切っている筈で、あとは我々が気まぐれなサシバを拾って、このシーズンを終了するところです。しかし今年は天気が良ければ必ず出ます。このままでは2000羽を軽く超えるでしょう。昨年1万羽のサシバを越冬地で惨殺と聞いていますので、多いに不安でしたが、矢倉を通るサシバには、大きな変化はないようです。
 朝のうちは矢倉を離れ、丸山の方に、雲の間から湧き出す群れが多く、高く上った後は、すーと気持ち良さそうに流れ、富士の裾野へと吸い込まれて行きました。大きな白い入道雲や灰色の雲はありましたが、皆その下を旋回し、殆んど捉えたのではないでしょうか。
 11時を過ぎると、次はいよいよ明神谷にやって来るサシバを待ちます。幸いなことに、本日も稜線すれすれに飛ぶものは少なく、皆かなり高さを取ってやって来ますので、見つけやすく、逃したものは余りありません。微妙な空気の流れが、サシバの全てをつかさどっているのです。我々はただ黙って付いて行くだけです。今年ほど我々に女神が微笑んだことはありません。精神状態が良好なのは、家族の者にとっても、ありがたいことでしょう。
 午後の矢倉とも明神ともつかぬ位置に突然大きく現われるサシバの群れには、幾度となく驚かされ、その都度、体が熱くなりました。午後のサシバには、悲壮感が漂うのは何故でしょう。朝日を背に受け進む朝の群れには感じられない物悲しさがあります。
 公園の桜が咲きました
10・5  ポツリポツリとやって来る一日でした。まるで渡りの最後を思わせる光景ですが、時折10羽ほどの群れが見られ、まだまだシーズンが終わりではないことを実感させます。きのうの今日ですので、お客さんも居ないでしょうと、Oさんと出かけましたが、なんの何の、沢山の人垣です。体の切れが悪い私とは違い、せっせと探し、ちゃちゃと数えて報告してくれました。
 十数年やっていて初めてのことでした。観光客の女性がこちらがサシバを見ていると知ると、「サシバ以外の鳥が出たら教えてください」と言い、芝生に座って食事を始めました。「エーなんだって!まあ大胆。どういうこと?」と一瞬何を言っているのか分からず、栃木弁の臭いがしたのもあり、つかつかと彼女に詰め寄り、「どうしてサシバ以外なの?」と聞き返しましたら、「うん、だってサシバはいつも見ていたから」「エー、何処で」「那須烏山」「アー、那須烏山ね。納得」「子供の頃家の周りで沢山見ていて、カラスみたいなものよ」。私も栃木だがサシバは聞いたことがない。県の北部では沢山繁殖をしていて、豊な子供時代を過した事を知り、このご婦人を羨ましく思った瞬間でした。
10・4  午後3時、誰もいなくなった東屋を後にし、駐車場へと向かうと、まあなんと1羽のサシバが「僕だよ、今日は大変だったねー」と労をねぎらうように、何度も何度も旋回し、柔らかな日差しを浴びて美しく光る、透かし模様を見せてくれました。「もう分かったよー。さあ早くみんなに追いついて・・」と声をかけるとスーッと消えました。
 今日はなにから書いていいのでしょう。様々な人の顔が恨めしそうに浮かんでは消え、お話ししにくいのですが、折角ですので言わせて貰いますね。
 何と言う一日だったでしょう。凄かった!!おそらく16年で初めての経験でしょう。雲、風、日差し、そして気流と全てが申し分なく、完璧な飛行を約束したのでした。心配していた左肩の山越えのグループも、午前中を中心に次々と途切れずやって来て、こちらにはエールを送る余裕もあり、満足の行く見送りが出来ました。多くは肉眼で見えるほどの大きさがあり、殆んど捕らえたのではないでしょうか。最後まで悪さする雲は見当らず、完璧のように思います。
 お昼頃からは最も手ごわい明神谷の群れが、夏祭りの花火のように、ドカンドカンと間をおかずに上がり、大輪の花を咲かせて、留まるところを知りません。通過したものは全て数秒後は、過去の出来事として視界からも脳裏からも消去しなければなりません。次が直ぐ近くで控えています。いつものような声をかけ、1羽1羽のんびりと見送ることは出来ませんでした。ただそうは言っても流れ作業のように次々と見送る中にも、あのサシバの胸に迫る、ひたむきさは十分に味わうことが出来、度々感動で息が苦しくなりました。これまで視界の限界を挑戦的に飛ぶ明神谷の群れには度々翻弄され、後悔と敗北(大袈裟な)で眠れぬこともありましたが、これでしばらくゆっくりと眠ることが出来るでしょう。これも沢山の人の一糸乱れぬ連携プレイがあってのこと。サシバの魅力はまさにこの連帯感。人と人との暖かい触れ合いに感動した一日でした。本当に皆さん、お疲れ様でした。
10・3  お昼も近くなってやっと出ました。しかし最初に出たのは最も困難な明神の谷を行く群れで、またもや、こちらの根気を試すような、出方です。ただ本日は大型双眼鏡を持参した方がいますので、大分気は楽でした。が、やはり幾つか落としているでしょう。谷の向うへと姿を消すものがいました。昨日市街地のマンションから見られた、列をなして渡るサシバを捕らえられませんでしたから、どうしてもこのコースは肩に力が入り、群れが途切れた頃には、どっと疲れています。
 矢倉を取り巻く雲の様子に変化が出始めると、今度は山頂や左肩に出るものが次々に現われ、これらは参加者全員で1羽1羽数え、見送りました。懸命に羽ばたく姿に感動し、サシバの渡りの醍醐味を十二分に味わいました。この天候ですので、いつもより視界に留まる時間も長く、高度も低く、矢のような速さで去るものは少なく、我々には好都合でしたが、サシバには気の毒でした。
 毎日アオバトが群れをなして、米神方面へと向かいます。6羽ほどの小さな群れですが、目的地へとまっしぐらです。同じコースを戻りますので渡りではないようです。今年はいつになく目にする機会が多く、大磯の海岸は工事でも?
10・2
 昨日と同じようなお天気でしたので、またもや矢倉岳を包んでしまうかと、しばらく落ち着きませんでした。が、平野から上るガスは幸い矢倉岳に達するといつのまにか消えていました。しかしサシバが出ません。じりじりとした時間ばかりが過ぎていきます。決してこの条件ですから期待していませんが、せめて山越えの、稜線をこじ開けるようにして湧き上がる、その群れの存在を確認したいのです。今年は山での繁殖に赤信号が灯ったのでは?とのドッキとした意見もあり、一刻も早く、そうでないことを確認したいのです。
 11時頃に本来ならもう少しあとで観察される明神岳を粛々と移動する群れが本日少しですが見られ、昨年の悪夢がよみがえりました。辛うじて姿を捉えても、山の反対側に消え、2度と姿を見せないのです。ここを捕らえなければ、正確な数字は出ません。よーし、昨年の二の舞は踏まないぞ!
10・1  一度定刻に公園に着きましたが、すぐさまとんぼ返りで、赤田へと向かいました。自宅から公園に向かう30分ほどの間に矢倉岳はすっかり霧の中でした。いくら待ってもこの霧は取れそうに思えず、即決でした。これも何度も失敗した経験の賜物です。
 赤田は霧はないながらも、やはり晴れてはおらず、秋の色に染まる小鳥達も皆黒く、光のないのが良く分かります。サシバの出る気配も全くありませんが、この悪条件のもと、幸い2羽のサシバが見られました。1羽は我々の目の前を小田原の海岸方向へと低く向かいました。矢倉岳へと続く道を探すのを諦めた1羽でした。
9・28
 朝方地蔵堂の温度標識を過ぎた時点で分かっていた事なのでしょうか。28度という、この時期とんでもない数字が全てを語っていたのでしょう。嫌な予感はしましたが、気温だけに左右されるものでもないし、サシバなりの感じるところがあって、よし今日だと思わぬものでもないだろうと、気を取り直し、山に向かいましたが、結局思い通りにはなりませんでした。それでも朝のうちは1羽、2羽とやって来て、サシバらしい旋回なども披露してくれ、大きな期待も抱かせましたが、ここ数日同様、お昼が近付くにつれ、その気配も薄れ、ぴたりと止んでしまいました。矢倉の左肩に黒い点となって現われる、山越えのものが9月のサシバを賑やかなものにしてくれますのに、いっこうにその兆しがありません。仕方ありません。待ちましょう。
 お天気に誘われて、鳥以外の方も多く見えましたが、この異様な光景に、「何をしているのですか」と問い掛ける人も多く、わが仲間の若者がいちいち懸命に、丁寧に、言葉を尽くして説明をしていました。これなら問い掛けた人にも、周りの人にも、気分良く、「よ、若者、いいねー」と1人つぶやきました。
9・27  うーん出ません。矢倉岳を少しでも霧が覆えば、すぐさま、赤田に移るところですが、それ程ひどくもなく、やれそうな気配がするし、かといって出る気配もなし、落ち着かぬ一日でした。下界は日差しもあり、青空も見え、気持ちの良い秋晴れのようでしたが、公園は午前中から寒く、冷たいお弁当に手をつける気にもなれませんでした。朝から雲の変化が激しく、一時は最高の条件が整ったとも思いましたが・・・。狩川の自宅を出た時、Oさんは3羽のサシバを見かけたようです。それが本日の唯一の希望で、滅多に見ない場所で見るくらいだから、さぞかし・・・との思いは、残念ながら泡の如く消えました。毎日アオバトが目の前を横切り、小田原の海岸へと向かうのが、せめてもの慰みです。
9・26  20度をきっていて、午後には寒さが骨の髄まで沁みて、持っている物を全て着込みました。一日でこの変化。サシバにも何らかの変化があっても良いでしょう。9時30分過ぎからサシバが現われますが、それでも大きな数にはなりません。公園にもサシバ同様ポツリポツリと人が現われ、言葉には出さずとも、今日こそは出ておくれと言う、切なる思いがじわりじわりと広がるのが分かります。するとその時でした。12羽の群れが矢倉岳山頂に突然現われ、東屋の上を満足そうに飛び去りました。山頂の遠足の児童の歓声も聞えましたから、サシバを見届けた模様です。その後直ぐに17羽もやって来て、同じコースをこれまた満足そうに飛び去りました。上空に強烈な気流を見つけたようで、勢い良く流れ、先ずは安堵したことでしょう。ただその後はいくら待ってもダメでした。どうもここ数日午後の出がさっぱりです。灰色の雲が矢倉周辺を覆い、見つけながらも直ぐ見失うものも幾つかありました。薄く広く全体にかかる灰色の雲はここでは要注意です。
1時を回るとまた独りぼっちになり、お尻がむずむずし始めました。しかし2時までは頑張らねば・・とぶるぶる震えながら、見つめていました。来るかこないか分からぬ物を待つのはサシバだから出来ることです。これが人間では2時間が限度でしょうか。しかし好きな人に会いたい一心で13時間待った友人を知っています。私も今なら彼の気持ちが少し分かります。
 さてさてこのところ立て続けにクロツグミ御難の報です。1羽は死に、1羽は本日無事放鳥です。いずれも美しい雌でした。

9・25 まだまだ出る気配は薄いものの、11時30分まで、ポツリポツリとやって来て、静かな中にも、刻一刻迫り来る熱気を僅かながら感じとることが出来ました。途中、ツミ、オオタカ、サシバの巴戦も東屋頭上で見られ、青空に銀色の腹を返す、空中戦に胸が躍りました。ただサシバは防戦一方で、困り抜いた様子で、気の毒な限りでした。旅の途中で、ゴロツキに出会った心境でしょうか。その後はツミとオオタカ夫婦?の三つ巴が始まり、どうにも喧嘩っ早い連中です。ただ午後は全くダメでした。目の前のエゾビタキがツルウメモドキの種をくわえて、おどけた表情を見せてくれたり、のんびりとアオバトが1羽、タカの渡りとは一線を画するように、独自のルートを飛び去ったのが印象に残りました。まだまだ暑い公園です。しばらくこんな状態が続くのかもしれませんね。一方、目前に迫ったレースを控え、眼下に見える富士スピードウエイの張り詰めた緊張が公園の静寂さえも破るかのようでした。今週末のイベントが終了するまで、公園も何かとせわしないことでしょう。
9・24 月曜日 午前中山頂に霧がかかっていましたので、赤田で観察をしました。灰色の雲が低くたなびいていて、飛ぶならこの下を飛ぶでしょう。ミカンを切って植えた桜はいつになったら、観光客を楽しませるのでしょう。ミカンも良かったけどなー。
 ノスリやオオタカが出てもサシバは中々飛びません。ただハチクマの3羽の飛行は迫力満点でした。ハヤブサは公園を見下ろしながらしばらく飛んでくれました。午後1時過ぎ、2羽のサシバがビール工場の上で30回ほど旋回し、やっとの事で流れました。気流が良くないのですね。ミサゴは矢倉は目指さず、小田原の市街地へと向かいました。双眼鏡の前をブーンと羽音を立てて飛んだのはコムクドリの大群でした。赤田の部落のミズキに降りながら、直ぐに飛び立ち、足柄平野に舞い戻り。コサメビタキも数羽、ひらひら飛んでいて、渡りの醍醐味は赤田のほうが味わえますね。公園で観察をして下さったIさん、情報有り難うございました。Mさんご夫婦、一緒に観察が出来て、楽しかったです。
9・23 日曜日 下界の涼しさに、淡いながらも期待をし、公園へと向かいました。が、何もかも霧の中でした。しばらく立ち尽くしておりました。この霧は一日、止みそうにありません。バスの運転手さんと話をし、様子を見に来る仲間の皆さんとおしゃべりをし、山を降りました。これを期に涼しくなるでしょうか。
9・22 土曜日 晴れ Wさんからの報告です。「サシバ×8、ツミ×2、オオタカ×3、ハチクマ×1、ノスリ×1、計15羽。 観察時間9時30分〜14時 。W夫婦、Nさん、Sさんとで観察しました。晴れてはいたものの、足柄平野、曽我丘陵、丹沢方面、全てモヤがかかり、見通しは悪かったですね。ハチクマとサシバ×2は単独、サシバ×4は丸山上空、サシバ×2は明神尾根、単独は1が正面、1は矢倉山頂でした。」お疲れ様でした。
9・21 金曜日 晴れ 観察はなし  
9・20 木曜日 晴れ 10時半に公園に着きましたら、もう既にFさんが東屋周りの草を刈ってくれ、汗でシャツがびしょ濡れです。ご苦労様です。我々はベンチを水ぶきし、土間を掃き清め、水を撒き、安全祈願のお祈りをし、開山式は無事終了しました。その後はクマタカ2羽の汎翔をじっくりと楽しみ、これからお世話になる地のノスリの名前を決めようとしましたが、3羽いるため、1号、2号、3号じゃダメかナーと言いながら、結局決まりませんでした。いよいよ今年も始まります。皆様ご協力をお願いします。