
この本は絶版で手に入らなかったので図書館で借りて、あきらめようと思っていたのですが、ある方のご協力でほぼ新品の状態のこの本を手に入れることが出来ました。
他の作品集でも見ることの出来るものがほとんどなのですが、広告に使われたものや、マリ・クレールに連載された時の「TUGUMI」の挿画は初めて見たので心が踊りました。
容子さんの作品の中の背後にかかっている絵として知っていた絵の、本当の姿を見ることが出来て感動したりもしましたし、広告主はなんて幸せなんでしょうとうらやましく思ったり。
容子さんはテーマが文学でも映画でもそのものの本質を見ぬいて、そこに容子さん独自のエッセンスを加えて作品を作っているように思いますが、そんな容子さんは広告を作るのにも向いていると見うけられました。
特定のブランド名を挙げてしまって恐縮ですが、ラコステの広告はとても素敵です。月ごとに変わるその広告はどれもワニのマークのセーターが描かれているのですが、中でも12月はサンタクロースが自分あてにもらったプレゼントのラコステの赤いセーターを着て小躍りしている絵なのですが、ラコステを着たくなる絵なのです。
ラコステがある風景、ラコステを巡る物語、といっても過言ではない広告。ラコステさん、幸せ者ですよ!