2009年サシバ      2009(9−10)

天気     
 サシバ  
  
    その他      備考  
合計 1947羽
10/12   5 クマタカ3、オオタカ、ノスリ、ツミ他 W他4名
10/11   80 ハチクマ3、ノスリ、ツミ、オオタカ、クマタカ雌雄他 20名程
10/10 曇・雨   87 チゴハヤブサ、クマタカ1、ツミ、ノスリ、アオバト、ツグミ、ヒヨドリの渡り他 公園と山頂の記録と赤田
10/9 曇・晴   501 ミサゴ、ハヤブサ、オオタカ、アオバト、ヒヨドリ、カケス、トビ他 25名程
10/8 台風 観察はなし なし なし
10/7 観察はなし なし なし
10/6 観察はなし なし なし
10/5 曇雨    なし なし
10/4   450 クマタカ、ハチクマ、ハヤブサ、ノスリ、ツミ、ハイタカ、アオバト他 90名?かな
10/3 雨曇   57 アオバト、ツミ、カケス、ホトトギスかな? 早朝の晴天につられ25名
10/2 観察はなし なし なし
10/1 曇晴    167 オオタカ、ノスリ、ハチクマ1、クマタカ、チゴハヤブサ、トビ、ツミ、アオバト他 30名強のギャラリー
9/30 観察はなし なし なし
9/29 曇・雨    ヒヨドリの渡り・モズ・キジバト 赤田
9/28 霧・曇   384 オオタカ、ツミ、アマツバメ、ノスリ、アオバト他 6名
9/27 晴・曇   14 ハチクマ1、オオタカ、ツミ、トビ、ノスリ・イカル・クマタカ他 12名
9/26   85 ハチクマ2、オオタカ、ノスリ、ツミ、エゾビタキ、アオバト・クマタカ他 10名・
9/25 快晴   14 ミサゴ、ノスリ、イカル、エナガ、ヤマガラ、ツミ、ホトトギス他 6名
9/24   60 ノスリ、オオタカ、トビ、ヒメアマツバメ、イカル群れ 4名観察
9/23   32 ミサゴ、ハイタカ、ノスリ、オオタカ 観察者W・N他
9/22   2 クマタカ・オオタカ・ハヤブサ・アオバト・トビ・アカゲラ他 観察者W
9/21    地のノスリ2羽 秦野ビジター0羽
9/20   7 ハチクマ8羽・チゴハヤブサ、ミサゴ・ツミ、ノスリ他 赤田6羽・秦野ビジターセンター16羽
9/19   2 トビ・ハイタカ・エナガ・イカル・ヒメアマツバメ他 観察者S・S


月・日

   天気    
                       雑感
 ご挨拶 ーーー2009年サシバの調査は終了しました。今年も沢山の方々にお世話になりました。ありがとうございました。皆さんのサシバに寄せる思いが心に深く沁みましたーーー
10/12 本日最後を締めくくって下さったWさんが5羽の報告をしてくれました。これで本当に終了です。今年は全国ネットを外しましたので、平日は幾分少な目でしたが、休日は変らず沢山の方がいらして、駐車場の問題は解決しないまま過ぎてしまいました。その駐車場で様々なご配慮を頂いたのはこのバスの運転手さんでした。ご迷惑をおかけしても、いつも笑顔で「いいよ」と応じて下さり、安心して調査に専念できました。今回75歳で退職と言う事で、これまでのお礼を込めて花束をお贈りしました。色々な事が思い出され、涙がこぼれそうでしたが、歯を食いしばってこらえました。
誰一人来る人がいない頃、待ち時間の間に、一緒にサシバを探して下さいました。またゼロ羽ばかりで嘆いていると「明日は出るから」とか「まだ暑いからね」と励まして下さいました。最近ではバスのお客さんにサシバの解説をして下さり、お客さんは山頂で見たサシバの数や様子を私達に報告してくれるようになりました。
来年もサシバの季節には来るよと言っておられ、それまでお互い元気で過ごしましょうと約束しました。

運転手さん長い事ありがとうございました!

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々    水原秋桜子

金色の小さき鳥の形して銀杏散るなり夕陽の丘に     与謝野晶子

今週からまた小さき鳥を探して野山を歩きます。よろしくお願いします。
10/11 もう調査を始めた頃の空ではありませんね。からっとした透明感のある青空であくまでも高く、何処までも上を目指すサシバを抱え込んでしまい、視界から消してしまいます。赤田で50羽と言う情報後20分ほどすると右に現れるもの、左肩高みにやって来るもの・・と既に群れを解き、分散しての登場で、どう頑張っても10羽しか見つかりませんでした。もうこれ以上はないという高さで、白い入道雲がなんとか助けてくれた10羽でした。すっかり空の模様が変化しているのです。これではどんなに叫んでも別れの挨拶は届かないでしょう。しかしこんな最悪の中でも頑張り屋の皆さんがあちこちに出た単独のものやスピードをあげ脇腹だけを見せ走り去ったもの・・など、脇目もふらず探し続けました。この粘りもサシバ以上に驚愕です。これまでならこの高さのものは見つからなかったでしょう。必ず来ると分かっているからこその粘りで勝ち取ったものです。
今日も昼過ぎからは足柄平野を右に走るものがいました。これは矢倉下庭辺りで見ていたらつかまえられるでしょうか。これまでにない新たな発見に尽き掛けた来期への情熱がむくむくと湧いて来るから厄介です。この謎が解けるまで、もう少し頑張りましょうかね。
とりあえず本日で調査を終了しますが、今後観察された方がおられましたら是非ご連絡をお願いします。


M・矢倉岳山頂
矢倉のツミ夫婦  鳴きながら渡るサシバ   単独のサシバ
10/10 曇雨 公園で朝のうちに30羽のお泊り組みらしきサシバを数えた後は雨雲が広がり、観察は困難となったようです。私がいた赤田も同様でパラパラと雨粒が落ちて来て、10時ごろには退散かと構えましたが、次第に晴れ間が見え、2時まで続けました。時々1羽、2羽と雲の隙間からやって来て、17羽を数えました。1羽たりとも低い位置ではありませんから、このコースを知らないとゼロだったでしょう。以前の赤田調査が今になって役立っています。まあそれにしても高い高い。高く入ってきたのに更に時間をたっぷりかけて高さをとります。矢倉でこんなに時間をかける姿を見たことがありません。高度の低い赤田ゆえでしょうか。その後は21世紀の森の南側を行き、矢倉の左に達すると思われます。時々矢倉の左肩植林上よりさらに高く、背景が大山山頂付近にいきなり現れるものがいますが、これではないでしょうか。赤田も猛烈な勢いで木を切り公園や遊歩道を建設していますので気流も変るかもしれませんね。本日の17羽はTさんや東京のAさん達が驚くほどの遠目と忍耐力で探してくれたお陰でした。ありがとうございました。
 家に帰り、荷物を解き、外を眺めていると、あれ、クロガネモチに止り、飛びついて虫を取る地味な鳥が目に入りました。ウグイス?いや違う。慌てて双眼鏡をのぞくと、キビタキのメスでした。おやまあ。何処へ向かおうとしているの?栢山の稲田も大体稲刈りが終わり、冬支度が整いました。アマサギ60羽程がこの夏休耕田となっていた田んぼに集まって、まるで一足早く雪が降ったようでしたよ。
 Oクマタカ
 
10/9
雲晴 朝方の空の高さと湿度が心なしか不安でしたが、雨後2日などと暢気な事が言っていられないようで、さっさと飛んで行きました。特に午前は気流がありませんでしたから、全て羽ばたきながらの飛行でした。可愛そうな気もしますが、仕方ありません。コースも様々でこれまでの18年の総決算のようでした。つまりあちこちに出て、読み難いということです。が、今日は沢山の目で読めたと思います。
さて問題は午後です。これを幾つ拾うかで今年の出来が左右されます。もしこの雲行きで上昇気流が湧いたら、先日同様多くを見逃していたでしょう。が今日はサシバが好きな気流がありませんでしたから、皆地を這うような、時には相模湾に溶けそうな重苦しい雰囲気で、明神谷に這い上がってくれましたので、助かりました。これは赤田を出たのち丸太の森や大雄山辺りを目掛けてきたか、先日のように北病院辺りを明神谷へと進路を変えた群れと思われます。決して海の上を走ったものではありませんよ。久し振りに第一生命という声を聞き、急いで走りより、町並みに黒々とゴマが振りかけられたような光景を見ました。山頂に上がっていた頃はこの光景が一番のお気に入りで、HPの表紙にも使ったものです。現実とは違って、人とタカがまるで共存しているかのような錯覚を覚えて、ホットしたのです。
 しかし昔はこの明神谷をとらえる技術も道具もありませんでしたが、3000羽も4000羽もつかまえたのですから、矢倉岳周辺の環境がいかに変化しているかですね。総数は勿論減っているのですよ。ただ矢倉の右と左を見ているだけで大方とらえられたのです。
 この困難な状況下で、これ程までの数が記録できましたのは懸命に探して追いかけて下さった皆様のお陰です。ありがとうございました。
O・オオタカ
10/8 台風 ここは台風通過といっても大した雨も風もなく、無事通り過ぎましたが、他所では大木が倒れたり、交通に影響が出たようですね。夕方4時頃外に出ると、トビが2羽ゆっくりと屋根すれすれに旋回していました。スズメやハクセキレイはやれやれと言った表情で電線で声を上げていました。これまで調査がこれ程足止めになったことはありませんし、今見上げる空が台風一過の澄み切った青空でしたので、一瞬不吉な思いにとらわれました。何時まで待っても1羽たりとも現れなかった青空が脳裡を過ぎったのです。しかし明日は気温が下がるそうです。期待をして待つ事にします。
10/7 最強クラスの台風が来るようですね。サシバはこんな時どうしているのでしょうと心配する声も聞かれます。本当にそうですね。若鳥にとっては最初で最大の試練となるのでしょうね。先日通り過ぎたサシバ達が台風に遭わねばと祈る思いです。我が家に戻って来た雀達もまだ今はチュンチュンと鳴いて、稲刈りしたばかりの田に飛び込み、喜んでいますが、どうなりますか。今は朝からの雨も止み、薄明かりさえのぞいていますが、不気味さは増すばかりです。
 O・サシバ
10/6 警察所脇のクロガネモチはもう真っ赤でした。我が家のはまだオレンジ色で、クリスマス頃鮮やかな紅色となります。庭先の柿の葉も大分色付き、一段と深まり行く秋を感じます。先日公園でヒノキに絡まったツタウルシの真っ赤な葉を取っても良いかしら・・と聞かれました。かぶれないかどうか心配していたようですが、持ち帰って、一足早く山里の紅葉を楽しみたかったのでしょうか。たった一枚の葉でも元気を運んでくれますものね。大病してもなお颯爽とサシバを見に来てくださる方々の姿を見ると、もう嬉しくて仕方ありません。サシバが結ぶ縁をいとおしく感じる瞬間です。

M・暗色幼鳥ハチクマ
10/5
曇雨 予報通りどんよりとした曇で午後は雨でした。公園にお二人が向かってくれたようですが、この様子ではダメだったのでしょう。私は高校生が発表する外来種のシジミに付いての講演会に出かけました。30年も前ここに来て、水が綺麗、メダカがいる、そしてシジミがいる・・と驚きました。小川には死んで開いた貝や、まだ生きて動き回るシジミを見つけ、子供と一緒に取って、泥を吐かせて味噌汁にしました。が、味はいまいちで、何となくシジミ汁という感じでした。今でも見かけます。が、マシジミは殆んど消え、外来種のタイワンシジミだとのこと。こうも広がったのは蛍の餌のカワニナと共に放され、それが増えたようです。コサギの足にくっ付いて広がったという説も面白く聞きました。気付かぬうちに外来生物がひたひたと忍び寄り、我々が過ごした世界とはまた違った生き物がうごめいているのですね。一番難しい年頃の高校生をまとめ、専門家も舌を巻く業績をあげた指導者に敬意を表します。疑問に思ったらとにかくやって見ようとの精神だそうです。決して若い頃に戻りたいとは思いませんが、あのような高校生なら戻ってみたい。
10/4
17℃
あ、わ、きゃー、えー、あれ〜。これらはサシバの薄っすらとしたシルエットを見つけた時の歓喜とギャラリーへの合図です。この短い言葉の中に大いなる希望が内蔵されているのです。午前はこの合図を何度聞いた事でしょう。今季一番の大きな群れがどんどんと出ましたので、その度希望を運んでくれました。しかーし、午後がダメ。予定された右に移動する群れが全く見られず、2時間もの間が開いて、やっと小さな群れが高い位置で出て、本日の終了となりました。条件的には良いと思いましたが霞みが取れなかったのは誤算でした。ここは何故かハチクマが少ないのですが、初めて淡色形の個体を見ました。驚くほど真っ白でした。
O サシバ O チゴハヤブサ     
 疲れ切って家路に着くと、週刊○潮だという男性が「人探しをしています。インドネシアで殺された女性の同級生を探しています。」と突拍子もなく訪ねてきました。「えー何故我が家に?」聞いてみるとここの中学でどうも息子と同級生らしいとの事。息子はいないし、世間の事に疎くて分からないので、他を回って欲しいとお願いしましたが、息子が置いて行ったアルバムにはその女性の微笑む姿がありました。どうしてこんな悲劇があるのでしょう。サシバの熱気がいっぺんに引いてしまいました。
10/3 雨曇
22℃
朝6時、窓から差し込む光を感じた時は俄には信じられず、慌てて外に出ました。すると矢倉岳はくっきり。その後はバタバタとお湯を沸かし、その辺にあるもの(バナナ、アンパン)を詰め込み、車に飛び乗りました。全くの想定外。しかし結局は晴れていたのはほんの少し。突然の雨と霧とで予報どおり、いやそれ以上の悪さで散々でした。ただ早朝にお泊り組みが出たそうで、それが今日の全てでした。お泊りは地蔵堂周辺の林で頻りに鳴き声がしたそうです。足柄平野の水蒸気がまるで温泉街の湯煙のように立ち昇っては引く様が見られ、気流の出来方が垣間見えました。その湯煙の中を明神谷を動くものがあった様に思いますが、一瞬でどうにも最後まで捉まえられませんでした。今日のような天候で公園に上がり、観察を続けたのはこれまでで初めてでした。と、ここまで書いた時点でNさんから電話があり、矢倉の下の北病院で12時から1時間で合計18羽を見たそうです。これらは皆矢倉には向かわず、明神谷へと進んだそうです。やっぱり。いやな予感はしたのです。山を降りる途中下界は中々の天気なのです。あ、しまった!と思いましたが、今更どうしようもありません、憮然とした表情で帰宅しました。幸い家で待つ者がいなく、家庭の平和は保たれましたが。
10/2
10/1 雲晴19℃ 足柄平野は晴れているのに、矢倉周辺だけは雲があるという状況で、いつもならすぐさま赤田へ飛ぶ所ですが、今回は10時30分になれば、必ず晴れるとの確信があり、朝早く来た方もじっと動かず、その時を待ちました。
 お約束どおり、青空と共にサシバが左肩に現れましたが、皆1羽、2羽と少なく、群れになる事がありませんでした。ただ間をおかずして出ましたので、数の割には盛り上がりました。群れが出たのはやっと昼からで、皆真直ぐに東屋に向かって来ました。その瞬間シャッター音が公園に響き渡りました。この群れは我々の嬌声も揺れ動く姿態もしっかりと胸に刻み、故郷に向かったことでしょう。ただ今日は群れの先頭を逃したのではないかと思うこともあり、難しい天気だったと思います。気温の上昇と共に薄灰色の霞みが広がり、これがサシバを飲み込み、追跡が困難となります。午後1時過ぎは気流も高さを増し、サシバの飛行もそれにつれ、ぐんと高くなりますので、腕や目の疲れが一段と増します。この疲れを取るのはアルコールと早寝しかありません。

※公園に三脚を忘れた方はいらっしゃいませんか。(CBL26171@nifty.com)までご連絡をお願いします。
9/30 朝から文句なしの雨です。とりあえずベランダから矢倉岳を見上げましたが、影も形もありません。これで安心して、小豆が煮られます。この頃のんびりしたい時には小豆を煮るのが習慣となっています。ことことと、とろ火でじっくり炊かねばいけませんから、どうしても腰を落ち着け、ゆっくりしなければなりません。しかし私は多分日頃忙しかった母が雨の日だけは、のんびりと台所に立ち、酒饅頭やぼた餅を作るのが記憶に残っているのだと思います。学校から帰ると母がいるのが嬉しくて、その日は一日何処にも出かけず、母の廻りをうろうろしていて、その時台所では小豆のほっこりする香りがしていたのでしょう。50年も60年も経って奥深く刻まれた記憶が突然甦る不思議さを感じ、子育ての重要さを感じる今日この頃です。何もかも手遅れなのですが・・・。
9/29 曇雨 朝方激しい雨の音を聞き、休めるかなーと思っていましたら、時間と共に曽我丘陵が見え始めました。そこで友人宅で3か月分の積もる話しをした後、赤田に出かけました。矢倉岳の周りに白い強烈な雲が見え、公園の観察は無理だったと納得しました。赤田も同様。深い雲が垂れ込めてお昼には雨も降ってきました。が、ヒヨドリの10羽は渡りに果敢に挑戦。いつもながらサシバとは対照的です。性格的にはこちらのヒヨドリに親近感を覚えますね。ストレートで分かりやすい。雨が来ては仕方なく、いつものように大友に回り、ケリやチュウサギを見て帰宅しました。ケリは30羽、チュウサギは10羽ほど見えました。ノビタキも1羽来ていました。100羽ほどのカラスの群れも見えました。今年もミヤマガラスが混じっているのでしょうか。我が家のヒヨドリも3日前戻って来ました。連日モズの高鳴きが止む事がありません。乾いた甲高いハクセキレイの声も辺りに響いています。柿の葉の色付きと共に一段と秋の気配が濃厚です。
9/28
霧曇18℃ 今日は若者Sさんのお陰と言ってよいでしょうね。霧が深くて、矢倉岳も見えないから、赤田で観察するので公園には行かないと言いますと「えー来ないんですかー」とがっかりしたような、心細そうな声です。先日若者を育てるといったばかりなのに、これではいけないかな・・・と思い直し、しぶしぶ?出かけましたが、矢倉岳は勿論、道路さえ怪しいほど煙っています。そこでしばらく東屋で先ほど拾ったと言うヤマガラの亡骸を見ていると、次々と観察者が現れ、赤田への逃避行が出来難くなりました。途中「この霧の上は青空ですよと言う」s・yさんのセリフもここに留まる決心を後押ししてくれました。そうこうしていると、霧や雲は見る見る間に引いて行き、矢倉の周りに青空が覗き始めたではないですか。そうすると霧などなんのそのとばかりに、次々群れがやって来て、しかも低空で、眼前に大きな渦巻き模様を描き出しました。さぞかし羽は霧に濡れていた事でしょう。このレースのような薄っすらとした霧の中で舞うサシバの姿はしばらく脳裏から消えないでしょう。それ程幻想的で美しいものでした。昼頃からは矢倉の山頂に現れる群れが多く、この悪天候で登った皆さんへのご褒美となったことでしょう。午後は右側に大きな、数えられるか?と一瞬仰け反るような群れが見つかり、てんやわんやの一日でした。朝方の気温の下がりがサシバの決意を促したのでしょうね。やはり朝方20度を切らないとダメなのですね。
9/27 晴・曇
20℃
やれやれ・・と公園を後にした直後の、そのま上を、7羽のサシバが東屋にやって来たそうです。残念。でも多くの方に喜んでいただけたら、嬉しいです。今日は朝方気温が下がり、出ると思ったのですが・・・。結局は雲が多く、何時までも青空が見えず、かなり精神的苦痛が多い一日となりました。風があり、今季一番の寒さも感じました。
 午前中は気流らしきものはなく、目の前の谷から忽然とハチクマが立ち上がり、羽の欠損や黒々とした模様がはっきりと見え、中々の迫力でした。ハチクマは見るたび頑固親父と思うのは私だけでしょうか。ノスリもオオタカも恋の予感でしょうか。鳴いたり、落下したり、サシバの調査がなければ、何時までも見ていたい心境でした。あ、そうそう、公園近くでツグミを見た方がいます。オー早い。
 Uさんと一緒に大友に向かってみました。あっという間に黄金色の世界に変っていて、既に多くが稲刈りを終えていました。が、倒れた稲の上になんとチュウサギの群れ17羽が乗って、イナゴ?をついばんでいました。幾分幼いのかもしれません。皆細く、軽そうです。反対側にはケリの群れ23羽。刈ったばかりの稲藁から青臭い香りが立ち込め、窓を開け、深く深呼吸をした2人でした。
そろそろ目の疲れが出てきましたが、明日からまた頑張ります。
9/26

21℃
いつもながら諦めずに待つことの大切さを教えてくれるのはサシバです。短気はいけません。今日は11時30分を過ぎてやっと姿を現しました。その後は2時まで間をおかずにやってきました。左肩植林上と足柄平野に突然現れるグループの2種で、湧き出た白い雲がサシバの存在を教えてくれます。それまでは11時30分を過ぎて出ることがあります・・と言っても、あちこちで溜息が漏れ、どんよりとした雰囲気となり、どうしたものか・・・と思いましたが、出る気配はしましたので、最後まで諦めず、皆さんと粘りました。いつもながら青空を一直線に流れていく様は渡りの醍醐味です。大体はこれが見たくて来ているのです。
 松やケヤキは容赦なく伸びていますが、それぞれが適当に動いて、走って、出て来たサシバは皆観察できているようです。血栓予防には良いかも知れません。
9/25 快晴24℃ この何処までも広がる青空では誰一人公園に来ていません。白い雲がぽっかりと浮かぶまでは、山を降りたい衝動との格闘でした。さらに若い頃出会い、教えを受けた方の死亡を知り、その気持ちに拍車がかかります。その分野で功なり名を遂げられ、傍目には幸福だっただろうと察しますが、まだまだおやりになりたい事がきっとあった筈。シャボン玉のパチンとはじける音と共に若い頃の一ページが消え、不覚にも涙がこぼれました。
 そんなこんなの思いに浸っていると4名の観察者が続々とやって来て、たちまち公園はサシバモードに。すると直ぐさま山頂に正しいルートでやって来た5羽が目に入り、歓声が上がりました。それらは東屋の上にまるで挨拶をするかのように現れ、明神へと隠れました。皆若鳥だったようです。正しいと言うのは以前はこれが結構多く、近くて姿が良く見え、渡りの醍醐味が最も味わえるルートと言う事です。その後も雲の変化を頼りに、諦めず観察し続けましたが、遠くを単独でやって来たり、丸山上空を3羽が微かに見えるのをわいわい言いながら見て、本日は終了となりました。「この暑さではサシバは動かない」終日そんな思いに包まれていた公園でした。ひさしぶりにSさんが登場。18年前彼女と山頂で見た、涙に濡れた、悲壮感とも緊張感ともつかぬ瞳をしたサシバを思い出し、またもやしんみり。明日の駐車場は2重の駐車を心掛けて頂けると助かります。後部に張り紙一枚。「○時まで東屋にいます。後にどうぞ」
9/24

22℃
今日が私の初日でした。筆記用具の忘れに気付き、仕方なく、暗記の覚悟をした頃、SMコンビが現れました。合計60羽の方向と数を覚えるのは、若い頃ならいざ知らず、さっき食べたものさえ忘れる今はダメです。今日は期間中に数回あるかないか・・・のサシバが忽然と消える最悪の空でした。青空に薄い灰色の霞みがかかると、サシバは消えます。素早く見つけ素早く数えるしか手がないのですが、まあ良く見つけました。昨日の目の良い女性(Tさん)が本日も来られて、「あ、いる、何だか分からないけど」と言うセリフがこの窮地を救ってくれました。ただ逃したものも多い気がします。なにせ限界を超えていました。流れの方向は様々で、第一松から第三松へと勢い良く流れる群れもかなりありました。気流のない矢倉岳等振向きもせず、はばたいてはばたいて流れました。これらはアサヒビール辺りで気流をもらっていると思います。昔はあまりなかったコースです。私の一番鳥は朝方1羽で来た若鳥でした。これは東屋の後ろまでやって来て、のんびりしばらく旋回をし、朝日を真直ぐに受け、青空に無数の細かな黒い点を残し金時方面へと消えました。数は少ないものの途切れずに出て、退屈は感じませんでしたが、疲れはやはり相当です。
9/23 横浜Wさんの報告です。「短気起こして帰らなくて良かったです。天気も次第に回復し、まずまずとなりましたが、最初のサシバ1羽が出だのが11時07分でした。結果はサシバ×29羽、ハイタカ、オオタカ、ミサゴ、ノスリ、でした。朝9時40分に横須賀の友人から武山で50羽のタカ柱とメールが入ったのでみんなで待ち構えていました。11時40分にNさんが16羽の群れを発見。大きな群れはこれだけでした。いずれも、遠く高く飛ぶのですが、目の良い方がいて細かいサシバを良く見つけてくれて助かりました。いつもの矢倉山頂とか、左植林などから湧き上がるものは無くいきなり空中のサシバを拾う感じでした。見落としもかなりあるのでは?とも思っています。今日の観察者、私ども夫婦、Nさんご夫婦、筑波市のIさん、三島から見えたご婦人(この人の目が良かった)、初めて会ったご老人の6名でした。14時終了」皆さんお疲れ様でした。やっと出始めましたね。相模湾沿いを進むもの、赤田を通過し、小田原市街地へと向かうもの等が結構あるのですよね。
9/22 お昼近くに青空が見え、おや良いかな・・と思ったのですが、一寸やそっとでは雲は消えませんでしたね。矢倉岳も1時頃には霧に包まれたそうです。足柄平野は3時には雨まで降ってきました。本降りになれば幾分動きが読めるんですが・・・。なにはともあれWさん、お疲れ様でした。
庭のホトトギスに見つけました。先日やって来たルリタテハの幼虫が2つ。とげとげがまるで線香花火のようで、今にもパチパチとはじけそうです。庭の木々も少しずつ色付いてきました。秋祭りの太鼓の練習も熱を帯びています。
 
9/21 曇天 朝から何度も家と外を行ったり来たり。こんなに気になるのなら・・・と、リハビリロードへと出かけました。一面に厚い雲が垂れこめ、カルガモの群れは頭上すれすれを飛び、思わず頭を引っ込めました。当然猛禽等は皆無です。
 川べりの水田では一斉に稲刈りが行われていました。稲穂はどうしてこうも神々しいのでしょう。彼岸花と稲穂の風景は犬の散歩の若者をも虜にし、先ほどから微動だにしません。ただこの働く農家の方は雇われた方でしょう。皆土の香りがしません。30代の化粧を施した女性がコンバインに乗っています。はざ架けをする若者は筋骨隆々の体育教師のよう。
 稲田にはハクセキレイがやって来ました。群れで飛び回っています。ヒバリも戻っています。刈られた稲は既に脱穀を終え、籾殻からは煙が立ち込めています。匂いを嗅ぎたくて、わざわざ遠回りをし、煙を浴びました。ニュウナイスズメがいた頃はこの籾殻に割れた米が混ざり、餌になるから焼かないで欲しいとお願いした事などを思いだしました。
川を覗くと、タモロコがすいすいと泳いでいます。これはコアジサシの飼育には欠かせません。夢中で捕った日々を思い出し、サシバには出会えませんでしたが、昔の元気な自分に会えました。




           
                    
9/20 万葉公園ではS・Mさんが頑張ってくれていますので、私は赤田で見ていました。青空一色で上昇気流がありませんので、サシバの軌道がないのですね。2羽はカラスの大群に先をふさがれ、諦めて、小田原市街地へと向かってしまいました。午後に出た3羽は向きが定まらず、しばらくあちこち動いて遠回りをしましたが、最後には矢倉岳方面へと修正しました。ノスリやトビは国道上を何度も旋回して遊んでいました。パラグライダーもその群れに混じって、ふわふわと気持ち良さそうでした。トンボがウンカのように飛び回っていましたのでチゴハヤブサがいたらきっと喜んだでしょう。一緒に見ていたTさんが帰宅しながら、大友でケリ28羽を確認しました。新たに移動してきた群れでしょうか。何かと慌しい季節になりました.


                                  
                                               
9/19 矢倉岳山頂に昼頃2羽が現われ、右側に渡っていったそうです。万葉公園周辺の木々の成長が著しいようです。この2羽が今年の初認ですね。S・Sさんお疲れ様でした。