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月経異常





月経(生理)は妊娠に備えて厚くなった子宮粘膜が妊娠しなかったために剥が れ落ちる現象です。

月経が終わると女性ホルモンの一種である「卵胞ホルモン」が分泌され始め、
子宮内膜が厚くなってきます。
10〜15日ぐらい経つと、「卵胞ホルモン」により間脳(視床下部)が刺激されて  「卵胞」が破れて排卵が起きます。
次に、女性ホルモンの一種である「黄体ホルモン」が分泌されて子宮粘膜は
更に厚くなり、受精卵の着床に都合が良い状態になります。
このとき受精すると妊娠になる訳ですが、黄体は2週間ぐらいしか寿命が無い
ので受精しなかったときは、厚い子宮粘膜を維持する力が無くなって子宮粘膜 が剥がれます。
これが月経(生理)です。
 
月経は間脳(視床下部)から脳下垂体前葉に命令が下り、 卵胞ホルモンと
黄体ホルモンが分泌、これらのホルモンが分泌された情報が間脳(視床下部)に伝わることによって周期的に起きます。
下図は月経のしくみを表したものです

月経周期は26から35日ぐらいで、同一人でも周期は一定ではありませんから、
30日前後で月経があれば正常です。
いつもの時期前後に月経が無いのが月経異常です。
 
鎖陰(さいん)と言って見かけ上、月経が無いことがあります。
月経があっても剥がれ落ちた子宮粘膜が出るところが無くて、膣や子宮膣内にたまるものです。そのため、激しい下腹部痛が起きます鎖陰は初潮の時期になっても月経が起きない場合に考えられます。
治療は閉じている部分を切開するだけです。
 
月経は間脳(視床下部)や脳下垂体前葉のコントロールされているので脳に異常があっても起きますが、病的なもので一番多いのは卵巣機能の低下です。
ところが、卵巣機能は脳中枢の影響を受けると考えられているので、
精神的なショックなどでも卵巣機能が低下して月経異常になります。
甲状腺や副腎皮質の病気、ホルモン異常などでも異常になります。
 
治療は原因を取り除くのが一番ですが、器質の病気以外は簡単に原因が見つからないので卵巣ホルモンの投与で様子をみます。
 
黄体ホルモンの投与で月経が起きた場合を、第一度無月経、
それでも月経が起きないものを第二度無月経と言います。