本会議レポート

  2006年 第2回 定例会

 

第2回定例会はサッカーW杯にちなんで姉妹都市のカイザースラウテルン市へ区長・議長および2議員が公式訪問したため、開催が通常より大幅に遅れ、6月27日から7月13日までとなりました。区長提出議案5件はすべて賛成し可決。市民フォーラムと共産党などが提出した乳幼児医療費助成の拡大を求める議案は与党会派からまたもや否決されました。

 

●市民フォーラムの代表質問から●
(今回は鹿倉泰祐議員が担当)

■主な質問項目■
1. 「区立小・中学校の将来ビジョン(素案)」について
2. 財団法人東洋文庫との交渉の経緯について
3. 旧元町小学校跡地の活用と総合体育館移設について
4. 旧四中跡地について
5. 廃プラスチックのサーマルリサイクルについて

 

Q
総合体育館の建て替えについて、元町公園だけでなく、現在の湯島4丁目や旧四中での検討も行うべきと思うがいかがか?

現在地や旧四中跡地では東京都建築安全条例や用途地域の制限などにより、建て替えができないため、旧元町小学校と元町公園の一体的整備の中で検討している。

 

Q
廃プラスチックのサーマルリサイクル(プラスチック類を分別せず焼却処理し、その焼却熱を回収し活用すること)は議決機関でない区長会で方針決定されたが、区としてはどのような見解を持つか?

廃プラスチックのサーマルリサイクルは平成17年の区長会において、平成20年に本格実施することが確認された。これは最終処分場の延命にも有効なリサイクルの手法であり、事業の効果や安全性を確認のうえ推進していく。
 


 

 

開かれた議会めざして

文京区商店街連合会との意見交換会
 6月21日(水)区議会第一委員会室で、全議員参加による意見交換会が初めて開催されました。テーマは、「文京区商店街の振興に関する条例」施行に伴う、商店会の取組みと課題ということでしたが、空き店舗対策や駐車監視員の問題点など活発な意見が交換されました。商店会からは一斉清掃美化デーに議員も参加をと呼びかけがありました。

   

7月1日は
地元商店会の清掃デーに
私も箒をもって参加しました。
早朝には、白山の商店街からもお知らせがあり、掛け持ちで掃除に走りまわりました。

 

なぜ消えていくの? 文京区の公園・児童遊園

●元町公園が総合体育館建て替えで取り壊しの危機
 水道橋からお茶の水に向かう外堀通りにある元町公園は、都内で唯一の震災復興公園であり、アールデコ調の美しいデザインで、造園学会や土木学会などからも強い保存活用の要望が出されています。
 にもかかわらず、区は湯島の総合体育館をわざわざ現地から離れた元町公園に建て替えようとしています。私は建設委員会で再度建て替え見直しに関して質問しましたが、区は、この公園は木が茂り見通しが悪くホームレスがいることなどを理由に挙げました。そんな管理運営上の問題は行政の怠慢であり、また元町小学校を廃校にしたあと、小学生が遊ばなくなったのも区の責任であり、廃止の理由にはなりません。元町公園跡の体育館建設には、プロポーザルにより、業者に建設費を負担させるということですが、これまでの強引かつ拙速な進め方を見ていると、公正な業者選定が行われるのか疑問を禁じえません。地元からも反対運動や署名が行われており、7月26日の都市計画審議会の見識が問われていましたが、会長・副会長も、資料が不十分と、継続審議となりました。
 
●新大塚公園も将来ビジョンの新統合校建設のために、消えゆく運命
 6月6日の教育委員会決定により、文京五中と七中の新統合校建設のために、新大塚公園と教育センターが消えてしまいます。公園を守る会の方たちは1万7千名の署名を集め、区に届けましたが、区長はそのことは「承知している」という冷たい答弁でした。五中との新校舎はどちらかの校地に建て替えることは可能であり、守る会による七中建設案も示されましたが、十分な検討もなく否定されました。新大塚公園の代替公園は五中跡地に整備される方針で、七中跡地の活用は未定です。七中跡地の校地を売却することになれば、区民の反発は必至です。

●小石川2丁目児童遊園の廃止は条例可決
 礫川小学校の横にある400u足らずの児童遊園は、この奥にあった旧礫川寿会館が介護予防拠点施設として、児童遊園敷地も一体化整備されるため、廃止条例が提出され可決されました。ただ、児童遊園の代替として公開空地(100m2)が整備されることになり、子どもたちの居場所がかろうじて残されます。

 

 

建設委員会(2006.7.10)

●新大塚公園を廃止し五中敷地に 小日向水道公園を新設
 都市計画公園の街区公園として作られた新大塚公園を廃止し、巻石通り沿いの文京五中跡地に小日向水道公園を新しく作るという都市計画変更の素案が示されました。この小日向水道公園は、防災機能を兼ね備えた0.64ヘクタールの街区公園として、また水と緑のネットワークを形成する公園になるということです。
 しかし、小日向水道公園は将来的に環三道路が真ん中を貫通する形になり、五中体育館は取り壊されることになります。そうなれば地元町会が強く要望している避難所の確保は難しくなります。
 都市計画公園の変更に関してはいくつかの要件を満たす必要があり、代替公園は廃止される公園より広くなければなりません。もし、避難所として体育館を残すことになれば、元の公園より狭くなるので代替公園としての条件に合わなくなります。防災拠点としての機能も十分ではありません。さらに現五中は通りから6,7メートルも見上げるような立地であり、奥は擁壁に囲まれています。ここが果たしてバリアフリーの公園にふさわしいのでしょうか。
 都市計画公園廃止の手続きとして都市計画法の運用指針がありますが、変更することが望ましいとした場合でも、指針には「慎重に検討することが望ましい」と記述されています。
 私は改めて統合案の見直しを強く求めました。


●市街地再開発事業の進捗状況
 茗荷谷の再開発事業では、権利関係者27名のうち数人が、権利変換に同意せず裁判を起こしていますが、組合も設立されており、2/3の同意があれば権利変換が認可されます。結局同意しない権利者があっても、事業は進められてしまいます。今回の進捗状況報告では多少階高が下げられているものの、旭化成の保留床が総床延べ面積の約40%にも達し、また全戸数の80%を所有することになります。区から10億円余りの補助金が投入されるに当たって、公的施設は通路だけということでは、納得がいきません。
 一方、後楽2丁目再開発では150mの高層建築物が建ちます。ここも公的施設の計画はありません。関係権利者の権利を尊重するのであれば、この事業はまちづくりの観点からも、検討されるべきです。
 


■元町公園に湯島総合体育館を建設か
 老朽化した湯島総合体育館を元町公園に新しく建て、元町公園は旧元町小学校の平坦な地に移すという計画が急浮上しています。元町公園は関東大震災の跡に作られた復興公園で中世ヨーロッパの露壇式庭園ですが、戦争で荒れ、昭和59年に復元された由緒ある公園です。区はバリアフリーや防災対応の公園として整備し直す考えですが、すぐそばには給水所公苑もあり、バリアフリーなら今の公園を活かす形で知恵を絞るべきです。
 何よりも湯島総合体育館を移す案について、教育委員会でも充分な議論がなく、施設の「効率的な一体化」のみが優先されることは、納得がいきません。区の貴重な財産の跡地活用について区民参画できちんと協議すべきです。

その他の主な質問
・区営住宅(白山4丁目アパート)のアスベスト対策について住民の健康相談を実施してほしい。
・目白台公園暫定施設開放の利用料納付の手続きを簡便に。
・白山3丁目児童遊園の拡張は、寿会館の跡地なので高齢者が憩える公園にして欲しい。介護予防遊具の設置を検討したらどうか。

 

少子化委員会(2006.7.4)

●期待が高くなっている子ども家庭支援センターは、機能分散も必要  
 親子ひろば事業も一時預かり保育事業も利用数が増えており、子育て支援講座の申し込みも増えてきた。センターは手狭で、支援講座の会場確保に苦労している現状では、親子ひろばを子育て広場と一体化して各地に設けたらどうかと提案した。来年度から先駆型に移行すれば、いっそう児童虐待などの業務も増えるので、人員とスペースの確保が急務となる。  

●文京区保育ビジョンの策定は協働で 
 保育ビジョンは、保育のあり方検討委員会の協議の途中で区から示された「保育園運営指針」が予算・人員の裏づけがなく不十分と保護者から指摘されて、協働で検討が始まったという経緯があった。しかし、報告書提出の段階で信頼関係が損なわれてしまったため、この保育ビジョンの策定は別の検討委員会で作られることになった。私は、“あり検”での議論をビジョンに反映させること、信頼関係を再構築すること、拙速に進めないことなどを要望した。

●男女平等参画推進計画改定は推進会議と議会で二人三脚
 計画改定にあたり、学校教育でのスクールセクハラへの対応やメディアリテラシーを盛り込むよう要望した。入札においては、事業者の評価基準に男女の雇用状況や女性の登用などの項目を入れたらどうかと質問したが、契約管財課ではそのような条件づけは公正ではないという判断だった。また、女性の労働実態調査を行うよう強く求めた。

 

 

議会運営委員会

 少年サッカーチーム姉妹都市交流合同訪問団の派遣について区長が饒舌に話したが、関係者向け報告会だけではなく、区民にもきちんと報告するのか質問した。(派遣費用は1300万円)CATVで子どもたちの感想などは放映するとのこと。また深夜のシビックマルチビジョンでのW杯日本・オーストラリア戦放映が関係者のみを集めて行われ、区民への周知もなかったことに批判が起きた。

 

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