本会議レポート

 2002年 第1回 定例会

 2002年第1回定例会は2月14日から3月26日までの会期で間に予算委員会をはさみ、41日間の予定でしたが、6日間延長で4月1日までとなり、47日間の長丁場となりました。市民フォーラムは40議案のうち11議案に反対しました。村越議員が市民フォーラムを代表して、(1)区民自治について(2)高齢者福祉について(3)子育て支援について(4)新学習指導要領について(木村担当)質問しました。また、私は「児童扶養手当の抑制案を撤回することを求める意見書」を作成し提出しましたが、不採択となりました。

 

 

新しい学習指導要領により学校が完全週5日制になるが、区の対策は?

 新学習指導要領では、「ゆとり」と「生きる力」を重視しているが、5日制になれば学校にいる時間が削られ、学校行事にも影響が出る。子どもたちを土・日曜、家庭・地域にもどしただけで、ゆとりや生きる力が育つだろうか、この改定には疑問を感じる。

Q−(1) 学力低下の不安にどうこたえる?
板橋区はスクールヘルパーという若手教員待機者などの大幅な拡充を行い、台東区は学力低下対策に中学校で土曜スクールを開設するというが、文京区は何をするのか?

学力への不安や要望については、全小・中学校でティーム・ティーチングや少人数学習を推進していく。また、総合的な学習で外国人英語指導員の拡充を図る。

Q−(2)
子どもたちの居場所として、土・日の学校を自由に活動できる場として提供したらどうか? 校庭開放は、むしろ予算で減額されているが、どうなるのか?

毎週土曜日は校庭開放を行っていくが、教職員の謝礼見直しなどにより減額したもので、規模に大きな変化はない。

Q−(3)
地域に根ざして活動してきた小グループやNPOにも、受け皿的な活動への補助金を出してはどうか?

今年度からNPO等への支援事業を展開していくが、「青少年の社会参加推進活動に対する補助金」は交付要綱の用件を満たす事業を展開する団体への支援である。

私の意見

この事業の予算200万円に対し、都から1/2の補助がでているが、これを交付する団体は1つだけ。これを受けるために、週5日制に対応できるよう、青少年委員たちを中心にNPO法人の立ち上げを進めていると聞く。それも必要だろうが、活動資金に苦しんでいる小グループへの支援も考えるべきだと思う。



自治権・行財政システム調査特別委員会(2002.2.25)

施策評価と
  セグメント行政コスト計算書について

・2001年度に行った事務事業評価の次のステップとして施策評価を試行。「基本構想」の子育て支援、男女平等施策、安全対策などを選んで、シートを作成し評価したが、指標の立て方、評価の実施主体など問題は多い。先行の杉並区などの例を参考に充分検討してほしいと述べた。
・行政コスト計算書は今回「機会コスト」として現実に資金支出しないコストまで含めているので、私は疑問を述べたが、これをどう捉えるか意見が分かれた。

▲市川房枝政治参画センターで「文京区の事務事業評価について」発表。

 

文教委員会(2002.3.1、3.4)


◆駕籠町小学校に「公設民営」で保育園を設置
 区は待機児解消のため、旧駕籠町幼稚園跡に教育財産の目的外使用により初めて保育園を設置します。定員は0歳から3歳まで60名で、プロポーザル方式で民間委託業者を決定し、8月に開設予定、この運営委託により6000万円のコスト削減の見込みです。ここは、昨年耐震工事のため本駒込南保育園が仮住まいをしていたのですが、当時から心配されていた安全性の問題について議論されました。通園時に園児たちが校庭を横切ると球技ができない、小学生と乳幼児の衝突事故にどう対処するかなど、小学校保護者からの疑問や通園路変更の希望がありました。私は、変更が不可能な場合、網状のフェンス等を設置したらどうか、学校側、小学校PTAと業者と連絡協議会を作り、共存のルールづくりなどを作ってほしいと述べましたが、今後検討していくとのことです。

◆児童・生徒の出席停止について規則の整備
 出席停止は、今までは「学校教育法」により校長の権限となっていましたが、法改正に伴う規則の整備で、次のような行為を繰り返し行い、他の児童・生徒の教育に妨げがある場合は出席停止となります。
(1)他の児童又は生徒に障害、心身の苦痛又は財産上の損失を与える行為(2)職員に障害又は心身の苦痛を与える行為(3)施設又は設備を損壊する行為(4)授業その他の教育活動の実施を妨げる行為
 私は、憲法26条や教育基本法の3条にある「教育を受ける権利」を侵す恐れがあるし、拡大解釈されて適用されることのないよう慎重にしてほしいと意見を述べました。なお、これは既に1月11日から施行されています。

◆窪町小学校改築工事3カ月早く始まる
 国からの補助金申請の関係で工事が4月からに変更となり、なれない新入生への影響が心配されます。また、敷地内に仮校舎を設置して生徒が出入りする中、校庭に工事車両が進入するので、危険防止に特段の配慮をするよう要望しました。2年間の工期中、生徒のストレス対策やエネルギーを発散させる工夫も必要です。

◆ブックスタート事業のスタート
 1992年、英国で始まった“子育て支援&読書推進プロジェクト”の“ブックスタート”を区でも実施するよう、私もくり返し要望してきましたが、今年度から開始の運びに。4カ月の乳児検診のとき、各保健サービスセンターで、職員と図書館員が、共同で説明し、絵本2冊などが入ったパックをプレゼントしてくれます。親子でふれあう読書の楽しさを知ってもらえればと思います。


私のその他の主な質問

中学における通級制情緒障害学級の設置について
学校給食調理業務の民間委託について
平成15年度から学校運営に監督権限を持つ「主幹」制度導入
学校週5日制対応事業について
旧伊勢屋質店保存活用に関して


基本問題調査研究特別委員会(2002.2.22)

◆区民憲章(自治基本条例)の研究始まる
 区では、新基本構想のもとに区民憲章を制定するため、研究会を庁内に立ち上げた。2001年11月の第1回目の研究会で森田朗東大教授が会長に、斎藤誠東大助教授が副会長に選出され、区民憲章についての基本的な見解を両先生が述べた。今委員会はその報告を受けて、委員会としてどのように関わるか、何が問題かなどを審議した。区民参画、議会との関係など内容の検討はこれから。

 

2002年区議会レポート NO.1


 


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