安全なダイエット情報とは?(週刊やさしいダイエット第79号より)


■はじめに

これまで週刊やさしいダイエットでは、「博士や研究所と言った肩書きだけ で信用してはいけない」「動物実験やスタジオの実験が私達に当てはまると は限らない」「番組の構成によって、論理が飛躍していることがある」と言 う、ダイエット情報を見分けるためのポイントについてお話ししてきまし た。

しかし、肩書きも実験結果もあてにならないなら、一体何を以てダイエット 情報を信じたら良いのでしょう?今日はこのシリーズの締めくくりに、安全 なダイエット情報を選ぶためのポイントをお話ししたいと思います。

■ネットでの情報収集

例えばα−ラクスリムのように、テレビや雑誌で「果物がダイエットに効果 的」と言う話を聞いたら、皆さんはどうやって信憑性を確かめますか?おそ らく読者の皆さんは、日常的にインターネットを使っていらっしゃると思う ので、Yahoo!やGoogleで検索するかもしれません。すると沢山のページが見 つかり、その中には賛否両論、様々な意見があることでしょう。

この様に多くの情報を集めることは、テレビや雑誌で見たことを鵜呑みにす るよりはずっと良いかもしれません。しかし残念なことにネットの情報もま た、必ずしも信憑性があるとは限らないのです。現にダイエット関連のペー ジを色々見てみると、とても危険なアドバイスが日常的になされていること があります。

一方「日本インターネット医療協議会」と言うサイトでは、ネット上の医療 情報(健康情報)を利用する際の注意点として「責任の所在の明らかな」 「営利性のない」「科学的根拠のある」「公的な機関の発信する」「最新 の」情報を利用し、更にそれらの情報を比較検討するよう呼びかけていま す。

これはネットに限らずテレビや雑誌の情報を吟味するときにも大事な心構え だと思うのですが、実際には公的な機関の発信する情報はテレビなどの情報 に比べ数が少なく、また何を以て「科学的根拠がある」と判断するか悩まし く、自分の専門分野でない情報を比較検討するのは難しい‥などの問題点が 挙げられます。

■餅は餅屋に

では一体、安全なダイエット情報を選ぶにはどうしたら良いのでしょう?そ れは貴方の健康を良く知る専門家に相談することです。もし貴方が高血圧や 糖尿病で定期的に通院している場合、主治医の先生に「テレビで○○がダイ エットに良いとやっていたのだが、試しても良いか?」と質問すると良いか もしれません。また学生さんの場合、保健室の先生に同じように質問すると 良いでしょう。

一方「いつも健康そのもので、病院に行くことなど滅多にない」人はどうし たら良いでしょう?その様な方は、各市町村で行っている健康相談事業を利 用すると良いかもしれません。

昔から「餅は餅屋に」と言うように、「健康のことは健康の専門家に」力を 借りることが、専門的な知識を自分の味方にする大事なコツなのです。

■おわりに

一時「みのもんた症候群」という言葉が流行りました。これはお昼の健康番 組を見た人がスーパーに殺到する現象を指したものですが、その後、お昼の 番組に限らず色々なテレビで健康特集を組むようになったため、その言葉は 使われなくなってしまったそうです。

特定の栄養素や食品を摂ることによって健康になる、と言うのも一種の代替 医療なのですが、この様な情報が広く流れることは果たして良いことなので しょうか?私はそうは思いません。寧ろ「色々試したけど、どれも効果がな いばかりか逆に具合が悪くなってしまった。やっぱり代替医療はあてになら ない」言う反動が来てしまうことを心配しているのです

先日、代替医療に対するWHOの取り組みをご紹介しましたが、WHOのあるメン バーは「代替医療は、無批判に狂信する人と頭ごなしに否定する人、両方の 犠牲者だ」と語っています。しかし代替医療の効果が科学的に証明されれ ば、この様な事態も解決されるでしょう。

鵜呑みにせず、かと言って毛嫌いせず、私達も上手にダイエット情報と付き 合っていきたいものですね。


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