PORSCHE 944 Turbo

’92購入、5年落ちの中古 (^^;
モデルイヤーが’87なんで結構走ってたんですよね、このクルマ。にもかかわらず高かったです。(ToT) まあ、そういう時代でしたから。一応 G−PORSCHE だったし。内/外とも黒の944ターボって、これしかありませんでした。オプションのホイール+スポーツシートつき。このホイールは928がよく履いてたやつですな。剛性は高そう。でもバネ下荷重は??。ディーラーの兄ちゃん曰く「総額100万以上のオプション品」だそうな。(^^; そもそもクルマ本体のポルシェ/ミツワの値付が無印944→約600万に対して944ターボ→約900万ですから、新車で買う人にとってはオプション100万なんざ屁でもないんでしょう。(笑)
過去に無印944(’83モデル/アメリカ並行)に乗っていて、エンジン出力と内装の陳腐さ以外は満足していたので、次は944ターボ・・・と考えていたんですが、先のディーラーの兄ちゃんに言わせると944の2台乗り継ぎは珍しいそうな。次は911ってのが普通だとか。(笑) これをステップアップと言うんだそーです。(^^ゞ ’83年当時ケガで入院してたんですが、医者が乗ってたスポイラー無しの944(当時スポイラーは未認可)を一目見て以来の水冷ポルシェファンなもんで。(笑) 924/944系はエンジンが928の半分だの、アウディのパーツ使ってるだの言われてて世間では半人前の扱いですが、乗ってみると十分ポルシェを感じます。つーか、クルマに興味の無い人(特に女の子)にとっては911も944も区別がつかないので、ボンネットのバッジ(フード・クレストと言うんだそうな)を見せれば、みんな「おおっ」てな感じで、幸せな気分になれます。(笑) まあ、2台も乗り継ぐくらいですから、個人的には完成されたスタイルだと思ってるんですが・・・。968なんかも結構好きだったりするし・・・。
リアビューも・・・イイ感じ(笑)
ブリスターフェンダーの張り出しがいいでしょ。今のクルマじゃ少なくなりました。(笑) これが944のシンボルですよね。因みにタイヤは純正で、前205/55/16,後225/50/16で前後異サイズです。17インチのオプション設定はあったかな。
ところでこの944シリーズ、モデル毎に前後トレッド、スクラブ半径に違いがみられます。よって、同一タイヤサイズであっても、操舵感が異なるようです。無印944を最初に乗ったとき、ステアリングの復元力が弱く、かつ切りはじめの反力が感じられず、相当の違和感がありました。なんつーても、あるところまでステアリングを切り込んでいくと、反力が無くなり、クルマ自体が勝手にステアするような錯覚に陥ります。これはゼロ(ネガティブ)・スクラブが要因だそうな。944ターボは’86モデルリリース時に普通のFR車同様ポジティブ・スクラブとして操舵感を改善したようですが、買った944ターボは’87モデルでABS付き。この頃の944S/S2はABS装着のためにネガティブ・スクラブとしたらしいので、ウチのやつがどっちだったかは分かりません。(笑) 感覚的には切りはじめの反力があり、ステアリングフィールは良好だったので、ジオメトリーは’86モデルの944ターボと同一だったのかも。(笑) ただ、ジオメトリーというか、後述しますがホイール・アライメントにはかなり泣かされたので、この点に関しては若干他人より神経質かもしれません。
エンジンフィールは最高! ピークパワーは220ps/5800rpmですから今時のクルマとしては大したこと無いんですが、3000rpm以上回すとトルクがモリモリっと湧いてきて快感度100%。(笑) 5000rpm前後を維持すれば、ハイレスポンスで言うこと無し・・・デキの良いエンジンの見本ですな。市販ターボ車の過給圧を上げてピークパワーを狙ったチューニングをしたクルマだと妙にターボラグが気になったりしますが、これはデフォのセッティングがベストでしょう。反対に2000〜2500rpm辺りではトルク感が無くスカスカですが、この領域を使ってクルージングすると、驚くほどの燃費で地球にやさしい運転ができます。(笑)
エンジンルームの様子・・・赤のコードがアクセント(笑)
ほとんどドノーマルの状態です。唯一ULTRAのプラグコードが入れてあるだけ。これはメンテの最中にノーマルコードを切ってしまったので、まあ替えてみただけです。当然のごとくこれだけではパワーフィールに変化はなし。まあアクセントですな。(笑) これは何もULTRAのコードの質の問題ではなくて、コスモスポーツの時もそうでしたが、エンジンが完調に近ければノーマルでも必要十分ってことなんでしょう。
ところでバッテリーについて。後日カレラ4購入時にも体験したことですが、ミツワから引き取ってほぼ数週間以内にバッテリーがダメになってます。(-_-#) 中古なのでたまたま寿命だったってことなんでしょうが、2台もこれが続くとなにか胡散臭いモノを感じてしまう・・・。よく知らないけど。(笑) たまたま近くで見つけたVARTA(欧州仕様)に入れ替えました・・・2万5千円ぐらいしたかな。これがヘタる前に売却したのでVARTAのクオリティは判然としませんが、安くあげたjかったら純正品がいいでしょう。当時1万6千円だったと思います。ただこれ、丸3年できっちり寿命がくるようで、気がつくと6セルのうち1セルが死んでいて、電圧が上がらなくなります。比重計を持っていなくても、充電時にそこそこの時間で各セルからピチピチっと泡が上がってきますが、死んだセルは極端に泡の量が少ないので、こうなったら交換しかありません。また、丸1日程度充電しても電流値が3A程度から下がらないようであれば、やはり寿命ですね。
トラブル云々について・・・
このクルマ、かなりいいセンいってるにもかかわらず、やはりトラブルフリーとはいきません。(笑) この頃の欧州車の例に違わず、電装パーツは弱い。特にリレーは要注意パーツですね。国産車じゃ考えらんないけど。そもそも、リレー他の電装品のマーキングを見ると、どれもこれも欧州車は同じパーツを使ってるみたい。なもんで、ベンツもBMWもフォルクスワーゲンもきっとダメでしょう。(笑) とまぁ一般論はこの辺にして、このクルマ固有のトラブルを・・・。
・・ウォーターポンプ破損・・
購入後半年くらいの頃、東名名古屋IC付近を100km/hで走行中、メータークラスター内の警告灯が点灯、数分後に水温計の異常に気がつく。路肩に出て50km/h程度で流すも、振り切った水温は下がらず。そのまま数km走行してIC料金所を出てからエンジンを切る。ボンネットを開けると、飛散したクーラントでエンジンルームが真っ白・・・。(-_-# すぐにミツワ名古屋へ連絡を入れ、そのまま工場へ・・・。原因はウォーターポンプ破損だとか。そう言えば、途中SAで休んだときにキュルキュルと音がしていたような・・・。これはポンプのベアリングがイカレた音だったのね・・・。Vベルトだとばっか思ってたのにぃー。(^^;
・・クラッチディスク破損・・
ディスクつーても、いわゆるダンパーラバー(ゴム)切れです。これの破片が噛み込むと、クラッチが切れなくなります。ある時駐車場に入れ、用を済ましてクルマに戻り発進しようとするも、ギアが入らん・・・。(-_-## 何度やってもエンジン回転中はダメ・・・。ってことで、以下の方法で帰宅する。
1、安全を確認してから、ギアをローに入れ、セルを回し走行状態でエンジン始動。
2、エンジン回転数が適当なところでギアを抜き、すかさずセカンドのゲートにシフトノブを押し付けているとある瞬間に「カコン」とセカンドに入るので、そのままアクセルで車速を調節。
3、同様にサードに入れてクルージングする。
4、信号等で停止時は、ブレーキの踏み加減で適当な位置にエンストさせる。
・・・を繰り返すわけですが、4速以上は使わん方がいいでしょう。それと、ハザード点けて周辺のクルマに「寄ると危険だよ〜ん」って意思表示することも必要。まぁテクニックって程のもんでもないですが、このクルマみたいにクラッチダンパーがゴム製のクルマの場合、練習しておいたほうがいいかも・・・。(笑)
ところで、このクルマ、トランスアクスルがたたって、ディスク交換するのにデフまで降ろさないとダメなんだと・・・。(-_-# よって、クラッチ周りのオーバーホールは結構高額だったりします。ご注意を。
後から知ったことですが、普通の鋼製コイルスプリングを組み込んだディスクがアフターマーケットで売られているらしい。オーバーホールを検討しているなら一考の余地あり。
・・ホイール・アライメント・・
アライメントの重要性については過去の経験から痛感してました。で、購入時に付いてきたタイヤ(ミシュランMXX)を履き潰して、BSのRE710入れ替えを機に、コッ○ピッ○青○にアライメント調整を依頼するも、でもこれが大失敗。ステアリングのセンターは狂うは、極端に左に流れるはで使いもんにならない。おまけに「前ぶつけてるから、キングピン角が追い込めない」だと。(-_-# これには後日談があります。某業者によれば、コッ○ピッ○青○はテスター入れ替えの際の設置調整がまずくて、計測値それ自体が狂っていたらしい。クレームを付ける気にもならず、ミツワ六本木で再調整。試走するとほぼ当たり前の状態(ぶつけてなんかないんだから当然)に回復したもののまだ左に若干流れる。そこで本命の名古屋・大和自動車へ。・・・目からウロコとはこのことで、きっちり仕事をしてくれてます。ここの伊達肇氏はバイブルともいうべき「ホイール・アライメント入門」鉄道日本社刊の著者で、その理論・対処法・整備実例を精緻に記述してあり、業者向け教本でありながら、ホイールアライメントの重要性を知る一般の諸氏には購入をお勧めします。
結果としてバンプステア、流れ共皆無になり、このクルマに乗ることが以前にも増して楽しくなりました。(^^)
その後・・・?
このクルマ、結局走行13万kmあたりで転売しました。で、めでたくカレラ4へすてっぷ・あっぷ(笑)したわけです。