2008年(1月ー4月)         2008年(5−8)

4月30日
 昨日はコアジサシを19羽、本日は40羽見ました・・と二人のOさんから連絡を頂きました。この時期は日ごとに数が変ります。河川に寄らずに海にいる物も多くて、営巣するまで数は掴めません。その意味でも誰かが屋上にやれば、吾も吾もと続くのです。この頃急に日差しも強くなりましたので、コアジサシの活動にも弾みが付くでしょう。
 Oセグロセキレイ給餌
4月29日
 朝から河川清掃に参加です。私がガンカモ調査をする小さな河川です。参加することに意味がある・・・と出かけましたが、ごみを見るとつい動いてしまい、帰宅後どっと疲れて、2時間の昼寝をしてしまいました。フー疲れたー。
 しかしまあこんな時に県会議員の祝辞などいるのかしら。長ーい挨拶にイライラしました。市長候補の〇氏です。無神経ですね。コアジサシの時は市に挨拶もさせず、皆さん石に向かっていきました。さっさと取り組みたいですよね。こんな時は。作業後にはご婦人方が主催する、災害時高齢者対策の予行演習を兼ねたブタ汁とお結びを頂き、水田を渡る風に吹かれながら帰宅しました。作業途中、クイナが2組いますよ・・とこっそり声をかけてくれた男性がいました。
 K・ホオジロ
4月28日
 朝6時からオナガがギェーギェー鳴いて賑やかです。いろいろ余所見をしましたが、結局戻って来ました。先日入念に杉の大木を点検していました。
 国府津の山ではキビタキがすごい数だとOさんから電話がありました。先日赤田は少なかったと沈んだ声で報告がありましたが、ようやく海側でも見られ始めました。5月の調査ではきっと数多くのキビタキが見られるでしょう。
 コアジサシは今の所12羽が最大です。屋上のデコイを新しい物に取替え、飛来を待っています。
 K・ガビチョウ
4月27日
 週末鴨川に行っていました。鳥の大先輩のTさんの新築にお邪魔した訳です。東京から高速バスで2時間。中々遠い所でしたが、その分植生も風景も違っていて、バスの中から食い入るように見つめてしまいました。こちらより季節は進んでいて、スダジイやクスノキの赤紫の新芽が大きく葉を広げていました。そして既に田植えが終盤でした。到る所に棚田が広がり、丁寧に作業が行なわれ、感心しましたが、一部放棄された棚田も目に付きました。山の養分をたっぷり含んだ清水で育てたお米は美味だそうですが、機械の入らない棚田は敬遠されるのでしょう。
 燃料として植栽されたマテバシイの実を食べに来て欲しいとの思いはアオバトにまだ届かないそうです。一刻も早く確認できるといいですね。新天地での生息調査も一人では大変ですよね。
 さて今年のケリは皆子沢山だそうです。食料の具合が良いのでしょうか。それとも環境に馴染んできたのかしら。ケリにとっても小田原は新天地ですからね。上手く育つと良いのだけど・・。
 O・キセキレイ
4月24日
 一日柔らかな雨でした。黄色いポビーが咲き出しましたので、嬉しくて傘を差さずに見入っていましたが、ちっとも苦痛ではなく、これが春雨というのですね。さてスズメの子供が孵った様で、小さな毛虫を電柱の穴に運んでいます。この間まで求愛で賑やかでしたのに、もう雛の誕生です。モズも孵化したのですね。こちらもレンゲ畑に飛び込み、虫を運んでいます。ただヒヨドリはまだです。雄が毎日ヤツデの実を食べに来ていて、明日にはその実もなくなるでしょう。今度は何を食べるのでしょう。
 さて小田原のケリが誕生したそうです。レンゲが満開になると、その間から、むくむくとした、縫いぐるみの様な子供がヒョコヒョコ歩き出します。足ばかり長くて不安定です。用水路に落ちて流されたり、カラスに狙われたり・・・と気の強いケリも子育ては容易ではなく、若鳥を見る機会は余り多くありません。
 H・ツバメチドリ・酒匂川
 
 
4月23日
 昨日は同時に標高150m前後の赤田でも調査も行なわれましたが、夏鳥は余り多くは無かったと、幾分がっかりした様子でした。こちらは500m程の低山でしたが、かなりの数の夏鳥が見られました。越冬地などの違いもあり、渡りに差があるのでしょうね。
 オナガは来たものの、2羽であちこちに移動し、まだ営巣木は決まらないようで、気が気ではありません。到着早々昨年の営巣木に来て、丁寧に調べていましたから、決まったかと思ったのですが・・・。
 昨日も今日もコアジサシが来ていますよと連絡をもらいました。今の所8羽が最大です。かなり高い所を飛んで、声がすれども姿が見えぬ・・・という状態だったとの報告があり、これはいわゆる先発隊の行動の特徴です。雲の中を飛ぶ事もあります。口には既に魚がくわえられています。だからと言って直ぐに繁殖に入るわけではありません。連休明けに抱卵開始というのが今までの傾向です。
 O・シロチドリ
4月22日

 夏鳥の声があちこちで聞え、頂きでクロツグミやオオルリの姿まで見え、いつの間にこれ程やって来たのか面食らうほどでした。ヤブサメも多かったですし、キビタキも声をあげ、賑やかな夏になりそうです。ウグイスが多いのは一寸意外でした。冬季に多かったソウシチョウは繁殖のため、さらに上を目指しますので、本日は一羽も見えず、これだけのウグイスの繁殖も可能なのでしょうか。ガビチョウは以前ここでは杉の木の上部で繁殖をしました。河原でやるものもいれば、10mほどの高い所でやるものもいて、中々興味深い鳥です。
 ノスリが西から移動してきたのでしょう。美しい4羽が相手を気にしながら、ゆったりと旋回をしていました。オオタカもサシバも見かけました。そしてアオバトも鳴きました。薄暗い杉の林では北に向かうオオアカハラの夫婦が隠れるようにして移動していました。一羽が反対側の山肌に潜り込んだものの、車や我々と遭遇する危険を冒してまでも、もう一羽の元に戻りました。これが夫婦でなくして何でしょう。
 さてこの大野山山麓にはウワミズザクラとイヌザクラが多いことが分かりました。到る所でつんつんと天に向かって伸びた白い花穂を見かけました。これでイカルが多いのもうなずけますし、野鳥にとって大事な自然であることが良く分かりました。でももう直ぐ頭上を高速道路が走ります。次第に変っていくのでしょうね。
 K・ルリタテハ 
4月21日
 各地から夏鳥到着の報が届きます。暖かくなりましたので、一斉に動き始め、目にする機会が増えたのでしょう。
今朝庭でモズの姿を見かけました。久し振りです。電線で鳴き声を上げていました。子供が出たのかな?それとも昨日から鯉のぼりがパタパタとはためいていますので、驚いて出てきたのかしら?レンゲ畑に大きな真鯉が飛ぶので、人間でもビックリします。
 我が家にツバメを呼ぼうとしましたが、ツバメの母さんの話では、木が多い、川のそば・・ということで無理ではないかとのことです。要するにツバメが好む環境ではないとの事。虫は多いんだけどなー。
 O相模川
4月20日
 やっと会えました。樹木園にキビタキ、センダイムシクイ、ヤブサメ、クロツグミ・・・と待ちに待った夏鳥が来ていました。日が長くなり、早朝5時発ではもうすっかり明るくて、既に皆元気に一日の生活を始めています。昨年雛に給餌をしていた場所でキビタキが囀っていました。昨年の個体でしょうか。まあそれにしても美しい。見事でした。これなら直ぐに雌が見つかるでしょう。アオゲラは園内で繁殖か。雄が食べ物を探すのに余念がありませんでした。そのせいか、かなりスリムで、アオゲラ特有の胸の張りが見られませんでした。
 さて一斉に戻って来たものにソウシチョウがいます。100羽以上いるでしょう。大木の幹や梢をするすると軽業師のように走り、その動きが独特で、つい目が行ってしまいます。ネズミのようだといつも思います。これらの野鳥が求愛に夢中になり、警戒心を怠るのもこの時期です。直ぐそばまで来てくれるのは嬉しいのですが、心配で気が休まりません。
 さてついにコアジサシがやって来ました。酒匂川には朝5羽だそうですが、相模川には300羽だそうです。昼前調査の帰りに河口によりましたが、姿はありませんでした。海岸清掃などがあり人が多かったせいかもしれません。嬉しくて昨夜桁数を間違えて3000羽と報告してしまいました。気持ちはそのくらいのなのです。さあこれからが始まり。皆さん、酒匂川周辺でコアジサシをご覧になりましたら是非教えてくださいね。
 O・コアジサシ相模川
4月19日
 久し振りに青空を見ました。外で植木の手入れをしていましたら、ギエーともギュウーとも聞える声がして、前の柿の木に止まりました。今年も繁殖のため戻ってきたのでしょう。大歓迎です。オナガの子育って、うっとおしい梅雨の、外に出られない頃、窓から見ていて楽しいのです。
 O・コムクドリ
4月18日
 6時間の授業が終ると子供も疲れるのですかね。「お帰りー、さようなら」と声をかけても、虚ろな子がいます。自治会の他にも、老人会、子ども会、保護者会・・・と沢山の方が当番でやって来て、通学路を守っています。危険が一杯なのでしょうが、考えると溜息が出ますねー。1年生から6年生までを見送るには、3度ほど家に戻ります。帰宅時間に合わせてお出迎えなのです。中々大変です。
 たまたま一緒に当番だったご婦人に「お宅様の庭木でモズの親子が塒にしていたのよ」と話しました。一寸ビックリしていました。少しでも身近な自然に目を止めて欲しくて話してみました。これ、おばさん体質ですね。
 F・キタテハ
4月17日
 朝6時30分の天気予報をNHKと民放の2箇所で確認し、すぐさま皆さんに調査を行なうかどうか連絡をします。今日はどちらも小田原は9時から雨マークで、当然中止となりましたが、実際には夕方5時ごろから降り出し、もやもやした気分が残りました。今月は雨に泣かされてばかり・・・。
 奥湯河原の山道に落ちていた黒褐色の耳たぶ状の鞘はジャケツイバラでしたね。広々とした中には小豆大の豆が一つ、納まっていました。反対側に回って探しましたが、まだ黄色い花は見えませんでした。この花は余りに鮮やかで、野山で見ると圧倒されると同時に幾分不釣合いな印象が残ります。南国育ちという感じかな。
 K・21世紀の森
 
4月15日
 もしかしたら今日はヒヨドリの渡りがピークだったかもしれませんね。朝からひっきりなしに北へと向かう群れがありました。調査に向かった奥湯河原でもヒノキに入り込む群れを見ました。今年は桜が散ってしまってから、やって来ましたね。お陰さまで我が家のグミも健在です。
 眼前に広がる幕山や城山のヤマザクラやオオシマザクラ。外国の春を知りませんが、最も美しい日本だと思いますし、誇るべき景色です。積極的に残すべきです。先日の爆弾台風のせいで野山には枯れ木が散乱していました。勿論ヤマザクラも痛んでいるのですね。花をつけた枝を良く見かけました。ただこの台風で思わぬプレゼントがありました。立派な木耳です。中華丼で味わいました。なんと美味。
 さて冬鳥は誰一人おりません。目に焼きついていたルリビタキもシロハラもその場所に差し掛かっても、その姿はありませんでした。そしてあの池の周りを忙しなく飛び回っていたマヒワも同様でした。桜を見ずに去ったのでしょうか。
 夏鳥の確認が中々取れないこの春ですが、やっとヤブサメの声を聞きました。といっても60歳未満の一人だけ。貴重な若者?です。ガビチョウの声が一段と大きくなっていました。ソウシチョウは2羽のみの確認で、こちらも囀りに確実な春を感じました。カワガラスは食料を口にくわえ、滝を目掛けて飛び込みました。エナガは2羽で見られ、尾はまだ曲がっておりません。来月には奥湯河原にも愛らしい雛の姿がたくさん見られるでしょう。 
  O・コムクドリ

      
 
4月14日
 この時期は庭先に鳥が来なくて淋しい限りです。皆それぞれに繁殖に忙しいのですね。それでもヒヨドリだけは時々やって来て、ある物を食べます。それはヤツデの青い実です。さすがの私もこの実を味わう気にはなりませんが、この時期貴重な食料のようです。そういえばこのヤツデも20年前にヒヨドリが運んでくれた物です。
K・白花ホトケノザ
4月13日
 昨日、標高500メートルの林床でネズミのように下草の間を逃げて行ったのは、ソウシチョウでした。大群だろうとは思いますが、なにせ光を浴びたら申し訳ないという態度で、いっこうに全体がつかめません。この時期ソウシチョウはいつもこうですね。グとかギュとか小さな声をあげ、草や潅木の間を転がり落ち移動します。知らないとビックリします。そろそろ樹木園にも戻っている頃でしょうか。賑やかな彼らが箱根の本格的な春を告げるのももう直ぐでしょう。
 さて先日のフクロウの剥製はなんと東京駅に落ちていたものだそうです。なんとまあ思いも寄らぬ場所で・・・。
 F・花いかだと言うそうです
4月12日
 「あの白いビニールみたいのががそうじゃないかなー。違うかなー」と自信がない声をだしたのはUさんでした。「ウンどれどれ」と対岸の小さな白い点を見すえれば、それぞまさしくヤマセミ。人の気配で、これ程まで遠くに飛んで行ってしまったのですね。最近カメラマンが観察小屋まで作っているようですので、警戒心が強くなっているのでしょうか。出来れば遠くからそっとお付き合いを願いたいものです。
 それにしてもなんと素晴らしい景色が我々を出迎えてくれたのでしょう。21世紀の森は今まさに春爛漫。遅咲きのミヤマザクラがあでやかなピンク色で春まだ浅い山肌を点々と彩り、思いもかけぬ桃源郷の出現に、しばし声を失いました。オオシマザクラの大振りな白い花弁は気品さと美しさと同時に甘さをも兼ね備えていました。盛んにヒヨドリの群れが食べるのに感化され、ひとひらを口に運べば、桜餅のあの香りが口一杯に広がりました。さすがにコブシは白い花を落とし、柔らかな緑におおわれ始めていました。
 マヒワの大群は何処にいても分かりますね。深山に突然出現した大都会の喧騒。わんわん・・・と耳に響きます。クヌギの花穂に群がり鳴きわめいたかと思うと、今度は一斉に飛び出し、また戻り静まります。一体どんな性格をしているのでしょう。今年もツグミは大きな群れで戻って来て、飛び回っていました。一山一山越えての長旅はこうやってしばらく続くのでしょう。北国の春も十分に楽しんでお帰りください。さて山麓からアオバトの声が聞え、数人が気付いて顔を見合わせると、すぐさま、4羽が目の前を横切り、歓声が上りました。あなた達は越冬組?大好きなサワグルミの花穂が僅かばかり新芽の間からのぞいていましたよ。
 Fコブシ
4月11日
 学校が始まりましたので通学路に立って、「おはようございます。行ってらっしゃーい」と声をかけます。子供の対応も様々です。元気に返す子もいれば、うつむいてもじゃもじゃ言っている子もいます。自分は一体どんな子供だったろうとふと思いました。結構恥ずかしがり屋で、挨拶が苦手だったかもしれません。今からは想像がつかないでしょうか。
 黄色いランドセルの子は緊張した顔つきながら、「頑張ってねー」と声をかけると、小さな手を振って返してくれ、朝から気分は上々です。これから楽しい人生が待っているよと伝えたくなりました。
 さてツバメのNさん宅には雄は来たそうですが、雌がまだだそうです。雄にもあせりが感じられないそうですので、今年は季節が遅いのだろうとの事です。夏鳥全般がそうですものね。
 デコイはこの雨と風で例年になく痛みがあるようで、撤去し、修理をすることにしました。これからが本番ですからね。再度願いを込めて設置します。
 F成瀬の山桜
4月9日
 相模川に出かけたOさんがコアジサシを一羽見かけたそうで、連絡を下さいました。この先発隊が酒匂川に来て屋上を覗いて欲しいですね。昨日の豪雨でデコイに異変が・・。溶け出し始めているようです。何しろ粘土ですので。
 Oクロジ
4月7日
 アオサギが家の前を空高く、ゆっくりと西に向かって飛んで行きます。ということは今年も塚原の森で繁殖をするということです。この後ゴイサギ、ダイサギ、コサギと続いてこの空を通過します。最近は糞公害で各地で生息地を追われ、行く所がなく,一ヶ所に集中しがちです。するとまた問題発生です。アオサギやダイサギ等の大型サギが定着してから、益々問題は深刻化しています。
 O・マヒワ
4月6日
 昨日のH氏の退職パーテーに続き、本日の自治会とで鳥情報に乏しい日々です。首を長くして待っているレンジャクは何処でもその気配がないとのことで、益々がっかりです。
 我々の活動も長いことになり、それにつれ何も言わずとも理解しあう、一見馴れ合いと見える状況があるのは否定できません。年齢的にも出来るだけ気分よく、楽しくやりたい・・という気持ちの表われなのでしょう。そのため昨日出合った人たちはまだまだ若さも元気さもあって、大変刺激的で、久し振りに気持ちがしゃきっとしました。まだまだ老け込んでは入られないぞと気分を奮い立たせました。
 昨日のH氏は積極的にあれをしたらこれをしたら・・・とはおっしゃらず、こちらがこれをしたいと言った時に、決して否定せず、出来る限り動き易いように、周りを説得し、サポートしてくださる方でした。我々の活動にはこのような方が何人かいらして、今があるのだと感謝しています。
 
4月4日
 酒匂川の中洲にコガモだけの集団が泳いでいました。旅の途中でしょう。クルクル・・と声を上げ、求愛に忙しいものもいました。水量が回復せず、いつもの酒匂川ではありませんが、その中でもイソシギやイカルチドリの縄張りの声が聞えます。かなり大声で鳴きますので、縄張り主張の効果とカラス等への告知と、功罪はいかばかりだろうかと気になります。イカルチドリもコアジサシ同様、20個の卵のうち1個しか残らない・・・ということがありました。全滅と言うこともしょっちゅうです。
 エノキの新芽とヤナギの新緑、菜の花と桜。川面を吹き抜ける爽やかな春風がそっと彼らを揺らして去って行きます。気持ちの良い春がやって来ているのですね。尊徳さんが苗を植えた水田は「水田100選」に選ばれ、小学校の実習田になっています。今は周りに麦が植えられ、空に向かって真直ぐに伸びた青い穂が伸び盛りの子供のようで逞しい。
 仙了川まで戻って来ると、大きくて堅固な黒い車がとある家の駐車場にひっそりと置かれていました。”HAMMMER”というモンスターのような外車です。Mr.朝青龍が乗っていたでしょうか。最近車を買い替え、山道が運転出来なくなりましたので、一寸羨ましく見てしまいました。
 Oウミガラス・北海道
4月3日
 業者さんが入っていますので調査はお休み。皆さんは長泉院に行ってくれましたが、夏鳥は来ていたのかしら?
 仙了川の水量も少な目です。カルガモが番なんでしょう。皆2羽でのんびりしていました。台地作りの頃には卵が見られたもんですが、今頃こうしているのはまだ北に向かうのでしょうか。中州の縁でクイナが念入りに水浴です。中々終らないのでこちらが痺れを切らして、帰って来てしまいました。タヒバリも少しですが見られました。アオジも岸辺の枯草を止まり木に移動していました。ハクセキレイがチチンチチン・・と乾いた声を上げて水辺にやって来ると、隠れていたタシギがビックリして飛び出してきました。セグロセキレイしか見られなかった仙了川もいつの間にかハクセキレイが主流です。
 K・今年も狩川で繁殖です。
 
4月2日
 とある野菜売り場にフクロウの剥製がありました。最近この近くの林で死んでいたものを、地元の方が拾い、剥製にし、寄付したようです。これは昨年の夜間調査で頭上で野太く鳴いてくれたフクロウではないでしょうか。つい最近もその場に巣箱が架けてあり、こうも立て続けにフクロウがらみの出来事があるのは何かが起こったのではないか・・・と心配しています。何でもないといいのだけど・・。
 O

4月1日
 「本日の調査はなし」と言った時の皆さんの嬉しそうな顔!そうなんです。この風でしょ。小鳥達は声を上げても、緑の葉陰から出て来ません。結構いるんですよ。でも残念。後日やり直しましょう・・・。
 もうそれではレンジャクを探すしかありませんね。ゴーゴーと唸りをあげる木立ちの中から、微かに聞えるあの魅惑的な鈴の音を細大漏らさず聞こうと神経を集中させましたが、やはりまだ来ていないようでした。4箇所ほどポイントがありますので、そこに立ち寄り、梢の間を徹底的に探しましたが、結局最後まで会えませんでした。ヤマザクラもオオシマザクラも2分咲きくらいで、例年に比べ遅いです。ヤブランは今年も実をつけていますし、キヅタにも黒い実が見えましたから、来れば問題はないでしょう。
 調査後お花見をする予定でしたので、それぞれご馳走を持参していますので、四辻で宴会を致しました。と言ってもアルコールは一切なし。つまらん!と言いながらも甘い物をパクパク。出されるものを次々と、脇目も降らず食べるのは、年をとった所為でしょうかね。まるで子供みたい。どれもこれも美味しいのですから仕方ありませんが。桜のほうは2分だろうが1分だろうが問題はないようでした・・・・。
 昨日の雨が轍に溜まっていて、集団でシメが水浴するのやマヒワが水を飲んだり、水浴したり、ルリビタキもやって来て薄暗い小道で水浴したり・・・と、お里に帰る前の身支度の様子が見られました。シメとマヒワは相当いたのではないでしょうか。
 カラスというのは風が強いとあえて出て来る癖があるのでは?風に押されて、横っ飛びをしながらも、ガーガー鳴いて飛び回ります。見ていても特別用があるようには見えず、まるで遊びの楽しさを知っているようです。ただお調子者と言うのですかね。こう言うの。だいたい一家に一人はいますよね。
 Oウミアイサ北海道
3月31日
 大きなイベントが終了し、ホッとしたこともあるのですが、ここ数年若鳥の姿を見ることが出来ず、幾分臆病になっているのでしょうね。気分が高揚せず困ります。平成8年の第一回の中州の人工台地作りの際にはこれでコアジサシは安泰・・・と、絶対の自信を持ったものですが、やればやるほどコアジサシの難しさが身に沁みて、自信のかけらもなくなっています。その年は見事に営巣地でたくさんの子供が孵り、元気に若鳥を送り出したこともあり、簡単かと思ったのですが、今までいなかったチョウゲンボウが出現してからはことごとく駄目です。今回は洪水の被害がないというだけでも、今までとは雲泥の差で、落ち込んでいてはいけませんね。よし、河口に行ってテープをながそう。
 
 
3月29日
 手の届くところにグミの花がラッパを吊るしたように下がっていましたので、ちぎって口に入れました。うーん、あれ、甘い。うそ。次も一輪。やはり甘い。隣に咲く、プラムの花はどうだろう。同じ甘さを期待しポーンと口にほおり込んだら、こちらは、ウェ、苦い。ヒヨドリが好んで食べる理由はこの辺にあるのでしょうか。人と鳥は味覚が違うと聞きますが・・・。
 桜が咲いてもレンジャクの噂はなし。そしてレンジャクと一緒にヤナギの花芽を食べる渡りヒヨドリの姿もなし。今年はどうしたのでしょう。きょう赤田にお出かけのOさんからもレンジャクの報はありませんでしたよ。
 Oオオワシ      
3月28日
 中学校の屋上など人生で初めてかもしれません。昔は木造で屋上などありませんでしたし、今は入口をバリケードでふさいで、よほどの事がない限り、入れないにしてあります。考えられないような子供の事件などもあり、屋上などは危険が一杯ですものね。そうだったらコアジサシやチドリたちに開放し、生き物の命の営みがつぶさに見られる教育の場にしたらいいのでは・・と思います。昨日も作業をしながら、子供達に雛の様子や子育てが見せてあげられたら、いいでしょうね・・・と話し掛けてくださる方もいました。私など駄目な親でしたから、野鳥の子育てを見るに付け、もう一度子育てをやり直せたらとしみじみ思います・・・。でももう遅すぎ。息子達ごめん。
 おととい昨日とツバメが一斉に来たようですね。あちこちでツバメ飛来の喜びが聞えます。これって少し遅いですよね。我が家の前が通り抜け出来るようになり、だいぶ往来があります。これなら巣を掛けてくれるかしら?Nさんの人工巣を借りようかな。
 
3月27日
 18キロの石を100体運ぶというのは、実際には水分も含んでいて、20キロを100体ということになりましたが、沢山の方々で、あっという間に中学校の4階の屋上に上げてしまいました。私なりに昨夜から挨拶等も考えていましたのに、石がトラックから下ろされるや、皆さん、待っていられず?すぐさま運び始めて、その意気込みは物凄い物がありました。きびきびして無駄のない動き。様々な経験を積んだからこそなのでしょう。中年力いや、老人力かな?そんな訳で2トンの石が全て屋上に移動したのは25分後でした。中には40キロを背負う人までいて、なんと言うことでしょう。明日は歩けないのではないでしょうか。
 砂州を屋上に作り、コアジサシの営巣を誘導する試みです。場所は河口の直ぐ脇で、これ以上の場所はないでしょう。最適です。最後にデコイを置くと、すっかりその景色に溶け込んで、石の組成も中々良かったようです。コアジサシが終るまでは駄目と言って、息子の結婚を遅らせる程、頭を痛めておりましたのに、あっという間の作業で、本当にありがたいことです。これには市の職員の頑張りも忘れてはいけません。本当に良く働いてくれます。頭が下がります。
 お賄のお姉さま方の腕のよさで皆さん何度もお代わりをしていましたね。労働後の食事の美味しさを噛みしめていました。今回はなにしろ第一歩で、狭い面積でしたが、私達は息が続くまで、これに力を注いで頑張ります。皆さん本日は本当に有り難うございました。これからもどうぞよろしくお願いします。
 
3月26日
 暑い一日でした。道路脇の桜が一斉に開いてしまいました。3分咲き、4分咲きと思えるものもあり、町並みが急に華やいで見えます。本当なら今頃はレンジャクのニュースが飛び交っている頃ですが、今年はまだ何処からも届いていません。ヤマザクラの花弁をくわえるヒレンジャク。うっとりするような赤田の春の景色です。待ち遠しい限りです。
 Oベニヒワ・北海道
 
3月25日
 昨年、保護していたソウシチョウを放したのは3月24日でした。ということは昨年はもう樹木園にソウシチョウは戻っていた訳ですね。しかし今月23日にはまだ一羽も見られませんでした。先日も駒ヶ岳の山頂に雪が残っていましたから、今年は寒いのかもしれません。また、昨年その日に、ゴジュウカラが洞のそばで激しく鳴き交し、営巣の確認が出来たのですが、今年は一体どこでやっているのでしょう。その気配が全くありません。一時箱根から消えたと言われていたゴジュウカラが数年前樹木園で見られ、雛も若鳥も確認したものの、一向に増える兆しがなくて、箱根での繁殖は厳しいのかなーと思ってしまいます。
 歩いていて、古木がどんどん倒れているのが分かります。これまで樹木が邪魔して見えづらかった芦ノ湖の湖面など、今ではすっきりと見え、大きく景色が変っています。今もやっと立っている大木が多くあります。風台風でも来たら、危ないでしょう。生き物もこれらと無関係ではいられないのですよね。
 O・ハギマシコ・北海道
3月23日
 「今起きたの―」と出発時間にかかってきた電話で本日の早朝は始まり、10分遅れで車は樹木園へと向かいました。これだと朝食は勿論のこと、顔も洗っていないのではないかしら?目覚ましを消してまた寝たんですって。あるある。
 さて今月はググーンと春が近付いて、先月の佇まいとは大きく違っていました。これまでじっとしていた木々がもぞもぞ動き出し、山が赤紫に変り始めました。梢の端まで血液が流れ始めたかんじです。
 鳥も冬鳥はアオジとツグミを残し、その気配すらありません。先月賑やかになき交わしていたのは旅立ちの合図だったのですね。出合いがあれば別れがあるのは世の常。旅の無事を祈りましょう。
 樹木園への山道で元気に動いていたのはヤマガラで、ニイーニイーと声が途切れることはありませんでした。そしてガビチョウの大きな良くとおる声。笹原があると必ず姿を見せてくれました。今はソウシチョウの姿はありません。先月もそうでした。下に下りてまだ戻ってはいないようでした。樹木園は枯れ木や笹を刈り払ったようです。広がりすぎた笹を刈り払うのは結構なことですが、あの沢山のソウシチョウが戻った後どうなるのか、これはこれで心配です。
 イカルは先月同様50羽ほどの群れのまま、園内のケヤキの種をパチンパチンと割って、食べています。殻は硬くて、他の鳥の手におえず、イカルの独壇場です。アオゲラも今が一番賑やかな時です。よく鳴き、良く飛び、木を打ちます。一緒に春を感じ、浮かれてみたくなりました。
 Oシノリガモ
3月22日
 桜が咲いたそうですね。いよいよレンジャクもコアジサシもやって来るでしょう。それと一緒に来るのは戻りのヒヨドリの群れです。彼らの食欲が凄いことは真鶴岬のツルグミを一瞬で食べ尽くしたのを見て以来、肝に銘じていますが、その食欲がただ事でないことを知ったのは皮肉にも我が家でした。隣の家の御殿場桜を食べ尽くすと、今度はいっせいに我が家に来て、ビックリグミの花を一輪残らず食べ尽くし、去って行きました。時間にして40分。余りの勢いに気おされ追い払うことも出来ずに、呆然としていました。今朝庭に出てグミの花が満開なのを知り、昨年の光景を思い出し、今から怯えています。
 Oオオハクチョウ・北海道
3月21日
 寒いと思ったら丹沢の山々は雪で真っ白でした。27日の人工台地作りの打ち合わせで市役所に出かけ、その帰り、進行方向を見上げれば、くっきりと白く刻まれた丹沢の峰ゝが見えました。箱根の峯にはその気配はなく、樹木園の調査は予定通り出来るだろうと安心した矢先のことで、大層驚きました。2月は雪と体調不良とで多いに予定が狂い、慌てましたので、3月はもうその思いはしたくありません。
 さて春が来ると決まって起こるのはサギ類の繁殖による苦情です。以前大騒ぎをした鷺山は今は大分落ち着いています。住宅地に面した樹木は深く、枝先さえ見えぬほど刈り込んで、繁殖は勿論、止まることさえ出来ぬほどの切り方をして、被害を防いでいます。被害の及ばない中程にのみ営巣を認める手段です。大型サギが見られるようになり、この問題は益々抜き差しならぬ状態となっています。
 Oキジバト
3月19日
 お彼岸と共に寒さが戻ることは良くあるようですね。余りの落差に昨日までの暖かさは夢ではなかったか・・・と怪しくなります。咲き出したお寺のサクラも再びきゅっと蕾を閉じたような慌てぶりで、所々に桃色の花弁が顔を覗かせていました。
 我が家のツグミはとうの昔に旅立ちましたが、家の周りにはツグミはまだいます。ただ庭に来ても、パン粉の場所も冷凍柿の場所にも目をくれませんし、体色も幾分違いますので明らかに別物です。さらに今朝は数羽が駐車場にやって来ていて、クククと鳴いて、駅のほうへと飛んで行きました。初冬の頃ククと鳴いて柿の木に止まり、2,3日でいなくなるツグミがいますが、それらが逆のコースを辿り戻ってくるのでしょうか。大空には幾筋かの道があるのだろうと、渡りの時期にはいつもそんな思いにとらわれます。
 K・カンムリカイツブリ

3月18日
 欲を出して夏鳥の初認ができたら・・・といそいそと出かけましたが、ヤブサメがキャッチできる若手?の耳にもまだのようでした。先月クロツグミがいたようですので、注意して歩きました。一度林道で餌を取っていて、こちらの気配でするりと藪に逃げ込んだのが、そう思えなくもない・・という印象でしたが、結局はっきりとはしませんでした。
 ただ夏鳥はまだでも、北に帰る鳥と繁殖に余念のない小鳥で長泉院は溢れてかえっていました。マヒワは杉の中で鳴き続けています。この五月蝿さは人によってはもう騒音に近いと言うでしょうか。私には心華やぐ音色です。イカルは十数羽の群れで飛び、時折裸の枝に止まります。相変わらずソウシチョウは笹原を移動ですが、時には幹にも上がり、鳴き声にも張りが出て、春の訪れが濃厚です。。ルリビタキはサザンカの植え込みの下で食事中。ミソサザイは3箇所でさえずりの最中でした。杉の小枝が重なった薄暗い湿った場所が巣で、その中で鳴いているのでしょう。時折黒い影が動きます。ウグイスのさえずりも多いです。これら全てが繁殖できる笹はありません。一部はさらに上まで行くのでしょう。帰りにクヌギの新芽を食べるウソと赤ウソに出合いました。鳴き声が途絶えたと思ったら、新芽を食べるのに忙しく、食べている時は誰でもおとなしいものだ・・・と笑いながら山を下りました。上空にはオオタカが悠然と現れ、何をするでもなくただただ青空をバックに旋回をしていました。
 先日から気になっていた燃えカスを皆で拾い集め、ヨイショと力を込め、持ち帰りました。引越しごみでも燃したようでしたよ。駄目ですねー。このまま出しては収集者が怪我をするかもしれません。ガラスの破片が厄介です。
 
3月16日
 初夏のような陽気ですね。我が家のウグイスも3日ほど前から鳴き出し、今日はすっかり正しい?鳴き方になりました。なんとも風情がない聞きなしですが「初期微動」と聞えるようになったら、出来上がりで、別れの合図です。
 先日下見に来た時には、堰に、ハシビロガモやヒドリガモがそわそわした雰囲気で漂っていましたが、昨日はすっかり消えていました。ついこの間まで寒い寒いとストーブにかじり付いていましたのに・・・。
 今日は新年度と旧との自治会の引継ぎでした。今は子供の安全と老人の快適な暮らしを守ることが自治会に新に加わり、益々大変な事だと思いました。こんなのどかな場所でも独居老人が増えているのですね。もう他人事ではありませんが・・・。よく散歩をする仙了川にアジサイを植える事業も盛り込まれていて、なんやかんやと忙しくなる私です。Y・全員集合
  
3月15日
 早朝天気を見てゴーサインを出す市のWさんの声が大きく、歯切れが良く、花粉でネジが緩んだ頭にも否が応でもスイッチが入ります。いよいよ若者に元気をもらう年頃になりました。前は「貴女に会うと元気が出る」とよく言われたんだけどなあ・・・。
 酒匂川流域の会社の方々や自然保護に関心がある方々が沢山来てくれました。今年は台風の影響で大きな石がゴロゴロしていますが、その一角に砂地のフラットな場所がありましたので、そこに白石を撒いて頂きました。一度減ったコアジサシはそうは簡単に戻らないのですが、こうやって営巣地を作って守っていけば、きっと何かが起こるでしょう。参加した皆さまお疲れ様でした。良い結果がお知らせできれば・・・と思います。
 暖かな陽気に誘われたのでしょう。聞き慣れない澄み切った声が聞えてきます。一体誰だろうと思いながらも、台地作りで忙しく、探さずにいましたが、後ろを見れば、なんとアンテナでジョウビタキが囀っているではないですか。声もいいのですね。ジョウビタキ君は。
 Oクモの糸をくわえています



3月14日
 先月全くその気配さえ見られなかったのに、急に目の前に赤い無数の小花をつけたイヌガシがあるのには正直驚きました。暖かい山に生え、余り役に立つ材とは思えぬイヌガシですが、冬の名残が色濃く漂う木立ちにあって、濃い緑の葉から、深い紅色の小花が覗き、その周りだけ一際輝いていれば、誰だって立ち止まるでしょう。雌雄別とは知りながら、今目の前で咲き乱れるどちらがどれであるかは分からず、「あっちのほうが花房が大きいわよ」「こっちには白い子房があるみたい」とあれやこれやと眺めるうちに、激しく葯が飛び出し、大ぶりで密集している花房がオスであることが分かり、やっと鳥の声にも集中できました。良く似たシロダモは花は黄色で秋に咲くのに比べ、紅色で春咲きのイヌガシ。12月ひっそりと落ち葉に埋もれていた藍色の実を見つけて以来、この日を首を長くして待ちました。
 

3月13日
 春は海からと言います。なるほど池峰は暖かく、川風が気持ち良く感じられました。箱根の雪を解かした渓流は、手が切れそうな冷たさですが、羽虫などが湧いているのでしょう。キセキレイにカワガラス、ミソサザイ、ルリビタキ、ツグミとやって来て、それぞれ思い思いに食事中でした。コケや草をくわえて滝に飛び込むカワガラス。なんとも不思議な場所での営巣です。目前に水のカーテンが広がる世界は一体どのような気分でしょうか。
 来月にはもういなくなるだろうと早々と別れを告げて立ち去ったリルビタキやシロハラは先月と全く同じ場所で暮していました。冬の時期、滅多に人も無く、餌が豊富な上に安全と来ては移動する理由もないのでしょう。でもさすがに来月はお別れですよね。もう一度さようなら・・・。
 山の中に忽然と現れる池。これは灌漑用に作った物なのでしょうか。その歴史を知りません。が、鳥が集まる場所であることは確かです。マヒワの賑やかな念仏やエナガやウグイスのさえずり。もう楽しくて仕方がないという声の調子でした。エナガは嘴とは言わず体中に蜘蛛の糸のような物をつけて、ヒノキの周りを目的も無く飛び回ります。これは餌ではなく、巣材を得る行動なのでしょう。池の途中まで来ると、レンジャクのようにひらりと体をかわし、また一度葉に取り付きます。これからさらに鳥の羽(前は200枚以上ありました)を集めあの大きな暖かい巣を作るのですね。キョと鳴きながら飛んで行った群れはイカルです。ウソの声もします。ソウシチョウは以前ほどの大きさはありませんが、まだ群れを解かずにいます。相変わらずネズミのような動きをして、薄暗い杉の林を右に左に、逃げ惑いますが、その動きにも春の香りが漂います。
 Oヒヨドリ
 
3月12日
 案の定、昨日の花粉は見事に目を狙い撃ちし、一日中シボシボとした赤目で過ごすことになりました。鏡を見れば、ショウジョウバエの眼のようで、まるで異星人。思わず目を伏せました。
 さてコアジサシの郷作りの場所を決めるために市の担当者と堰へと出かけました。堰と言うのは一見穏やかに見えても、中に入ると、毎年見事に姿を変えていて、過酷な状況に晒されていることを今更ながら実感します。昨年は橋が壊れる騒ぎまでありましたので、いつになく、大きな石が目立ちます。また西湘バイパスもしばらく通行止めになるほどの被害でしたので、今はその工事用にと砂利の採掘が行なわれていて、昨年味わった台風の怖さを思い出さずにいられません。
 さてどんよりと今にも雨が降りそうな中、中州は機械の音を除けば、生き物の声がせず、静かです。イカルチドリはもう胸を押し付け巣穴を作っている頃です。中州のどこかできっとこちらの動向を注意深く見つめているのでしょう。撹乱の激しい中州を営巣に選ぶ以上、かられらにも相当な覚悟があるのだろうと、思いますが、これが結構そうではなく、刻まれた記憶のまま行動し、いざとなると鳴きわめくだけです。人工物を旨いこと使うものがいるこの時代、水際の危なっかしい場所をことさら選んで、産卵をする。「もう頭、悪いんだから―」と言いながらも、毎年いそいそとお付き合いが始まります。
 O・オジロビタキ
3月11日
 花粉症にとって最も避けねばならぬ雨後の晴天。しかも5月のような暖かさのなか、市間へと向かいました。途中何度か黄色いまるで龍のようにうねる花粉を目にし、かなりの覚悟をもって臨んだものの、やはり心が萎えるのを感じました。
 さて青空の中、木立の隙間に見えたのはクマタカのどっしりとした飛ぶ姿でした。そしてお決まりのようにやって来たのはカラス2羽。モビングを仕掛けるつもりだったでのしょうが、大きさに怖気ついたのか、前後を丁重に挟んで警備する姿は、お勤めを終えた親分をお迎えに来た子分のようで笑いを誘いました。
 ここでもウグイスが到る所で鳴き出しました。ミソサザイも薄暗い湿った杉の林でチャチャと鳴いて活動開始です。地下水の豊富な林ではちろちろと清水が流れ、適当な湿り気があり、彼らの繁殖を助けています。コナラの林の落葉からバサバサと群れで飛び出したのはイカルでした。急峻な山肌を転げ落ちずに枯葉をかくのは大変でしょう。エナガも群れを解いて2羽で行動するもの、小さな群れを維持しながら、小枝をわたるもの・・・とこちらも春の準備に大忙しです。後ろの山から響くのはヌエではありませんか。夕暮れを待たずに鳴き出しています。ソウシチョウは先月同様大きな群れを維持し、食事の最中でした。彼らの好物はドングリが砕けた粉末です。高速道路工事で大型車が出入りしましたから、ドングリが砕け散乱しています。ぱらぱらと斜面を逃げる姿は、先月とは異なり、春の日差しを受け、モスグリーンの明るさが際立つようになりました。
 シロハラやルリビタキ、ジョウビタキの姿は少なくなったものの、まだまだ多く見かけました。しかしコジュケイやヤマガラのさえずりの勢いが増して、主役達の入れ替わりは目にもはっきり。もう寒さは来ないのでしょうね。
 Fオオイヌノフグリ
 
3月9日
 ウグイスの初鳴きが聞えました・・とあちこちで聞きますが、今日来たウグイス嬢は少しもその気配がありません。庭木をグルグルと渡り歩いて、時折ちょんちょんと何かをついばむだけです。もっとも我が家のはいつもそう早くはないのです。春本番となり、ここを去る時に、ひとしきり鳴いていなくなるのがこれまでです。そうすると後の家の奥さんが、「フフフ下手ね・・・」と笑います。誰だって最初は下手くそ。
 下の写真をご覧ください。山砂利採掘の現場です。ここに一山あったのですよ。これからどのような自然が蘇るのでしょうね。
 
3月8日
 急に春が来たようです。草や花がにわかに伸び始めました。子供の体がずんずん伸びて親を追い越す、そんな様子です。アネモネも地面から花茎を伸ばし、後は花びらをグイと持ち上げればよいだけです。めまいを起こした時には心が急いて、この花芽を無理に引っ張って持ち上げてしまいました。今度はそんなことはありません。じっと待てます。
 この冬は県西部には沢山の夏鳥が居残ってくれました。新しく居残った物はありませんが、こうまで数が揃ったのは今年が初めてではないでしょうか。赤田のクロツグミは以前お話しましたが、同時期長泉院の茂みでも見られました。そしてアオバトもかなり。川ではアオアシシギ、シロチドリ、コチドリ、キアシシギ、ハマシギ・・・。これらは夏鳥などとはもう呼べないかも知れませんが、秋になるといなくなる鳥達でした。何かひたひたと押し寄せてきているのでしょうか。
 K・お別れですね
 
3月7日
 夕方5時、用が済み帰宅途中、微かなジョウビタキの声が耳に届きました。目を凝らしますと、目の前の電線で、ダンスをしています。「あれ、まあ求愛かしら」と辺りを見ますが、どこにもオスはいません。電線の上と下を行ったりきたり。オレンジの尾を広げ、ひらひら舞っています。「あ、これはねぐらいりだわ、きっと・・・」と見ていますと、やがて庭先のヤマモモの茂みにさっと入り、静かになりました。往来の激しい道路です。静かに聞き耳を立てなくては聞えない程の声ですが、モズ同様、鳴いてからのねぐら入りでした。
 4羽のムクドリがぐみの木に止まりのんびりしていました。春のような日差しを浴びて、気持ちよかったのでしょうか。虫の音のような可愛い声を立てました。ムクドリと分かっていながらも、窓に顔をつけてしげしげと眺めてしまいました。花粉症にいじめられ、春を感じるのが怖い日々ですが、明るく、可愛く、繊細な音色に変った鳥の声を部屋の中で聞き分け、春の到来を楽しんでいます。耳の春。そういう言葉はあるのかしら?
 Oハジロカイツブリ

3月6日
 北海道で見た鳥をあれこれ思い出しています。コオリガモの背中の模様はまるで新撰組の羽織の模様そっくりだったなーとか、クロガモはお風呂に浮かべる子供のおもちゃのようだ、優雅に見えるオオハクチョウの足の太く逞しかったこと、ミコアイサ―と叫んだSさんが見つけた鳥は実はコケワタガモのオスだったのでは・・・とか。遥か海に浮かぶ水鳥を見つけるのは日頃慣れていませんから、大変です。が、11人もの人ですのでかなり見つけ出したと思います。不思議に我々の周りに自然と鳥が集まってくる傾向があり、いつも地元の人でも余り見かけないと言う物を探し出します。カメラを持っていないからでしょうかね。ぎらぎらしたものが無いのも良いのかな。車を使わず歩くのもいいのでしょう。
 宿のご主人の見つけたトウキョウトガリネズミのなんと小さかったこと。そしてケイマフリの繁殖が初めて確認されたことは素晴らしい。エトピリカの繁殖も保護を続けていけばまだまだ回復します。希望を棄てず頑張ろう。
 Fコオリガモ
 

3月5日
 どの車も皆黄色く、薄汚れて、見る影もありません。黄砂ですね。
 花粉で家にこもっていると読む本がなくなります。車で川向こうの本屋に出かけ、沢山買い求めてきました。野外の観察ほど快適な物はありませんが、仕方ありません、しばらく我慢です。しかし鳥の声が格段に賑やかになっているのは、室内にいても分かります。歓喜の声と言って良いでしょう。高らかで、リズミカルで、ボリュウム最大です。今年は花が咲いてから寒い日が続いたせいか、いつまでも梅が可憐な花をつけたままで、どの家の庭先も輝いています。もうそれだけで心がうきうきしてきます。
 Oイソヒヨドリ
3月4日
 今日は赤田の調査でした。私は期末試験と、さらには花粉症ですので欠席でしたが、送られて来たリストを見ましたら、なんとまあオオマシコが出ていました。ベニマシコと一緒だったようです。あの連日の大騒動からもう6年以上は経っているでしょう。相変わらず綺麗だったそうですよ。私ももう一度会いたかったなー。
 ツグミが集まり出しましたね。夕方開成近くの水田を歩いていましたら、到る所でちょんちょん飛び跳ねていました。突然の冷たい雨の中でも、元気でした。帰りに向けて、力がみなぎっているのでしょう。
 K・カンムリカイツブリ
 
3月3日
 夕方俄に雨雲が広がり、大粒の雨を降らしました。ホッとします。窓を開けて深呼吸をしましょ。
 さて北海道の鳥の中で強烈な印象だったのはやはりケアシノスリでした。ホバリングは一点に止まり、いつまでも動きません。糸に吊り下げられたモビールのようでした。翼を広げ、光が当たると輝くばかりの美しさ。まるでレースで編んだ繊細な細工物のようです。中国東北部で戦争を終えた父がよく、ロシア人の娘さんが余りに美しかったことを酔う度に話していましたが、ふとそんな話を思い出しました。近寄りがたい美しさとでも言うのでしょうか。
 さて故郷の妹がニュウナイスズメが来たと知らせてくれました。桜の木に止まり、賑やかで、気が付いたそうです。桜が咲くまで新しい群れも次々に来て、ひっそりとした山里が恋のささやきで溢れます。いや、ささやきではありませんね。叫びです。余りの騒音で繁殖していたカワラヒワが逃げ出しましたからね。
 F・ケアシノスリ
 
3月2日
 花粉で景色が黄ばんでいます。洗濯物も室内、用が無ければ滅多に外に出ない。それだけでも痒みが違います。息子は鼻血が出るほどとか。是非奥さんに話して、この対策を実行してみてください。
 さてしばらく北海道に出かけていました。道東ですので、余り雪は多くなく、沢山の野鳥に出合いました。ベニヒワに合いたいと、思い続けてきましたが、今回沢山出合いました。想像では小さくて一寸はかなげな印象をもっていましたが、中々逞しい鳥でした。草原の凍土から、ヨモギなどの種をついばんでいて、荒々しさ、力強ささえ感じました。実はあの赤が見たかったのですが、頭頂の赤は、そうピアノの発表会で女の子が着るベルベット製のドレスの赤色。ワインレッドに近いと言ったら良いかな。また胸の赤はこれは強烈。アザラシの生肉を食べ、生き血で胸が汚れてしまった感じ。ショッキングな赤でしたよー。まあ、しかし魅力的な鳥でした。後についていって繁殖も見てみたいなー。
 Fベニヒワ
3月1日
 一度、参加者が少なく取り止めとなりました、シェルター作りは急に申し込みがあったようで、市役所にて午前中行なわれました。子供達に25センチ正方のすのこを作ってもらい、コアジサシの雛の隠れ家として利用してもらおうというものです。日頃金槌を使うことも無い子供ですが、何度かやるうちに素早く、真直ぐに打つことが出来、改めて子供には何でもさせるのが良いことが分かります。作業後はコアジサシの網芝居とビンゴゲームをして本日は終了。
 数日留守にしていましたら、あのツグミは旅立ってしまいました。大好きなパン粉を撒いても、いっこうに来ません。暖かい風が吹きましたものね。残念ですが、せい一杯のおもてなしをしましたので、悔いはありません。来年も是非来てくれると思います。気を付けて元気に帰るんだよ。
 Oハチジョウツグミ
2月24日
 春一番は物凄い量の花粉と中学校の赤土を運んで来ました。歩けば足元からふわりと土ぼこりが舞います。今晩は目が痒くて、喉が痛くて、寝苦しいかもしれません。
 ツグミの姿が見えず、お別れを言わなかったことを悔いていましたら、お昼ごろひっこり現われ、ホッとしました。慌てて大好きなパン粉を撒いてやりました。が、これも2月一杯まで。姿を見ながら餌を撒かぬのはかなり勇気が要ります。できるかなー。
 さて3日程留守にしますのでお休みします。
 Oハシビロガモ

2月23日
 西湘ブロック恒例となった案山子作りです。漁協とのコミュニケーションにはこの行事は欠かせません。カワウの被害を何とかしようと始めて5年。期間中毎朝、漁協による追い出し作戦が続けられ、カワウは海際に集められ、河川への飛来が出来にくくなっています。それでもまだまだカワウ対策は充分ではないようです。今年は放流時期を解禁間近にすることで食害を防止しようとしています。そうです。カワウばかりを責めずに、人間の知恵を働かせ、工夫しましょう。案山子は若鳥には大分効果があります。
 N・勢揃い
 
2月22日
 湖は不気味に黒く光り、月は青白く、今まさに山の端に落ちようとしています。夜明け前、静まり返った林を微かな後悔を覚えながら粛々と歩いていますが、山道はこの寒さで凍っています。
 しかし声がするのはもう直ぐ。それまでの辛抱です。一体誰が一番最初に鳴くのでしょう。今はそのことが興味の対象です。6時10分、アオゲラが鳴き出しました。その声は透明で、張り詰めた空気を震わします。、次はメジロです。寝起きにしては高らかです。そしてそれを合図にやっと皆起き出し、樹木園はいつもの賑やかさを取り戻し始めました。しかし何かが足りません。ソウシチョウがいつまで経っても声を上げないのです。笹原で一度声を聞きましたが、ついにあの喧騒は最後までありませんでした。この雪では食事も取れないでしょう。大好きなアカガシの砕けたドングリも今は殆んどありません。樹木園のシンボルとなった感のある彼らがいないと、我々は勿論、他の野鳥達も面食らっていることでしょう。
 園内にはイカルの大群がキチキチ鳴きながら飛び回っていました。50羽はいるでしょう。枯れ木に大きな木の実が実ったようで見事です。そこここにシロハラも集まり出しました。歩く度にポコポコ・・と言って飛び出すのは皆シロハラです。ルリビタキは旅立ったのでしょうか。軽快な鳴き声は聞えませんでした。しかしヤマガラのさえずりやシジュウカラのさえずりが耳に届きます。しきりに響くドラミングは春のきざし。やさしい春をじっと待ちましょ。
 
 
2月20日
 昨日ひっそりと薄暗い林の脇に落ちていた柔らかい羽は、どうもハギマシコのように思います。クロジではないかと皆で話しましたが、調べると、ハギマシコの雨覆か小さな風切羽のようです。実は離れた場所で2度見られましたので、「今日は随分クロジ受難の日だったのだなー」と不思議でした。ハギマシコなら群れでいることが多いですから納得です。上空にはオオタカ、ハヤブサと恐ろしいものが飛んでいましたからね。
 メジロ夫婦の仲の良さはずっと見てきた私が保証します。しかし、どうもこの一月、庭に餌を出してから、雄(たぶん?)の横暴さが目立ちます。雌がびくびくしています。餌をついばんでいても、腹いっぱいの筈の雄が横取りに来ます。DVと言うほどではありませんが、突いたり、邪険にしたり・・。見ていて辛い。一種の愛情表現ととらえるのか、否か。人によるでしょうが、愛情の裏返しととらえるのは私としては幾分承服しかねますねー。
 K・ヨシガモ
 
2月19日
 ヤッホー。完全復調です。あー長かった。鳥を見るのは3週間ぶりです。肩に食い込むリックサック。歩く度ぴりぴりするふくらはぎ。筋肉がげっそりと落ちていたのが分かりました。
 奥湯河原はひっそりとして、春はまだ先のように思いましたが、木の芽は確実に大きくなっています。ソウシチョウは山肌に潜んで鳴きません。逃げるにも足音も立てず枯葉の中を落ちていきます。ルリビタキの美しいオスを何度か眺め、池に向かうと、ただならぬ気配がします。遠くで耳をつんざく程の鳥の声です。時々ピタッと止まります。これは間違いなくマヒワです。やがて数羽が飛び出し、青空に小さな木の葉が舞ったと思うと、今度は大きな群れが飛び上がり回りだしました。中には池の端で水浴をしている物もいます。20数年前初めて訪れた時もマヒワの群れが歓迎してくれました。ここがお気に入りなのでしょう。しかし整備工事が進んで池の周りに小道が出来ていました。またモミジを植えるのでしょうか。山の中に突然モミジの原っぱが出現してもつまらないでしょうに・・。この春には観光バスから吐き出される人達で溢れるのでしょうね。幸いカラスザンショウは切られておらず、助かりました。
 川に張り出す堰堤ではカワガラスの夫婦がコケを口にくわえ、運んでいます。冷たい水の中に潜り、ぽっこっと頭をもたげ現れます。鮮やかな色のセグロセキレイも排水が流れ込む川岸で採食に夢中です。どことなく動きに勢いがあり、春が近いことを教えてくれています。
 
2月18日
 ツグミに最後の一つの冷凍柿を振る舞いましたら、ヒヨドリ夫婦が来ても、これだけは死守すると、見たことの無い形相で追い払いました。どこにこれ程の強さがあったのでしょう。感心するやらおかしいやら・・・。
 次は黄色いりんごを輪切りにして置きました。が、ツグミは一切りんごには興味を示しません。そのかわり隣に撒いた牡蠣フライで残ったパン粉に夢中です。
 さてそのりんごですが、メジロがたっぷり食べ、夕方塒に向かうと、薄暗い中、りんごだけがボーっと青白く見えます。が、なんと、朝5時にはすっかり消えています。なぜ?誰か夜中に来て持っていくのです。人間?それともハクビシン?連日です。
 K・カンムリカイツブリ
2月15日
 室内ツバメのNさんのところは昨年から巣は粘土で作った物を置いているのですね。ツバメはそれに土を足し、使っているそうです。既に市販されている物もあり、ドイツ製で数千円するそうです。ただ19年もの間、見続けてきたからこそ、微妙な形なども分かる訳で、素人が作った物にはやるかどうか。色々な試みがなされ、やがてそれらがツバメの保護につながれば結構なことです。
 さて傷病鳥のツバメがお互いに恋をし、今仲良く巣作りの最中です。雌は昨年の生れで、足が悪く、自分では巣材も運べないし、体を使って丸くするのも出来ないそうですので、こちらも人工の巣です。家族中で暖かく見守っています。傷病鳥の保護を始めた頃、手間と費用がかかるので、なるべく楽に死なせたほうが良いと言われました。アメリカなどではそういう傾向だとも聞きました。しかしそうは言っても見捨てる訳には行かない・・と、皆で頑張ってきました。傷病鳥の新たな道に光りを見る思いです。
 Oトラフズク
2月14日
 栢山に35年も住んでいて、一度も通ったことが無い道というのがあります。今日はニュウナイスズメが群れていた柿木四つ角の脇を流れる小さな小さな小川の綺麗な水に誘われて、行き着くまで歩いて見ました。清水が流れるままにセリが揺れ、小田原メダカが住んでそうな雰囲気です。水が綺麗なことは何よりですね。宝です。リハビリも悪くはありません。

2月13日
 毎年のことですがモズは午後4時頃になりますと大きな声でキチキチキチ・・・と鳴き、その声はしばらく続きます。2月に入ってからです。暮から1月中は聞えません。観察をしているとどうも塒に入る前に鳴くように思います。塒前にこれ程鳴く鳥は他にいるのでしょうか。目立って仕方がない。
 庭に時々アカハラが来ます。毎日ではありません。メジロがミカンを食べているのをじっと眺め、安心すると地面に下ります。ご近所を渡り歩いているのでしょうね。毎年目の前の電柱で繁殖をするスズメは鳴き声が変ってきました。そして時々穴の中に入ります。
 O・ウミスズメ平塚海岸
2月12日
 今日は皆さんが調査に出かける予定でしたが、この雨ですからね。中止となりました。今年になって急に予定通りに行かなくなり、戸惑っています。
 仙了川を雨の中今日も歩いて来ました。さすがに誰もいません。カルガモなどは陸に上り、草の種のような物を食べていますし、ヒドリガモも岸にあるイネ科の青草をムシャムシャ食べています。タシギはかすかな足音にも聞き耳を立て、こちらがやり過ごすのをじっと待っています。
 周辺の水田にはスズメがウンカの様に群れ、電車の音にも負けぬほどの大きな声を上げています。タヒバリも賑やかです。ムクドリもツグミも雨の中飛び回っています。のんびりするのが目的でしたが、沢山の思い出に気分が高ぶるばかりでした。
 Oセッカ
2月11日
 立春といっても春はまだまだ先のように思いますが、鳥の世界はまさに春。仙了川のカルガモは皆番となって、川面に揺れています。それぞれ北国に向かう準備に、忙しいのでしょう。バンの番も青草の茂みで、白い腰の模様をびくびくと動かし、怪しげです。祝日の昼下がり、老夫婦がゆったりと歩きながら、別れが近い冬鳥達をいとおしそうに眺めています。
 K・トモエガモ
2月9日
 今日はこちらの探鳥会に加えて、市主催の探鳥会も予定されていまして、担当のOさんは大変です。が、しっかり者ですので何の心配もありません。市のほうは、16名の主にビギナーの参加者であったようで、皆熱心に望遠鏡を覗き、問い掛けにも大いに反応し、盛り上がったそうです。狭い狩川ですから眼下に美しいカラフルなカモが見られて、市民参加の鳥見にはうってつけです。ただ雪も予想される寒さでしたから、大変でしたでしょう。私は昨年は病室で手術後の足の痛みにうんうんと唸っていましたし、今年はめまいでじっとした生活。つくづくついてない。
 久し振りに庭でモズの姿を見かけました。しかも雌を連れてです。例年キウイの茂みやノイバラの茂みなどで巣を構える夫婦ですが、今年は何処のお庭にお邪魔するつもりなのかしら。子供を連れて餌をとりに来る初夏が今から楽しみです。
 さてケアシノスリは県内で既に観察されていますよ・・と何人かの方からご連絡を頂きました。有り難うございました。ケアシノスリやキクイタダキ等の鳥の流れをつぶさに見られたらいいですね。どこをどう辿って今があるのか。面白いでしょうね。これからさらにこのような異変が多くなるのでしょうね。
 O・ホオジロガモ酒匂川
 
2月8日
 ケアシノスリはいよいよ関東でも観察され始めています。今冬相当の数が西日本で見られ、幾度となくサシバの連絡メール通じて、その興奮が伝わってきました。関東の皆さまもノスリを見たらお気をつけ下さいませ。
 ツグミがミカンに寄って来ず、生ごみ乾燥機で乾燥されたごみを激しく嘴で蹴散らして、採食しています。栄養価の高いごみですので、体に良いでしょう。そろそろお別れが近付いているかもしれません。たった一つ残した冷凍柿をお客人に振る舞うことにいたしましょうかね。
 K・シジュウカラガン・相模原
 
 
2月7日
 数羽のカラスが茶色の猛禽を追って、お城の松を飛び越えて来ました。あれ、尾が真っ白。ノスリかと思ったのに・・・。これは病院の待合室のカーテン越しに見えた光景です。めまいの原因を探るため、MRIを受けに来たところです。本日は高名な先生の休診日で、病院はがらがらです。画像を見ながら、医者が「めまいは一度だけではありませんね。」と強く問い掛けてきます。え!そんな!脳梗塞の痕でもあるの?「へー初めてですか?年齢から判断して梗塞があるかと思ったのに・・。あ、脳は綺麗ですよ。問題ありません。」「脳の萎縮もありませんよー。」それなら紛らわしい聞き方をしないで下さいな。もうー。
 年齢的に脳梗塞など当り前なんですかね。若いつもりでいたのですが・・・。さてこの病気はのんびりするしかありませんとの事です。さてさて、あの尾の白いノスリは、ケアシノスリだったのでは。
 
2月6日
 先日、サンカノゴイがいました・・・と連絡をもらいました。大井町の休耕田との事でしたので、Oさんがしばらく通って探してくださいました。が、結局は見つからず、東京港野鳥公園で撮影した写真を送って下さいました。兎に角大きかったと言う発見者の話でしたので、いっときでも大井町の休耕田にいたのかもしれません。
 ここ栢山でも20年以上も前ですが、そう、東京港の芦原が子供の火遊びで焼けた時でした。突然ニュウナイの里に現れ、しばらく滞在し、要定川べりの葦原で散々擬態を見せてくれました。そのときの印象でも兎に角大きい!というものでした。「空飛ぶブタ」のようですよとは聞いてはいましたが、実際は大きな茶色の座布団が空を飛んだと言う感じだったでしょうか。中々いい鳥ですよね。
 O・分かります?
2月5日
 今日のような日は鳥が沢山出るのは、野外で調査をしていますとよく分かります。ぐずついた日が続いた後の晴天です。我が家の小さな小さな庭でもその傾向があります。
 その予想?どおり、本日の赤田は鳥の姿で溢れていたそうです。そんな中、真っ黒な大きめの鳥が山径を横切ったそうです。うん?あれ?クロツグミ。そんなばかな。そんな訳は無いだろうと、さらに歩を進め、古怒田の部落に差し掛かると、今度は間違いなくクロツグミの雌だそうです。夏には四辻で割れんばかりに叫び、林を揺らしていたクロツグミ。越冬しているのですね・・・とFさんは驚いていました。
 県西地区ではここ数年、21世紀の森でも開成の市街地でも越冬クロツグミは観察されています。中々そんな訳はないだろうと言って、認めてもらえない事もありますが、確実に居残る夏鳥はいるのです。これからも記録を大切にしていきましょう。大きな変化の小さな兆しかもしれません。
 
 
2月4日
 野鳥の会本部が行なった、繁殖期のモニタリンクサイト1000に、樹木園で参加しました。その結果が2年ほど経って送られてきました。これは森林での繁殖状況(出現状況)を調べるのですが、全国平均が中々面白いものでした。出現率1位はウグイスでした。もしかしたらヒヨドリとウグイスの争いかとも思いましたが、ヒヨドリは3位。2位はシジュウカラ、4位はコゲラ、5位がヤマガラと続きまして、第6位はなんと、なんと、キビタキでした。うーん納得納得。メジロよりもハシブトガラスよりも出現率が高いのです。こちらでもここ数年のキビタキの出現率は相当なものです。この原因は何でしょうか。赤田などはナルシスの丘と呼ぶに相応しいほどです。
 O・オジロビタキ
 
2月2日
 芦ノ湖は風も無く穏やかだったそうです。昨日の雪が残っていても、そうは寒さを感じなかったと聞き、ホッとしました。今回初めてボートに乗る方もいましたので、船酔いが襲わなかったかとそれも心配でした。
 さてカモの数は例年通りというか、ほんの少し多めの結果でした。マガモが最も多く、次がホシハジロです。10年以上も前にはマガモは千羽に達するかと言う数でした。今年は182羽。それだけでも芦ノ湖にカモが少なくなった印象が強くします。
 先日酒匂川のカワアイサの話をしましたが、本日はたったの2羽だそうです。今年は新聞によればワカサギが多いということですが(ボート屋のおじさんはそんなことは無いと言ってましたが・・・)、アイサには住み難いのですね。遊覧船がひっきりなしですから、それが大きいように思います。マガモなども深良水門などの、遊覧船の影響の少ない場所で暮しています。2時間の調査で、海賊船と数回行き交うのですが、そのたびに大波が来て、ボートは翻弄されっぱなしです。鳥にとってもこれは居心地が悪いでしょう。
 運転をお願いしたOさん、そして女性調査隊の皆さん、お疲れ様でした。
 K・ホシハジロ

2月1日
 今日は鳥獣対策協議会を、明日は芦ノ湖調査をOさんに代わってもらって欠席。体を壊すと駄目ですね。こうやってみなさんに迷惑をかけます。
 そろそろ外に出たいです。家で庭を見ているのもさすがに飽きて来ました。それに目が回る時は鳥の動きはいけません。あの不気味な不安感が蘇ってしまいます。その点植物は好都合で、アネモネの葉を眺めていましたら、その茂みの間から蕾があるのが見えました。ウワーッと声が出て、気分が高揚しました。蕾は下を向いて、まだ色はわかりません。今度はじっと待ちましょう。
 先日ツグミはキヅタを食べていましたが、同時にキヅタに絡み付かれたシュロの実も食べていたのが分かりました。こちらは黒くて大きな実です。ブドウの房のように実が鈴なりです。思いもかけない実を食べる・・と驚くのは、いかに私が固定観念にとらわれていたかですね。
K

 
1月31日
 酒匂川というと最近ではカワアイサを思い浮かべる方が多いかもしれませんね。しかしそのカワアイサも2006年をピークに徐々に減り始め、今年はピーク時の半分以下の20羽ほどでした。単独では時たま見られていましたが、94年に10羽の群が現れてから、餌が豊富なのか、安全なのか、年々数を増やしました。大きくて綺麗で、市民の間でも見たことが無い鳥だと一時噂になり、一寸した騒ぎでした。生息域も下流から徐々に上がり、ついに上流の大口までと拡大し、幾分深い所を探して住んでいました。割合としては断然メスが多いのが特徴でした。4年程前、昨日放映された「その時歴史が動いた」の舞台となった大口にカワアイサが現れ、いよいよここまで来たかと感慨深かったのを記憶しています。と同時にいよいよ他所に移動する時が来たのだろうと今日のこの日を予感しました。このカワアイサは何処から来てここに住み着いたのかは分かりませんが、調べてみると芦ノ湖の減少と幾分呼応しているらしい事が分かりました。それにしても、よもやこんな大きくて美しいカモが酒匂川で毎冬見られるとは・・・。お年寄りなら「生きてて良かった」というところでしょうか。
 O・アビ
1月30日
 このたびは大変ご心配をおかけしました。お陰さまで大分良くなりました。沢山の皆さんから電話やメールを頂き、そのたびに元気になっていくのが分かりました。
 めまいは突然来るのですね。いつものように朝が来て、起きようとしたらもう駄目でした。一寸大袈裟ですが、アーこれで終わりかなーと思いました。今回、めまいに襲われた方が結構沢山いることを知りました。肩こりから来ることもあるそうです。私ももしかしたらそうかもしれません。いかに日頃目を酷使していることか。鳥を見る人の宿命でしょうか。
 さてここに来て急にメジロの動きが活発になって来ました。別の2羽も来て縄張り争いをしています。この間までくっつく様にしていたのが、この頃夫婦の距離が広がり、勝手な行動が目立ちます。これって夫婦の危機?
 ツグミが冷凍柿が出るのを待っているのは承知しているのですが、あと1個しかないので、彼が北に帰る時に出そうと思い今はミカンを出しています。が、ミカンは飽きたのか、キヅタの実をむしっています。その下にはアカハラが来てきょろきょろしています。彼はヤブランの青い実が好きですが、今年はもう誰が食べたのかありません。残念ね。 
 K

1月28日
 土曜日突然のめまいで起きる事が出来ませんでした。天井も地上も皆回っています。症状は若い頃何度か経験した深酒の不始末と同じです。が、今回は一滴の酒も入っておりません。
 結局耳も目も問題はないとのことで一安心しましたが、まだ幾らか浮遊感があります。目が回る中、つくづく思いました。健康な体があってこその鳥だと。体が病んでは鳥に思いが行きませんもの。
 O・アメリカコガモ
1月25日
 遠くに見える丹沢も雪がうっすらとかかるだけとなり、いつもの穏やかな冬の日差しが差し込んでいます。先月の浚渫工事以来、何故か川の水が少なく、求愛にいそしむカワセミの姿がありません。飛び込むにもこの水では頭を打ちそうで、仙了川に移動したのでしょう。工事というのはヘドロだけでなく、川岸に生えていた雑草も持っていくということで、夜な夜な羽音を響かせていたカルガモも来なくなりました。ヤブマオの葉陰は休息や雛の隠れ家にもってこいでした。これでは今年は無理かもしれません。でも来年にはまた芽が出て葉を繁らすでしょう。
 私達のフィールドはなんと言っても酒匂川です。大昔から酒匂川は暴れ川で、幾度となく川道を大きく変えて来たと言います。特に富士山の宝永の大噴火では火山灰が降り積もり、大きく流れを変えました。そのときの住民による復興の様子が今月30日水曜日午後10時「その時歴史が動いた」で紹介されます。その昔流域の植生調査をしていると、ここは氾濫して出来た土地です・・・と教わる場所が幾つかありました。興味のある方は是非ご覧になって下さい。
 K・酒匂川の麗人
1月24日
 コアジサシを呼ぶ準備はこの時期から始まります。まずはデコイを作りからです。今年は子供ではなく、会員が作ることになり、8名ほどで50体のデコイを作りました。思いを込めて作りました。是非願いを聞き届けて欲しいものです。
 最近発刊されたシーボルトの「日本植物誌」は図が鮮やかでとても綺麗です。まるで写真集のようで、小さいので、いつもポッケットに入れて持って歩きたい気分です。ただ一つ残念なのは園芸種が多いことです。先日分からなかったクロキもしっかりと載っています。マテバシイの項目には葉の寿命が3年であること、果実は開花の翌年に熟す事などが書いてあり、共感を覚えたのはドングリの中でもっとも美味で、栗の様な味がし、若干渋いが何処でもこれを取って食べていると書いてあることです。そうでしょう、今も昔も先ずは口に入れてみることから始まるんですよ。
 O・アカハラ
1月23日
 皆さんの所は雪でしょうか、雨でしょうか。こちらはしとしとと雨が降って、止む気配はありません。温暖化などと言って油断?をしていて、タイヤの事など考えませんでした。簡単なチェーンを揃えなければいけないなーと思っています。
まあそう言う訳で昨日はもう一つの調査も行なえませんでした。大丈夫だろうかと皆で心配をしていました。途中で引き返したと聞き、安心しました。
 さて昨日ホオジロが止まっていた場所が不思議でした。カラシ菜に似た植物が凍り、止まることが出来たのですね。どれほど硬いのか触ってみましたら、葉脈がコチコチでダンボール位の硬さでした。ところで昨日は総数が900羽を越えていたそうです。梅祭りも直ぐです。鳥だけでなく人の声でも賑やかになる梅の里です。

K・カワアイサ
1月22日
 箱根新道のチェーン携行サインが消えたのが8時30分。急いで芦ノ湖ボートに連絡をすれば、え、来るんですかという反応です。昨日の雪が積もって寒いのだそうです。新道を無事越えても箱根峠が雪でしょう。では止めましょう。
 ということで、大友へと向かうことになりました。ドラム缶に厚い氷が張る果樹園から仰げば、丹沢の峰が雪化粧を施し、近寄りがたい気高さで迫っています。何処もかしこもただならぬ寒さがやって来ていたのです。
 その影響からでしょうか、カシラダカの大きな群れが、黒々と光る土から飛び出し渦を巻きだしました。カワラヒワも負けじと飛び上がります。タヒバリも相当います。スズメは梅林の脇で群れになります。電線にもびっしりと止まります。いつもならツグミが目立つ場所ですが、今年はここも少な目です。ヤナギにオナガの群れが止まっていましたが、山の方へと鳴きながら飛んで行きました。相変わらず元気です。
 ケリは調査地の外れの線路近くで、10羽ほどの群れがひっそりとしていました。微かながらケリケリという声を出し、警戒をしています。双眼鏡をいち早く見つける鳥です。一斉に低く飛び次の田んぼへと移動しました。
 大友が初めてのOさんはこの風景が信じられないと驚いています。確かにここは小田原一の豊かな水田です。「昔のままね」と言おうとすると、「あ、これ麹の箱、懐かしい。これに麹を広げて干すのよ、見覚えがある。」と目の前の板の箱を懐かしそうに眺めています。味噌や醤油は手作りの時代に育った者には懐かしい代物です。重ねられるようになっています。板には墨痕鮮やかに昭和9年〇〇所有の文字が見えました。確かに古い。
 市の運動公園は外国の樹木も平気で植栽し、どうなることかと思いましたが、鳥は思いの外見られます。この時期ならアカハラ。今日も植え込みから飛び出し、逃げて行きました。ウグイスは隠れた積りでも、小枝が少なく、凛々しい顔が丸見えです。カルガモが水から上がり、白樫の下でドングリを食べています。中々見かけぬ光景です。キジバトも多く、犠牲になった痕も残り、喉かな公園でも、厳しいことを教えてくれています。
 
 

1月20日
 県内各地でガン・カモの調査が行なわれている筈です。酒匂川でも7名が朝から調査を開始しました。これまで送られて来たデータ―はいずれも少ない数のカモ達です。どうしてこんなに少ないのか・・・と嘆きの言葉が添えられています。私の担当の仙了川はカルガモが少なめですが、ヒドリガモは相変わらず待ちの姿勢で沢山います。餌付けされて数年。今年はさらに上流にも待ちのヒドリガモが20羽ほど。下流を見て誰か始めたのですね。注意しても直りません。困ったことですが、住宅街を流れる小さな川にカモが冬の間中住んでいたら、楽しいでしょう。つい私も身を乗り出して見つめてしまい、気持ちは良く分かります。ヒドリガモと共に多いのはオオダイサギです。こちらもおこぼれを狙っているようです。棲息密度の高い川ナンバーワンの仙了川です。
 今市では犬の飼い方が会議で話し合われていますが、この仙了川は数年前は歩くのが怖いほどの落し物でした。誰が始めたかは分かりませんがある時、看板が無数に立ち、糞に目印の紙を置くなどの過激な状態が見られました。が、今年などは看板もなし、落し物もなし。綺麗な土手が戻っていました。住民や飼い主同士の視線を強く意識させた作戦だったのでしょう。
 
1月19日
 最近とみに涙もろくなりました。どうしましょう。今日もごみ拾い探鳥に向かう車中から、河川をぽつぽつと望遠鏡をかけて歩く人、マフラーを首に巻いて、懸命に自転車をこぐ人、遠方から来て仲間と集合場所に向かう人の列の、それぞれの背中が見えました。なんだか無性に嬉しく?いや、無性に健気な気がしてきて、不覚にも涙がこぼれました。朝も早いし、寒いし、人様が棄てたごみを汚れもいとわず拾う作業があるのに、どうもこう集まって来るのでしょう。ただそれだけを思い涙するのです。ちょっと変ですかね。
 ブタ汁の係りは美味しいと言う一声で昨日からの仕込みの疲れなど吹き飛んでしまうのでしょう。鳥を見歩くことも無く、ひたすら楽しそうに鍋の番をします。人と人とが気持ち良く生きる術を良く知っています。これだからコアジサシの活動が出来るのです。ありがたや。あれやっぱり変ですね。私。
 昨年の工事でまだ殺風景な酒匂川ですが、穏やかな冬の日差しの中、思い思いにすごす冬鳥達の姿が、気分を楽にしてくれました。この夏にはアシが繁って、またいつもの河原に戻るでしょう。やがてアオジやオオジュリン、セッカなども姿を見せることでしょう。
 探鳥会とはなんぞや、探鳥会とはどうあるべきか・・・と悩んだ日が遠くに感じられた一日でした。




1月18日
 「評伝・中西悟堂」を読んでいると、大変な時代を生きていたのだとあらためて思います。かすみ網撲滅運動の、全てを敵にまわして孤軍奮闘する様子など、読んでいて胸が痛くなります。今があるのはこうゆう方々の賜物だったのだとつくづく思います。
 当時民度が低いとやゆされた岐阜県などは勿論でしょうが、わが栃木県なども30年代、子供の冬の遊びの一つになっていました。鳥モチでホオジロを取りに行くのです。兄が先頭でその他近所の子供がぞろぞろ。さすがに子供は食べませんでしたが、父がそれを買ってくれた記憶がありますし、近所のおじさんが買ってくれたかな?。5円で。そんな時代でした。ただまだ今になっても撲滅できていないのは残念です。
 ここに住んでからも、かれこれ30年前くらいかしら、ニュウナイスズメの里に網が張ってあり、警察に届けたものの、待っても来ないのに痺れを切らし、網を破ってしまった事があります。その後警察からは我々が軽犯罪だと叱られましたが・・。近くの老人が張ったようで、その老人は私に銃を向けました。家の中からですが・・。遠いし、殺せる訳がないと、睨んだら、銃口を横にしました。銃を向けるだけで犯罪ですが、当時のお年寄りには野鳥は”食料”と頭に刻まれていますから、いくら言っても仕方が無い、亡くるまで待とうと友人と話しました。大事なニュウナイスズメを取られては堪らないと思ったのでしょうね。無茶なことですね。ふふふ。
 しかしながらこのような神様・中西堂悟を身内にもつ家族は大変だったようです。調査の仲間にその近親者がいますが、叔母はそれはそれは大変だった・・と、苦い顔をします。それも良く分かります・・。
O
 
1月17日
 まあ雪で真っ白です。小田原とは違いこちらは真夜中から雪だったようです。刈り揃えられた茶畑の上に粉砂糖のようにふんわりとやさしく積もっています。なんと素晴らしい景色。年甲斐も無く白銀の世界に心が騒ぎました。
 これほどヒノキの手入れがなされている林は最近では余り見かけません。下枝が払われ、薄暗いながらも気持ちの良い林が続いています。今は鳥はいませんが、もう直ぐ夏鳥が来て、繁殖を始める筈です。周りには沢山の雑木が繁っています。特にカラスザンショウはこの時期の貴重な食料です。多くの小鳥が姿を見せます。それぞれの場所からこの木を目指してやって来て、ついばみ去って行きます。ルリビタキやソウシチョウ、ウグイスも混じり、いつもの混群とはいささか趣が異なります。有名シェフの味を求めて集まる客と言ったら良いでしょうか。それぞれに採食の流儀は違いますがみな満足そうです。
 見知らぬ土地を訪ねると、どうしてここに人が住んだのだろうと、思わずにいられませんが、ここもまさしく辺鄙を絵にかいたような集落です。昨年の秘境人遠とは異なり、モダンなログハウスが目立つ、一見芸術村の様相を呈し、物好きな都会人が住み着いたという印象です。
 ついに始まりましたね。年が明けたら第二東名の工事が急に動き出した感じがします。既に木を切る算段と土壌を掘る作業が始まっていました。やがて大野山の牛達も騒音に悩まされるでしょうね。彼らの視界をさえぎり、車は走ります。そしてこの野鳥の住む山も大きく変貌するのは間違いありません。
 今年は各地でイカルの群れを見ます。大きな群れで飛び回り、「ヤキニクキュウリ」と鳴き出すものもいます。そしてツグミの群れは大野山の裾に残る柿に群がり、ヒヨドリと共に賑やかです。ハシブトガラスは「一大事一大事」と騒ぎながら山頂へと向かいました。この予期せぬ雪に彼らも我々同様浮かれているのかもしれません。
 
 
1月16日
 やっと太陽が顔を出してくれました。ありがたいこと。何をするにも力が湧きます。小鳥達も庭に来て、忙しそうな動きをしています。昨日でクロガネモチが終りましたので、今日からは冷凍柿を置きました。餌台の問題は承知はしていますが、ほんの厳冬期だけ食べ物を置いています。シジュウカラはユキヤナギの下を歩いて虫をつつきますし、ウグイスはサザンカ、メジロは柿に行きたいながらもミカンを突いています。そしてツグミはヒヨドリのいないことを確かめるとゆっくりと甘味の強い熟し柿を楽しんでいます。鬼のいぬまの何とやらで、ヒヨドリのいない静けさを小鳥も私も楽しんでいます。さてさて年をとるとせっかちになりますね。スノードロップの小さな白い花が土から頭を出し始めたのを見て、無理やり頭を手で持ち上げてしまいました。何かこの頃せかせかしています。
 
1月15日
 市街地の直ぐそばにあって、鳥が多くて、昔のような自然が残る、大切にしている林ですのに、焚き火のあと、家具の不法投棄。もう駄目!!です。夜間調査の帰り、キャンプをする集団を見かけ、ここが一般の人にも知られているのには一寸驚きましたが、こうもひどい光景はショックです。何もかも一緒くたにして焼いた跡。缶もビンもなま物も一緒。燃えずにそのまま残っています。貴重な繁殖地です。カラスなどが来てはひとたまりもありません。沢があればごみを棄て、知らん顔。最低な人達です。今度暖かい日があったら袋とシャベルをもって掃除をしましょうと話し合いました。
 そんな訳で鳥の話は2の次となってしまいました。が、ルリビタキもメジロもエナガも皆元気に鳴いていました。コガラやヒガラも混じっていましたのでキクイタダキを探しましたが、分かりませんでした。そしてカワラヒワとイカルの大群が飛び回っていました。ソウシチョウもガビチョウもこの寒いなか、がさがさ動いて、大きな声で鳴き出しました。アオツヅラフジの青い実を食べていたのはルリビタキの若鳥。針葉樹に落葉樹そして清水が流れる沢。こんなに条件が揃った林はありません。絶対に汚しては駄目です。
 
1月14日
 寒かったですねー。家の中からじっと外ばかり見ていました。クロガネモチの赤い実はツグミも食べます。食べ方は全く違いますね。ヒヨドリは機関銃のようで、ついばみの早いこと。ツグミは一つ摘まんで、辺りを見回し、次の実をついばむと言う具合です。最近やっと庭でのんびりし始めました。一月以上かかりました。
 さて酒匂川に越冬のアオアシシギがいるそうです。こまたんのOさんが教えて下さいました。小田原は暖かいとはいえ、今日あたりは水も冷たかったでしょうね。
 
1月12日
 雪は降らず結局終日雨でした。庭に枯葉が積もってカサカサしていましたので、いいお湿りでした。
クロガネモチが年が明けても残っていましたが、ここに来て、ヒヨドリが食べ始めました。怒田の丘陵地でミカンを栽培しているTさんのお兄さんの所でも、今年は柿もミカンも突くものがいないそうです。山の実なりが良くて、食べに来ないのだろうとのこと。こんな年も珍しいとのことです。
 K・オナガガモ
1月11日
 夜から雨になると言っています。そして明日は雪かもしれないということです。そうなら幾分アオジも下りてくるでしょうか。ウグイスはかなり来ていましたが。実は昨日はホオジロも少なかったのです。おばあさんの畑とテニス場とごみの埋め立て空き地でいつも出てくるのですが、この冬はいずれの場所でも少なく、気になっています。そして今年はウソもマヒワも余り見かけません。出来れば綺麗で可愛い小鳥に合いたい・・と皆で話しています。
 赤田でひらひら舞う鳥の影が木立の間から見えます。うん?何でしょう。こう言う時は大体若者が無言の圧力に負け,引っ付きムシを気にしながらも、確認に出かけます。今回は一番の若手と3番目の若手ががさがさと林に入り、ジョウビタキであることを確認し、さらに食べていたものが山椒だったことを調べてくれました。長老は入り口でしっかりと若手の動きを監視し、報告を受けます。往路で〇番目の若手がさつきの苗木の間でがさがさと動くものの正体を探りに出かけてくれました。が結局何かが分かりませんでした。そして復路。数時間後その場所に差し掛かりましたら、ガビチョウが2羽飛び上がりました。あーこれだったのだ。こうゆう謎解きもある鳥見です。
 K・イソヒヨドリ
1月10日
 今日も小田原日和(こんな言葉はありませんが)、暖かで無風で厳冬とは思えぬ一日でした。足柄平野は春霞みのなか、季節はいつだったかと戸惑うほどでした。参加予定のFさんが都内から高速で飛ばして来たものの、友人のお子さんが亡くなったとかで、とんぼ返りとなりました。大分動転していましたから、高速を無事走ったでしょうか。この世の一番の悲しみは子供の死ですものね。
 さて赤田には鳥が一杯でした。殆んどが混群で、メジロもエナガもシジュウカラもコゲラも活発に採食をしていました。その数も半端ではありませんでした。しかしなんと言っても本日のハイライトはキクイタダキに出合ったことです。四辻でした。ヒノキです。メジロやエナガの群れと行動を共にしながら、やはりそこはよそ者。ヒノキがある場所を離れ難く、何拍子も遅れての行動でした。でもまあ可愛い。小さくて活発で愛らしい。昔こんな友人がいたなー。それにしてもこんな平地で見られるとは。もう今後無いかも入れません。よく見ときましょう。なかにヒガラが一羽混じっていました。
 シロハラはポコポコと、間が抜けた声を出しながらミカン畑やコナラの林から幾度となく飛び出して山道を横切りました。大きなツグミ類が出るとやはり楽しいですね。満腹感と言うか、「見た!見た!感」が強くします。ただ今年はこちらはアオジが少な目です。アオジ通りと呼んでいる半日陰の林に差し掛かっても見ません。どういうことでしょ。
 今、西を中心にケアシノスリが頻繁に観察されているそうです。本日も数回、胸の真っ白いのが上空を旋回しましたが、尾の黒線はなく、いつものノスリ君でした。が、とても美しかったですよ。
 O・今日も沢山!
1月9日
 やはり暖かいのですね。昨日城〇高校の庭先で紅梅が満開なのを見ました。そして今日は3分咲きの白梅を見ました。今年はロウバイが花を沢山つけて見ごたえがありますが、もうそれも終わりかけています。季節がどんどん早くて、落ち着きません。菜の花が満開だという新聞記事がいっそうその気持ちに拍車を掛けます。ついていくのが大変です。
 昨年秋、城址公園にいたらしいムシクイというのはこのカラフトムシクイだったのでしょうか。支部長が小さなムシクイがいたといってましたが・・。あ、これは小田原のではありませんよ。でもまあ、皆さんよく見つけますね〜。
 O・カラフトムシクイ
1月8日
 今年は奥湯河原にもドングリが沢山落ちています。が、こちらはシラカシやアカガシなどが主流で、同じドングリの林と言ってもこちらとは全く趣が異なり、それだけでも見知らぬ土地に来た印象が強くします。
 暖かさに浮かれたのでしょうか。沢山の混群を見つけました。メジロにエナガの混じる群れやシロハラとヒヨドリの群れ、ソウシチョウとメジロの混じる群れとか・・、これ程の混群を見たのはしばらく無かったことです。シロハラとヒヨドリはクスノキの実を夢中でついばんでいました。以前岬でソウシチョウもこの実をついばんでいました。近くにもっと美味しいムクノキが鈴なりでしたが、こちらには誰も寄り付きません。私達が拾って食べるだけ。もう甘味が抜けて、旨くない干しブドウのようでした。  
 ソウシチョウは清水が流れる川沿いのブッシュから飛び出し、カラスザンショウをついばんでいました。が、何かの拍子に全員一斉に木の下に落下するのが面白く、しばらく見入ってしまいました。帰りにはよどみで水浴をしていたようで、次々と川底から飛び立ちました。飛んでいる時は真っ黒に見える彼らも良く見ればカラフルで、綺麗な鳥です。この鳥の周りには小鳥が集まって来ます。混群とはならなくとも、彼らの俊敏な動きは大いに敵から身を守る助けになるのでしょう。
 池の周りからアオアオとも聞える奇妙な声がして一瞬越冬アオバト?と色めき立ちましたが、残念カエルでした。繁殖の時を迎えているのですね。目だけを出してこちらの様子を窺っておりました。
 フユイチゴの赤い実が甘く熟して今が食べ頃で、喉が渇くたびにポーンと口にほおりこみ、甘酸っぱい味を楽しみました。ヤブニッケイも花芽がぷっくりとして今にも咲きそうです。アブラチャンも丸い芽を四方に広げ、暖かな日が幾日か続いたら咲くかも知れません。眼前の大観山の冬木立とは対照的な池峰でした。
 

1月7日
 栢山の自慢と言ったら水でしょう。今でも我が家は井戸水です。何処を歩いてもぼこぼこ・・・と湧き出て、透明です。報徳小学校前の小川も川底の小石の一粒一粒までくっきりと見えます。そしてカワニナが豊富で動き回った痕が幾筋も見えます。以前放流していましたからそれが増えたのでしょうか。もちろん蛍も舞います。そんな所には鳥もいます。カシラダカの群れにコサギ、ツグミ、ハクセキレイ、そしてスズメが黒い塊となって飛び回っています。
 しかしニュウナイスズメを追って走り回った集落は、さすがに今は大きなモダンな建物に建て替えられ、景色はすっかり変りました。空き地だった場所には幾つもの建売住宅が出来ました。が、農地は守られています。川幅数十センチの用水路も健在です。そこから水を引き入れた小田原メダカ飼育用の水田もあり、子供達の学習の場となっています。農地を守れば、生き物が行き続ける良い例です。いつまでも残して欲しい風景です。
 O・シメ

1月6日
 本日から2008年も始動です。先ずは早朝の樹木園です。
 幾分早めに駐車場へと向かいましたが、あれまあ、車が凍っています。フロントガラスががちがち。昨日珍しく掃除をしたのがいけなかったみたい。慌てて水をかけ、拭こうとしましたら、益々凍って、夜道を恐る恐る走ることとなりました。これから早朝探鳥には毛布でも掛けましょう。
 珍しく園内には鳥がいません。暖かいプロムナードに移動したのでしょう。その証拠に園までの小道にはソウシチョウとガビチョウが一杯です。脇に積み上がった枯葉をポーンポーンと投げ飛ばして、何を取っているのでしょう。これらは全てアカガシの下で繰り広げられていましたから、やはり大好きなドングリでしょうか。真冬だと言うのにいっこうに彼らは数を減らしません。暖かいですものね。その上ではアカウソの夫婦?がしきりに新芽を突いています。
 アオゲラも始動です。木に張り付いて鳴いて、飛んで、幾度となく出合いました。入り口の奥ではゴジュウカラの声がします。彼らもこの暖かさに急かされたのでしょうか。是非今年も繁殖をお願いします。
 先月飛び回っていたツグミはベニマシコを見に、寄り道した子供の広場で見かけました。芝生にツグミの姿は最高です。時折上空を飛び回り、まるで北帰行の大集団のようです。これだもの平地でいつもほどの数にならない訳です。ルリビタキの若者はヘクソカズラの黄色い実を、ひらりと飛び掛っては、口に運んでいます。シメは道路に落ちた枯葉を突いています。カシラダカの大群は何を探しているのでしょう。一寸湿った日陰で採食中です。雪一つなく、凍結道路もなく、1月とは思えぬ箱根路でした。

1月5日
 暖かいですね。ストーブもエアコンも必要ありません。
さて素敵な富士山の写真を頂きましたのでご披露しますね。先日広島からの帰り、新富士駅に近付くと、まあ大きな富士山が現れ、なにか神妙な気持ちになりました。美しいと思いました。海外生活が長い方はそうでしょうが、1週間中国地方に行っていただけで、これ程の感動です。年々桜が好きになり、富士山が好きになります。
 K・新春
1月4日
 誰も食べないなーと思っていた庭先のマユミをヒヨドリがついばみ始めました。柿の実が終わり、グミの新芽を食べ終わると、今度はクロガネモチとマユミに挑戦です。好みはあるでしょうが、結局無ければ何でも食べるようです。余り食は進まないようですが・・。
 年が明けたら急にヒヨドリの行動に勢いが出てきました。これから木立の間をひらりひらりと体をかわしながら、飛び回り、縄張り争いが始まります。我が家の冬の風物詩です。
 O・ルリビタキ
 
1月3日
 ニュウナイの里は時折犬を連れた人が訪れるだけの、相変わらずの静けさです。ニュウナイスズメと入れ替わるようにやって来たアオサギが2羽、水田に首をすくめて佇んでいます。要定川は両岸からツルが伸び、川幅が半分程に狭められ、鉄橋は歳月の重みに耐え切れず、取り除かれています。カルガモやバンは、その草陰でお休みです。バンの朱色の額板は鮮やか過ぎて目立ちます。傍らには幼いバンもいます。工業団地の脇に植えた木も随分と大きくなりました。10年も経つとこうも大きくなるのですね。これからもニュウナイのいない月日を刻んでいく事でしょう。大事な戦利品?だもの。もっともっと大きくなーれ。
 南足柄に入ると突然立て看板が多くなるのは昔と変りません。「ごみを棄てないで」「痴漢に気を付けて」等の他、子供が作った標語などが目に付きます。川沿いに出来た公園には「よく考えよう、やって良いこと悪いこと」。先日清掃した調整池には、もうごみが棄ててあり、空き缶も散乱しています。この標語が分かるくらいなら問題はないのだ・・といういかんともしがたい思いが頭をよぎります。
 綺麗に掃き清められた公園に足を一歩踏み入れると、一面に散乱した真っ白い羽が見えます。先端が青灰色に光る小羽が見つかり、キジバトだった事が分かります。「よーっく考えよう、やって良いこと悪いこと」。チョウゲンボウに言っても分かるまい。(別に悪いことじゃないけど)
 以前はここはツグミの大群が見られた場所でしたが、今は、調整池にでも入っているのでしょうか。クククの声だけが時折聞えますが一羽の姿も見えません。借りたいなーと思った県の遊休地は相変わらずお金をかけて草刈が行なわれています。貸してくれていたらタダだったのに・・。でも、もう借りても使い道がない。
 O・トラツグミ
1月2日
 つい箱根駅伝を見てしまいます。4区の中継所が鈴〇からメガネ〇ーパーに変ってから、選手の倒れ込む様子などが見えなくて、幾分臨場感はありませんね。この変更には多額のお金が動いた・・と、聞いたようなそうでないような・・・。真偽の程は分かりません。4区では友人知人が相当沿道に出かけて応援をしている筈ですので、目を皿の様にして見ますが分かりませんでした。一方5区は力が入ります。箱根の調査で頻繁に通る道ですので、その勾配やら町並みが手に通るように分かり、一緒に走っている気分です。車でも鞭を入れなくては走り難い山道ですのに、すごいモンです。元箱根のゴールには駅伝の大きな石碑が建っています。我々のガンカモ調査はまさにここから舟を漕ぎ出し、芦ノ湖を一周します。大正9年が第一回だそうですので丁度母の年齢と同じです。
 元旦から鳥見の方々から情報です。酒匂川にはウミアイサ。平塚海岸にはアビにハジロカイツブリなどなど・・。体がむずむずして来ます。
 O・ハジロカイツブリ
1月1日
明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。
家でじっとしているのは久し振りです。元旦はずっと鳥を見に出かけていましたので・・・。風もおさまり、穏やかな日和でしたから、出かけたらきっと沢山の小鳥に出合えたでしょうね。しかし庭にもウグイスが来ましたよ。幸運にも大きな虫を捕まえましたが、どうにもこうにも大きすぎて、しばらく叩いたり突いたりしてましたが、結局離してしまいました。

O・カケス