本会議レポート

 2001年 第2回 定例会

 第2回定例会は都議選のため、変則的な日程で開催。特別委員会が先に開催され、本会議は6月1日から4,5日の3日間。各会派の質問も一人ずつとなり、議案も4案しかなく、全体に活気にとぼしい本会議となりました。市民フォーラムは村越議員が、ドイツ・デンマーク視察に関連して分権型社会と教育・福祉・男女平等策について代表して質問しました。私は腰痛のため、海外視察を直前で断念しましたので、策定中の「文京区男女平等参画計画」について質問を作成しました。

 

私の主な代表質問から


Q:
「文京区男女平等参画計画」の基本理念を冒頭に明記すべきだが、どうか? 
  他区ですでに策定された「計画」を取り寄せて調べてみたところ、新宿区、荒川区、練馬区、中央区ではきちんと明記されている。中央区の例では「1.男女の人権の尊重 2.男女が家庭、地域、職場で能力を発揮できるしくみ・意識づくり 3.生涯を通じて女性が健康に暮せる社会の形成……」などをあげている。以前の「文京区女性行動計画」で示された新しい視点も生かし、基本理念に書きこむ必要があると再三提言したが、最終的にどうするのか。

A: 計画の体系にある大分類の4点と中分類の項目に基本的な考え方を示しているので、これが基本理念をあらわすものと考える。

私の反論
「大分類の4点を基本理念としてはどうか、と質問したときも基本理念としては明記しないという回答だった。計画は庁内資料ではないのだから、区民にとって簡潔でわかりやすいものにしてほしい。」

Q: 「計画」の主体は文京区にあり、区・区民・事業者の責務は条例に規定すべきと考える。
  
今後は条例制定時期を早め、男女共同参画推進会議でも早急に条例案を検討して欲しい。

A: 計画の策定及び計画中の事業の実施責任は区が負う。条例は計画策定後に国の基本法や都の基本条例を前提として、区の地域性により求められる項目や独自のシステム等の必要性の有無などにより条例制定を検討していく。必要に応じ男女共同参画推進会議でも意見を伺う。

私の反論
「前回の代表質問でも条例制定にあたっては、基本条例ではなく具体的な効力を持つ推進条例を制定すべきと質問したが、区の考えはまず計画を作ることに主眼を置いている。他の自治体では条例が先で具体的な計画は後に予定しているなど、取り組み方はまちまちであっても、計画の実効性が問題。区は総務区民委員会でチェックシートによる各課の事業評価を実施する考えを示した。が、これも数値化できない事業などがあり評価が難しいし、区民の満足度や事業者に対するチェックなどの調査も必要だし、やはり、相談・苦情処理にあたる第三者機関(男女平等オンブズパーソン)などの設置も検討すべきと思う。」

*これらの意見などをまとめ、再度女性青少年課を通して会長に提言書を提出しました。
 詳細はこちらです。クリック --- >



厚生委員会(2001.6.8)

文京権利擁護支援センター(仮称)が社協に設置されます。
 社会福祉基礎構造改革により、福祉サービスも介護保険のように従来の措置制度から契約へと大きく変ります。
 そのため、福祉サービスを利用する場合に、これまでよりサービスが低下したり、サービスの抑制がないように、利用者を保護する仕組みを検討するため、都が各市町村に助成金を出しました。区では、これを受けて学識経験者や福祉関係者・法律の専門家などによる福祉サービス利用者保護システム検討委員会を作り、約半年間、利用支援と苦情対応・解決をどのようにシステム化するかを検討し、このほど報告書をまとめました。
 これによると、福祉サービスの利用支援と苦情解決のため、文京権利擁護支援センターが社会福祉協議会に設置されることになります。区では、先に地域福祉の担い手として社協と福祉公社を統合し、権利擁護事業や成年後見制度などの利用支援を行なうことにしましたが、このシステムが本当に区民の利用しやすいものになるかどうかは、不安な点がいくつかあります。@社協は民間の組織であるが、今まで区が担ってきた福祉の肩代わりをさせることにはならないか、A社協が苦情解決にあたるには、一定の権限を持たせる必要があるが、支援センターを条例で位置付けし、権限をもたせるべきと思うがどうか?B利用者の範囲は在宅だけでなく、施設入所者にも広げるべきだがどうか?などという質問をしました。区としては、当面支援センター設置に努力すること、権限や利用者対象の拡大などは今後の検討課題にするという答弁でした。利用者が相談に行くとき、窓口がいろいろあってたらい回しにされることのないよう、一本化するか、各部署の連携を充分にとり、わかりやすい仕組みにしてほしいものです。

介護サービス満足度調査の方法には不満足
 
介護保険下では、サービスの提供主体が民間事業者に移ったため、自治体は利用実態が把握しにくいので、各市町村で満足度調査を実施し、文京区では約7割の人が「介護保険サービスに満足」という結果が出ました。しかし区では、豊島区や荒川区・渋谷区のように区職員による訪問面接調査を行いませんでした。区は、要介護認定の一次調査も区の職員が関わらず、ケアプラン作成も民間の事業者にまかせています。介護給付の状況も他区ではすでに昨年11カ月分の資料をもとに分析しているのに、遅れています。区が介護サービスの利用実態を把握することに非常に消極的だといわざるを得ません。満足度調査は、実態把握のよい機会であったのに、郵送方式でいっせいに送りつけ、生の声を聞こうとしなかった点は残念。設問項目も答えづらいし、何が問題点か、一番肝心の家計における費用負担などの設問がないのも不充分だったと指摘しました。今後満足度調査でもれた点は高齢者実態調査で補うという答えでした。

 

路上生活者対策からも女性への支援が欠落
 区の婦人相談によると様々な事情で最近女性のホームレスが増えているそうです。今回路上生活者に対し、シェルター、自立支援センター、グループホームなど一連の対策が出されましたが、女性が男性と同じ施設に入所するのは問題があり、都の婦人保護施設や厚生施設も空きがないそうで、女性のホームレス支援を検討するよう要望しました。

 

 


●私の他の主な質問

・ さしがや保育園のアスベスト問題
・ 認証保育園の保育の質について
・ 介護サービス給付実績と低所得者への負担軽減策
・ 国民年金の国への事務移管について


 

防災・まちづくり委員会
(2001.5.28)

●事業計画もなく本郷税務署跡地の入札に参加はおかしい!
 本郷税務署が移転したため、その跡地取得に関し、昨年11月旧大蔵省から照会があったものの、充分検討する時間もなく、「現在厳しい財政運営を余儀なくされ」ということで区は一旦断念しました。しかし、今回急に区長決定を受け、政策調整会議で検討した結果、一般競争入札に参加するという報告があり、企画課の想定では17〜18億円かかり、その5%程度の入札保証金を用意するため、土地開発公社に銀行から借り受けて代行してもらうという方針を明らかにしました。いくら交通至便で将来的に活用できるとはいえ、事業計画もないまま、なぜ、そこまでして土地取得に躍起になるのか納得がいきません。財政困難で区民サービスの切り捨てを行いながら、この入札はあまりにずさんであると意見を述べました。(結局、区は15億6千万円で入札に参加しましたが、その約2倍の価格で民間事業者が落札しました)

 


基本問題調査特別委員会 (2001.5.29)
●基本問題調査特別委員会
 企画部より基本構想の審議経過説明と簡単な内容概説。その後、基本構想を受けて区民憲章または自治基本条例の検討に入るため、辻琢也先生の講義を受けました。自治基本条例は住民基本条例とか、まちづくり条例、NPO条例ともいわれ、地方分権が進む中で各自治体で検討され、制定するところも出てきました。今後、区民参画を標榜している区の重要な課題となります。

 

<--- 左は視察先の旭川市の区民憲章

写真をクリックすると大きくなって文字が読めます。

2001年区議会レポート NO.2


 


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