本会議レポート

 2001年 第1回 定例会

 2001年第1回定例会は2月16日〜3月21日まで開催。全部で51議案の起立議決のため、ぎっくり腰?の私は腰痛をこらえて立ったり座ったり。定数削減の条例や使用料値上げの条例等、一般会計、介護保険特別会計の各議案に、市民フォーラムは反対しましたが、可決されました。

 

私の主な代表質問から

Q: 高齢者や障害者が手軽に利用できる移送サービスを区でも検討したらどうか? 
  渋谷区の調査では介護保険の追加サービスとして移送サービスを41%が希望していた。区には施設に通うための大型バスによる移送サービスがあるが、ドアツードアではないため、ヘルパーや家族の介助が必要な人もいる。視察先の佐世保市では坂道や階段での移動介助を加算して行っている。福祉タクシーや介護タクシーが使えればいいが、施設への往復だけでなく、通院など日常的に利用できる介助移送サービスを実施したらどうか? 

A: 移送サービスを提供する介護タクシーの事業者の体制整備や区独自で位置づけた場合の介護保険料への影響など今後研究していきたい。

Q :介護保険の低所得者対策として介護保険料の弾力化と利用料の助成を、区はなぜ行わないのか? 
  東京都は保険料の率の弾力化を認める方針に変わり、横浜市でもすでに5段階ではなく6段階での徴収を独自に実施している。区として、高額所得階層を2段階に分けるなどの弾力化を試算して示してほしい。また、杉並区では低所得者が自己負担月3000円であらゆるサービスが利用できる助成制度を作った。区でも利用料の助成制度を実施したらどうか? 

A :保険料の弾力化は介護保険事業計画の改定(平成14年度)において試算を含め検討する。利用料の負担軽減は、区独自の財源で対応することは困難であり、全国一律の基準により実施すべきと考える


 

第2回臨時議会(2001.3.30)
  民主・自民・公明党の議員らによる政務調査費の交付に関する条例が提案されました。政務調査費は、各会派(議員)の調査・研究などに必要な経費として、これまで1人分月額12万円支給されていましたが、これを条例で位置付け、月額15万円としたものです。個人視察旅費や委員会視察旅費などを廃止し、その見直し分を政務調査費に含めたため、実質値上げになります。私たちは厳しい経済情勢下、この議員提案では区民からの同意は得られないと考え、反対しましたが、可決されました。



予算審査特別委員会(2001.3.7〜9,3.12〜14)
 

市民フォーラムは一般会計予算と介護保険特別会計予算に反対し、修正案を出しました。
 平成13年度予算は一般会計で前年度より45億円少ない676億6,600万円とし、財政のスリム化を図っています。しかし、13年度に予定している主要な新規事業として予算化されているのはIT関連が多く、区民の福祉や教育に関しては、福祉タクシーや福祉電話、保育園卒園児贈り物、無料健康相談、休日診療(テレフォンサービス)、就学祝い品贈呈、小・中学校の卒業記念アルバム、牛乳代一部補助などなど、廃止や見直しで削減されたものが少なくありません。経費節減はまず内部努力をすべきであり、私たちは議員報酬の期末手当に係る加算措置や、議員旅費の減額、費用弁償の見直しなどを主張してきました。ところが区は区有施設の使用料の値上げや、未就労者からの使用料の徴収、減免規定の改悪などにより、増収を図っています。しかし、この区民負担の増大により区民の文化や青少年の育成、高齢者の活動、地域活性化などに大きな影響がすでに出ています。 また、住民基本台帳ネットワークは国民総背番号制に通じるばかりでなく、個人情報の流出が心配され、7,000万円の経費の費用対効果も疑問です。
 なお、新税の勝ち馬投票券発売税に関しては、場外馬券売場撤去と東京ドーム公営競輪復活に反対する区民の声を無視することなく、検討すべきです。これらの理由で市民フォーラムは一般会計と介護保険特別会計予算に反対し、右のような骨子の修正案を提出しましたが、残念ながら否決されました。


 

修正案の骨子
1.
区提案の介護保険サービス費10億円を減額せず(対前年度比)前年度同様に10億円も計上し、基盤整備を強化。
2.介護保険利用料自己負担を1割から3%へ(区助成事業6,000万円)
3.高齢者在宅サービスセンター支援経費一部復活(1,400万円)
4.住民基本台帳ネットワーク7,000万円削減
5.議会費5,000万円削減
6.区民使用料、教育使用料の減額3,060万円
7.土木使用料1,150万円の増額

 

厚生委員会(2001.2.27〜28)

●第4特別養護老人ホーム「千駄木の郷【さと】」完成で4月から入所
 建設事業費35億570万円をかけた区内で4番目の特別養護老人ホームが完成しました。区は運営補助として9724万円を計上しています。
 定員100名のところを入所申込み者が316名もいましたので、入所判定がどのように行われたのか質問しました。区が申込みリストから緊急度、困窮度を考慮して優先順位をつけたうえで、社会福祉法人桜栄会が事前に個別に150番までの方に訪問調査をし、下のような判定結果になったそうです。
 このうち、4階の軽い痴呆の方のためのグループリビングには8人が入所し、男女の比率は24:76です。しかし、第4特養ができても、入所を希望する人は更に増え、2月末で約400人ということですから、施設不足を如実に表しているといえます。このように特養への期待が大きい理由として、特に、区内は療養型病床群が極端に少ないこと、居宅介護サービスより施設サービスが充実し、利用料の負担も少ないことが考えられます。

介護度1 9.7% 8人

介護度2 19.1% 17人

介護度3 27.5% 25人

介護度4 24.4% 28人

介護度5 18.8% 22人


●私の他の主な質問

・保育園の定員増と待機児対策について
・さしがや保育園のアスベストばく露被害検討委員会の結果はいつ出るのか?
・保育士削減による保育サービス低下に対しどのような対策を考えているか?
・「文京区育成室運営条例」の条文に関して(採択されました)


 

基本問題調査特別委員会 (2001.2.22)
●「基本構想」素案をめぐって議論白熱
 ようやく出された素案に対し、各委員の意見は参考資料として、審議会に提出されることになりました。私は主に次の点を指摘。
・全体としてぎすぎすした堅い印象で、暖かなまちづくりとか、ぬくもりが感じられない。
・区としてこうするというよりも、区民の義務や努力が強く求められている。
・キャッチフレーズからも他区のような「ともに生きる」「ともにつくる」という姿勢が見えない。
・理念の中に「男女平等参画」を入れて欲しい。
・「徹底的にしぼりこんだ」「区運営の戦略的な指針」などという表現には抵抗がある。

 

 

防災・まちづくり委員会
(2001.2.23)

●防災計画にもきめ細かい配慮を
 今回の2階建加算による保育士の削減により、2階で保育を受けている乳幼児の非常時対応について質問しましたが、今のところ何も検討していないとの返答でした。
 また、乳児の粉ミルクはシビックセンターに一括して保管されるのに、哺乳ビンは別の避難所に置かれているという私の指摘に対し、区は即刻善処するとのことです。

 

 

★景観審議会(2001.3.27)★
 報告は「景観重要物件指定候補の基礎調査」「サイン及び広告物の実態調査」について。まちづくりにおける色彩や高さの規制の条例化、眺望権などが議論され、また「景観賞の創設」に関して審議会の権限などが確認されました。

日暮里富士見坂の眺望保全を!!

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