IBM Palm Top PC110




結局買ってしまったPC110!

 さんざん迷った末調達したPC110。しかも3台も(笑)。用途はパソナビです。TP530は液晶も手ごろな大きさで、そこそこのパフォーマンスがあるので使用感はベストなんですが、車載方法がネックでした。その点でPC110ならどこでも設置できそう。\(^-^)/ ただ、この時点でホントに使えるかどうかは未知数だったんですよねー。

 筐体は上下が金属製で、しっかり作ってあるといった印象。それに4.7インチDSTN/VGAのディスプレイは緻密で結構キレイ。コレクターアイテムとしてはベストでしょう。でも中古の流通価格はパフォーマンスを考えると首をひねりますね。メモリその他のパーツも高いようだし。


増設メモリ16MB購入&BIOSにパッチを当ててみる

 Win95で使うとすれば、メモリ増設はさけられません。とりあえず、亜土電子の16MBメモリーキットを調達。左側に貼ってあるテープはボードのぐらつきをおさえるためのもの。内臓4プラス16で合計20MB。内臓メモリに手を入れれば20MB超も可能なようですが、まあ、これで当分使ってみましょう。

 ところで、このメモリボードを使ってWin95/256色を使うためにはBIOSにパッチを当てないとダメとか。なんとまあ危険な仕様だこと。(^^; 大事なBIOS飛ばしたら一体どうすんのー。ってことでIBMに電話したら「BIOS単体の供給はしない」と冷たい返事。つまり飛ばしたらそれまでってことですね。IBMに送ったらBIOS焼いてくれるかも・・・それともシスボ交換かなー・・・恐ろしい。今からこれをやろうと思ってる人は覚悟してください。

・・BIOSパッチのウンチク・・
 さて、本体からコンパクトフラッシュやメモリボードを外したあとでポトリとFDDをつないで本体を載せる。ACアダプタから電源を供給するのは常識ですね。念のため、バッテリーもつないでおきましょう。次にBIOSアップデートFD(パッチFD)から起動すれば作業自体は終了ですが、1回ではうまくいかない例も多いようです。実際にやってみましたが、2回連続 「_4」 とダメのサイン。この場合はDOS起動時の XPATCH 自動実行を中断、コマンドで XPATCH を実行させればいいとか。パッチFD内のautoexec.batには 「CLS」 の後 「XPATCH」 と2つのコマンドだけなので、素直に従いましょう。具体的にはパッチFDを入れたままで電源ON、メモリカウントの後  「Starting PC DOS」と出たら間髪いれずに F5 キーを押して config.sys & autoexec.bat の実行をバイパス。プロンプトを確認して 「CLS」 、 「XPATCH」 の順で入力すれば良い。めでたく 「_OK」 が出れば電源OFFして終了ですね。確認は再度電源ON、 F5 で起動中断、プロンプトで 「XPATCH」 と入力し、 「updated」 と出ればうまくいってます。


クロックアップ 33MHzから40MHzへ

 作業は比較的簡単です。 ICS AV9154A-27 を探して出力クロックを設定し直すだけ。Webで探すとなんと3通りの方法があるじゃないの・・・(笑)。

 ・・その作業例としては・・
 まず、15番と16番ピンの足をランドから浮かせて・・・ここまでは全部一緒。
(例1) 15番ピンを16番のランドへ、16番ピンは15番ランドへつなぎ替える。(写真左側)
(例2) 16番ピンは15番ランドへ、15番ピンを10番ピンへジャンパーする。
(例3) ・16番ピンは15番ランドへ、15番ピンは浮かせたままにする。(写真右側)
といったところですが、念のためもうちょっと調べてみましょう。

 ・・AV9154A-27 のデータシートを探すと・・
1・クロック選択は16番ピン(FS0)、15番ピン(FS1)、10番ピン(FS2)で行う。
2・上の3つのピンは内部でプルアップ(クロックテーブル上の「1」)済み、つまり、オープンで「1」。
3・AV9154A-27は2XCPUCLK出力しか持たない。66MHz(33MHz)出力はFS0、FS1、FS2がそれぞれ「1」、「0」、「1」に、80MHz(40MHz)出力は「0」、「1」、「1」に設定する・・・らしい(笑)。

 ・・よって、合理的と思われる改造方法は・・
 16番ピン(FS0)をプルダウン、つまりアースした(15番ランドへつなぐ)上で、15番ピン(FS1)を浮かせれば(プルアップ)OK!写真右側は(例3)要するに今回の改造です。なお、10番ピンはさわる必要なし。

 ・・その他・・
 写真左側の(例1)も実験してみましたが、結果は一緒でした。(例2)は試してませんが10、15番ピン間で干渉が無ければいけるのかもしれません。 ピン配列は右の写真で、ジャンパー線がつながっている右端が16番ピンです。その左となりが15番(ピンはランドから浮いてます)。その直下が15番ランド・・・ってわかりますか。手持ちで細い線材がなかったのでちょっとかっこ悪いかも。まあメモリボード付けた時に浮いたりしなければ大丈夫でしょう(^^;

 ところで、クロックテーブルの 2XCPUCLK/66MHzがなんで33MHzなの?後ろで1/2分周してるってことないよね。誰か教えてください。


Win95(SP1) プラス I.E3.02 の導入

 結構高価なTDKのコンパクトフラッシュ192MBを購入しました。(T_T) 無圧縮でWin95を入れたかったから。OSR2(I.E4)も入れてみましたが、容量を圧迫する割にはメリットなし。I.E4は重いし。結局素のWin95プラスI.E3落ち着きました。一応簡単にファイルを削ってWin95の容量を80MB以下(I.E込み) プラス スワップファイル容量 になってます。PCカードを使わない前提なら、32bitファイルシステムでのサスペンド/レジュームが可能です。

 ところで写真のマイクロドライブ(340MB)は本来Win95インストール用に購入したものですが、写真のアダプタ経由でカードスロットから起動すると、PCMCIA32bitドライバ&マイクロドライブ添付FDのドライバではサスペンド/レジュームに失敗します。16bitドライバならいけるそうですが、486SX のパフォーマンスを考えると速度低下の要因はできるだけ無くしておきたいもの。用途もパソナビ/GPS運用だし。(^^;

 それで、大容量コンパクトフラッシュで起動&モバイル、マイクロドライブは単なるデータドライブとして、普段はパソナビ用の地図を入れて使ってます。ただし、車載の場面ではGPS測位中のまま車を離れる等の理由で、サスペンド出来ればなーと思うこともあるのですが・・・。


パソナビ/GPS運用の様子

 パソナビ・・・つーても厳密にはナビゲーションできません(笑)。使ってるソフトが「ProAtlas97日本広域&東北・北海道」なもんで、自車の位置表示をさせているだけです。とゆーか、今のところ、走行ルート設定&音声ガイダンスの必要性を感じません。「Navin'You/V3」もあるのですが、PC110には負荷が高すぎて使ってません。ProAtlasの美点はその地図の美しさにあります。いったんこの地図を使ってしまうとカーナビに使われるベクトル地図には戻れませんね。

 ただし、PC110&ProAtlas運用にも限界はあります。2万分の1程度の詳細地図を表示させて走行すると、かなり追従に遅れがみられ、まったく使い物にならない(笑)。7万分の1でも遅れがある。25万分の1なら気にならない。というわけで、常時25万分の1表示で使ってます。もっとも知らない土地で走るルートといえば国道&主要県道ぐらいなもので、これでも十分役に立ってます。(^^; せめて、486DX2/66MHz以上のCPUパワーがあればなー・・・とは思いますが。

 設置は車のセンターコンソール上にマジックテープで、ポトリごと止めているだけ。電源はインバータでAC100V確保した上でACアダプタ経由でつなげています。写真左にあるカゴにインバータ&テーブルタップを入れていて、シガーライターソケットからDC12Vを供給しています。インバータのスペック上、150W/MAX程度が限度ですが、パソコン・携帯電話・液晶TVなら、パラで使っても十分です。クルマはランドクルーザーなのですが、比較的バッテリー容量が大きいのでこの点でも不安はありません。

 写真右はトラックボールとGPSアンテナ。PC110のポインティングディバイスは車載だと全く使い物にならないので、トラックボールは必需品でしょう。GPSアンテナはSONYのPCカードナビゲーションキットPACY-CNV10。ダッシュボードにこれもマジックテープでとめているだけですが、衛星捕捉数はこのままでも十分で、ほぼ正確に位置を把握できてるようです。


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