知る人ぞ知るマニアックな高級カメラブランド。スイスのピニオン社が45年にわたって作りつづけたが生産台数は非常に少なく、当時最も高価なカメラだった。 http://www.alpa.ch

 

 

 

ALPA 11si
アルパは通常3世代に分けられ、第一世代は横向きのレンジファインダー付き一眼レフ、第二世代はアルネアと呼ばれる縦にレンジファインダーがつくなで肩タイプ、第三世代は6dからの露出計付きタイプ。しかし10dから大きくメカニズムが変わり、6d9dは実際は第二世代に近い。

歴代アルパ比較

11siはアルパ最終モデルで露出計の速さと精度とメカの安心感とでアルパの中では最も人気があり、値段も特殊モデル以外では一番高価。1977年から製造。50周年モデルやゴールドモデルも存在するが、通常はブラックモデルで、ブラックも軍幹部がブラッククロームとブラック結晶塗装の2種類がある。クロームメッキモデルもあるが、ブラックより少ない。また盾マークのクレスト付きモデルが、アメリカ輸出用に作られた。クレストなしの方が人気がある。電池は4LR44なのでアダプター等が不要。また11si最終モデルはスクリーンがキャノンのT90のものが入っている。クローム412台、ブラック768台、グレーベロア仕上げ5台、金色仕上げ11台、金メッキ705台、合計1901台。

このカメラは1978年製のブラッククロームモデルクレストなしモデル。オカダヤで購入。


ALPA REFLEX 9d
このモデルは1968年まで作られたアルパ9dのブラックペイントモデル。世界で3番目のTTL露出計が付いたカメラ。前向き2つ後ろ向き(ファインダーからの光を減算する)1つの3つの受光部が付いている。シャッタースピードには連動せず、ダイヤルから読み変えなくてはいけない。精度は非常に高い。前向きの巻き上げノブは通常人差し指で巻き上げ、レンズ横にあるシャッターボタンは中指で押す。意外と使い易い。

どうしてもマクロスイターが使いたくて、それ用のボディを考えていたが、左右非対称のアルパらしいデザインで、接写に有効なTTL露出計が付いている9dを選んだ。憧れのブラックペイント。シャッター音も素晴らしく撮影していて非常に燃える。

メイン機として愛用していたが、露出合わせに時間がかかるので(露出計が連動していない、シャッタースピードが変えにくい)、実用的な11siに買い換えた。

 

 

 
アルパ用レンズ
 

アンジェニュー レトロフォーカスR61 24mm/f3.5

レンズ構成:8群8枚
全長:60mm
重量:360g
最短撮影距離;0.4m

フィルター径 タイプD

フランスのアンジェニュー社で発明されたバックフォーカスの取れる広角レンズ形式をレトロフォーカスタイプと呼ぶが、その元祖本物がこのアンジェニューのレトロフォーカス。他に35mmや28mmがあるが、アルパには35mmは採用されていない。
前玉が大きく、絞りリングが非常に特徴的でかっこいい。梨地クロームメッキの鏡胴が非常に美しい。エグザクタマウントでも同じ形のレンズがある。

純正フードは提供されていない。

このR61は非常に生産数が少なく、銀鏡胴、黒鏡胴合わせて1180本しか作られていない。非常に程度が良くて綺麗なものを入手することが出来た。

 


アンジェニュー レトロフォーカスR11 28mm/f3.5

レンズ構成:6群6枚
全長:60mm
重量:340g
最短撮影距離;0.5m

フィルター径 タイプD

初代モデルはゼブラ模様で自動絞りではない。
アンジェニューらしい独特な描写をする。ただしファインダーでピントはとても合わせにくい。生産本数2235本。

純正フードは提供されていない。

やはりアルパにはムービーレンズメーカーのレンズが似合う。黒ボディには黒レンズという手もあったが、どうしてもこの白鏡胴が綺麗でこっちが欲しかった。手に入れた当初は曇っていたが、クリーニングに出して蘇った。外観、レンズとも非常に綺麗!

ケルン マクロスイター50mm/f1.9

レンズ構成:5群8枚
全長:47mm
重量:280g
最短撮影距離;0.285m

フィルター径 タイプB

後にも先にも唯一無二のアポクロマートの標準レンズ。28.5cmまでの接写が可能。ALPAを使いたいというより、このレンズの蕩けるようなボケが味わいたかった。f1.8よりレンズが一枚多く、またヘリコイドが大きくなり非常に回しやすくなった。構成図はf1.8のものでこれの2群が張り合わせになっている。6303本生産された。

ケルン社はムービーカメラ専門のレンズメーカーで唯一カメラ向けに作ったのがこのマクロスイター(初期はただのスイター)。

フィルターはBサイズのはめ込み式。フードは専用の外側にはめ込む。

ボディとセットで買ったマクロスイター50mm/f1.9。写り、使い易さ、デザインの良さを総合して、歴代スイターの中でもこのマクロスイター50mm/f1.9が最強だと思う。


アンジェニュー アルフィター90mm/f2.5

レンズ構成:4群4枚
全長:75mm
重量:425g
最短撮影距離;1m
フィルター径 タイプB

エギザクタマウントではタイプY12というがアルパではアルフィーターと名付けられている。他に黒鏡胴もあり。銀と黒合わせて、1480本作られた。やっぱりアンジェニューはこの小さな絞りダイヤルの付いた白鏡胴が一番かっこいい。

このレンズの作例を見るうちにポートレートに最高かもと思い、手に入れた。オカダヤで購入。そして予想以上の描写!このレンズは凄いです。