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性病(性行為感染症)の自己診断1

 この種の感染症中で一番怖いのはエイズですが、
 感染しても自覚症状は殆どありません。
 感染の機会から約3週間後、感染している半数の人に軽い風邪に似た症状
 (発熱、倦怠感、喉の痛み、下痢など)が出るだけで、
 これと言った特有の初期症状が無いのです。
 しかも、この程度の症状でも感染者の一部にしか出ません。
 発病するのは感染から3〜5年以上、あるいは10年以上先です。
 しかし、発病前でも他人に移るので要注意です。


 なお、エイズに限らず、同じ病気でも、性行為かその類似行為で感染したものを、
性行為感染症(STD= Sexually Transmitted Desease)と呼び、その他の経路で感染したものと区別しています。  
⇒性病の自己診断2
                
症状1
 
第1期
 ○感染の機会(キスでも)があってから約3週間後に
  男性:亀頭の冠状溝
  女性:子宮口や膣
  などの感染部位に単発性の“硬いしこり”が出来る。
 ○指の爪ぐらいの大きさで水ぶくれとなり、潰瘍を生じる。
 ○硬いしこりが出来てから間も無く、太股の付け根のリンパ節が腫れる。
  これらの症状は1ヶ月ぐらいで消え、この間、痛みは無い。
 
 第2期
 ○感染3〜4ヶ月後に軽い発熱や倦怠感が出てくる。
 病原体がリンパ節から血液に入ったためで、
 この頃から赤色の小さな発疹が全身に現れる。
 ○しばらくすると発疹の一部は消えるが代わって皮膚の一部、
 額や髪の生え際、鼻と口の周辺、肛門や陰部の周辺が丘のように盛り上がって丘疹を作る。
 ○会陰部、口角、わきの下に出来る湿った丘疹は悪臭を放つ。
 また、髪の毛が抜けたり、口中に乳白色の斑点が出来ることがある。
 上記症状は3〜4年間消えたり現れたりを繰り返す。
 *発疹が出来ない場合もある
 
 第3期
 ○感染後3〜4年、比較的大きな硬い発疹が出来、一部は崩れて痕が残る。
 痛みは軽いが骨がおかされると眠れないぐらい痛みが強くなる。
 *発疹が出来ない場合もある
 
 第4期
 ○感染後10年以上、下半身麻痺や脳麻痺、心臓などの血管がおかされる死に至る
 
考えられる病
 梅毒
治療法 
 第2期、3期以降になると治療は長期間になる。
 予防ワクチンは無い。
 原因病原体:梅毒トレポネーマ(細菌)
 細菌なので治療はペニシリンなどの抗生物質(細菌の細胞膜を破壊する)です。
 
症状2
*男性:
  感染から3〜10日後に尿道から黄白色の膿みが出て排尿時に強く痛む。
  眼に感染した場合は結膜炎を発症し、膿性の目やにが出る。
  副睾丸炎になると発熱、疼痛、陰嚢腫大。
*女性:
  濃い黄色の帯下(おりもの)が出るていどで、殆ど自覚症状が無い。
考えられる病
  淋病
治療法
 抗生物質の投与。(ただし、近年、ペニシリン耐性淋菌が増加している)
 早期に治療を始めれば1週間ぐらいで完治する。
 
 女性の場合は黄色の帯下(おりもの)ていどで気づかない場合があるが、
 治療しないと、 膣炎から子宮内膜炎を起こし、腹痛や膣からの出血、
 更に尿道炎、膀胱炎、卵管炎、骨盤腹膜炎と進む可能性があります。
 
 *菌が眼に感染すると失明の恐れがある(風眼)
 原因病原体:淋菌。
 淋菌は世界中に分布し、感染者は成人男性に多い。
 予防ワクチンは無い