| 月日 |
観察記 |
| 最後に |
今年はサシバの出が早く、しかも立て続けにピークを迎え、幾分達成感が少ない年となりました。が、2500羽以上のサシバを見送ることが出来、ほっとしています。ただかなり高い所を飛んで行きましたから、小さなものを見送る日々となりました。しかし一番難しい明神谷に低く、蜃気楼のように、もやもやと現れる群れがなく、見逃した物はない様に思います。
年々見に来られる方が増え、嬉しい反面、駐車場の確保が難しく、このまま続けられるかどうか、悩んだ日々でもありました。今後公園管理者と話し合い、もし無理なようでしたら、皆さまにはご不便をおかけするかもしれません。ご理解をお願いする次第です。
今年もたくさんの皆さまにご協力を頂き、楽しく、調査が出来ましたことを感謝いたします。 |
10/9
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YさんとMさんが観察をして下さいました。ありがとうございました。私は数人でお隣の調査地で定例の生息調査を行なっていました。出て来た猛禽はオオタカにトビにノスリでした。青空には刷毛ではいた様な筋雲が薄く広がっていました。すっかり秋が深まったのを感じ、今年のサシバ達のせわしなさが幾分理解できました。調査は13日に出かける方がおられますので、それまで続きますが、更新は途絶えるかもしれません。 |
10/7
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矢倉岳周辺を白い霧が覆っています。仕方なく赤田へと向かいました。相変わらずカラスが多く、タカのように飛び回っています。トビが10羽、タカ柱を作って霧に消えたのは一寸ばかり興奮しました。ツバメやイワツバメが膨大な数で飛び回っています。ヒヨドリが滑り台をすべるように、稜線を下りていきます。細くなったり長くなったり、まるで龍です。秋が深まる喉かな里山にも危険が迫っているようです。「本日、隣町の○○では、市の職員を名乗った、振込み詐欺が発生しました。いずれこの町にも来ると思われます。お気をつけ下さい。ピンポンパン・・」町内放送でした。皆さん気をつけましょう。 |
| 10/5 |
昨日に比べ中々に寒い公園だったそうです。それでも30名ほどのギャラリーですと熱気が充満していたでしょうか。しかしその熱気もサシバが出てこそですものね。一桁ということはそろそろ終わりに近付いていると言う事でしょうか。例年と違い早めの出現に3つ目のピークを期待する気持ちも幾分ありましたが、やはりそれはないようですね。皆さんお疲れ様でした。 |
10/4
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気温が高めでしたね。そのため終始足柄平野は乳白色の世界。矢倉岳の周りにもアクセントとなる白雲が少なく、最も手強い灰色の混じる青空が棚引いて、その中を1羽2羽・・・と思い出したようにやって来るのですから、大変でした。慣れた者でも、この高度と背景に溶け込むサシバには、悩まされたことでしょう。東屋に達して初めて、確認が出来る事もしばしば。気を許していたらきっと逃していたでしょう。いつものように左肩に現れはしても、矢倉岳の上昇気流を当てにする気はさらさらないという風情で、空が一段と高くなり、秋が深まっているのを感じました。今年は結局、明神谷には出ませんでしたね。上昇気流の具合が良かったと言う事で、その分高度も並外れで、観察は難しかったですね。途中山頂にクマタカが2羽現れ、ギャラリーには喜んで頂けましたでしょう。キノコ汁を食べて温まっていただいた頃、チゴハヤブサが横切り、素早い速さで何か飛んでいるものを捕まえ、食べました。無駄のない肢体はいつ見ても素敵です。
本日も沢山の方々が、サシバを送って下さいました。皆さんの目があってこそ、本日の数がでたものと感謝致します。
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| 10/3 |
1時間ほど遅れて出かけましたら、既に皆さん遠方より来てくださって、なんとまあ、賑やかなこと。これでは地元組も気を入れねばなりません。せめて参加者と同数は・・・と皆さんで力を合わせて、雲の多い、最も目が疲れる空模様を見つめ、70羽越えを達成しました。それにしても小さかった!!かえっていとおしく、切なくなるほどの小ささで、いかにも旅人という風情に、見送る心構えも幾分違ったものとなりました。ガスった中からポツリと出てくるものを探す人もいて、双眼鏡の性能かしら・・・と見れば8倍のニコンです。問題は気力、根気なのですね。
今年はハチクマが多く見られるのは何故でしょう。サシバとは微妙に距離をとり、一人悠然と、風を受ける様は、故郷の祖父を思い出させます。骨太で力強い、頑固者の明治の男性でした。
伸びに伸び切った松やモミジをサシバ出現の目印とし、不便ながらも折り合いをつけ、観察を続けているいじらしさ。来年には何とかせねばなりませんね。もう一度矢倉右肩サシバ・・・と叫びたいですものね。皆さん、本日はお疲れ様でした。 |
10/2
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早くも2度目の大きなピークが現れました。今年はつんのめりそうなほど前倒しで、どう言う事でしょう。昔は体育の日が得意日で、ピークが3回ということもありました。まさかそれが復活?すると言うのでしょうか。今日も若鳥の姿が多いようでした。繁殖が上手くいったのであれば嬉しいですね。
雨が続きましたから、鳥同様に痺れを切らした方々が朝早くから東の空を見つめて、まあ良く探した!と感心するほどの職人?技で数え上げてくれました。灰色の薄雲の間をか細く旋回する物さえも拾い上げ、勝れた集中力の賜物と感心しました。一人ではこの半分も行かなかったでしょうね。幸い午後に出易い明神谷に蜃気楼のように湧き上がる群れがなく、漏らした物はない様に思います。午前中は息もつかせぬ出現で、腕を下ろす暇もなく、今微かに痺れています。出る時は右、左、中・・・と同時に出ますので、何処の群れを捕らえているかで、数も行動も違い、公園は一時混乱し、パーヘクトとは行きませんでしたが、チーム矢倉岳としては合格点でしょう。遠方からのお客様も最後までお付き合い下さいましてありがとうございました。
ただ午後の出が今ひとつな気がします。デッカ!!と驚くクマタカが矢倉を一周し、ノスリがサシバのように第一松を越え、右に飛び去ったのを境にポツリポツリ・・・と現れるだけで、チームの皆さんも落ち着かなくなり、3時に山を下りました。 |
10/1
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カラスの会合でもあるのでしょうか。50羽以上が国道の鉄塔にあちこちから集まり出し、賑やかでした。曇天の空を元気に飛び回るのはカラスとツバメのみ。途中急に雨が降り出し、足柄平野は真っ白なガスの中となり、やむなく帰宅しました。終始矢倉岳も明神も霧に覆われていました。そんな中、男性がひとり見に来られ、以前、お天気が悪い時に、”ヤガ”を飛んでいるのを見たと話していました。国道上を群れで移動していたそうです。 |
9/28
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何と言う寒さでしょう!例の温度計が14度を指しています。これまでの観察でもこの時期この低温は余り記憶がありません。昨日の熱気と興奮が今なお残る東屋ですが、鳥の出はまったく。つくづく渡りには気紛れと言う言葉は存在しないのだと思い知ります。昨日飛び損ねて、今日飛ぶなんてことは、人間世界の事だけですね。しかし矢倉岳の右と左に微かな黒いシルエットを残し去るものがいて、何とかサシバの姿を目に納める事が出来ました。今年はハチクマの姿を良く見かけます。多くは若鳥ですが、もう既に威風堂々、貫禄充分です。いずれ壮大なハチクマの渡りも目にしたいものです。
山に向かう街道は今彼岸花の盛りです。このリコリスの丘を守るために、地元の方の清掃が頻繁に行なわれ、頭が下がる思いですが、これはこれで問題があるようです。季節になると咲く秋草がなくなり、蝶も昆虫も減って、淋しいと、この丘に住む仲間が漏らしていました。 |
9/27
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気温が下がりましたね。やっと渡る気になったようです。私は今日はお休みをもらい、自宅で家の事をして過ごしました。それにしてもよく出ました。皆さん良かったですね。そしてご苦労様でした。 |
9/26
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西風が強く、庭の木が激しく揺れています。黒雲も見えます。が、雨は落ちていません。それで赤田に向かいました。こちらは更に黒雲が多く、カラスとキジバトの飛ぶのを見てお昼まで粘りました。矢倉岳は良く見えましたが、明神は中腹まで霧でした。
しばらく連絡がないと思っていましたら、なんと地獄(本人の弁)を見てきたそうです。仕事中3階のビルから転落。心臓が裂け、骨盤骨折。ドクターヘリのお世話になり、大学病院での緊急手術。2ヶ月の入院後、今は仕事復帰。幸い現場が病院だったこと、右心房の損傷のため大動脈を外れたこと、息子が一緒だったこと・・・と幸運が幾つも重なりました。しかし市内の病院では対応が出来ず、ドクターヘリ出動。なんてことでしょうね。強運の持ち主はいるものなのですね。お互い年も年ですから体力を過信せず、細心の注意をしましょう。実は私も2回葬式の準備をされた強運の持ち主?なのです。 |
9/25
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朝24度。昼28度。地蔵堂の温度計が容赦ない高温を告げています。その高温を裏付けるように、矢倉岳を囲み、灰色の雲がたなびいています。これではいけませんね。ただ朝のうち、左側から10羽ほどの群れが入道雲を掻き分けるようにして、現れました。が、既に視界ギリギリの高さでやって来て、よくまあ探したぞ・・と誰もいない公園で、小さく握り拳を作ってみました。結局数は出ませんでしたが、ハチクマがごく近くに来た日で、力強い飛翔に何度も感激して、退屈はしませんでした。やはりレンズが多いと公園を避ける傾向があるのでしょうか。サシバも手に取れるかと思うほど近くにきた若者がいましたよ。午後はひっきりなしにアマツバメの大群が飛び、東の空を舞台に終始スピードレースを見せ付けられたようで、2日目にして既に疲労感を味わいました。そろそろお天気が崩れそうです。週末はどうなるでしょうね。 |
| 9/24 |
月日の経つのははやいものですね。今年もサシバの季節がやって来ました。まずは山の神様にご挨拶をし、ベンチを掃き清め、この調査の成功と無事を祈りました。
すでにFさんが東の空を眺めています。まだまだ本格的なサシバの寒さには程遠く、夏の名残の日差しが差し込むアザミではアカタテハが蜜を吸うのに懸命でした。
サシバは午前は左、昼は右、午後は左・・・と定石通りのコースを飛んでくれ、忘れていた感覚が次第に蘇りました。そしてハチクマが東屋の上空で旋回し、しっかりと強烈な斑点を残し去りました。途中トンボに切り込んだのはチゴハヤブサでした。一瞬にしてそれまでの静寂を破り、悪戯小僧のように得意げに、愉快そうに、去って行きました。サシバが途切れるとハイタカもオオタカもやって来て、ツミとの空中戦を披露してくれ、初日ながら楽しい一日となりました。 |