私のメッセージ

新しい「基本構想」は区の憲法だから、皆が賛同できるものに

 

 

ルピナス LETTER 19号  2001年・夏号(4,5,6月分)から

●基本構想に基本施策を盛り込む矛盾
 時代にあった新たな基本構想が必要と考えた区長からの諮問を受けて、文京区基本構想審議会では審議を重ね、このたび答申をまとめました。昭和五三年に定められた基本構想に比べると、抽象的な政策理念を並べるのではなく基本政策を明確に示しているのが大きな相違点です。
 これまでは、いわゆる美文調(それだけに誰も反論の余地はなかった)の基本構想があり、それに基づいて基本計画や実施計画を立てていたのですが、それをまとめて基本構想として一本化したものです。
 基本政策には、非常に実践的で具体的な施策も示されているため、個々の施策に関して十分検討する必要があります。議会サイドでも昨年基本問題調査研究特別委員会が設置され、私もその委員として発言できるようになりました。
 「基本理念の中に男女平等参画の視点を盛り込むこと」、「一〇年程度の中期計画であるなら、厳しい財政措置を前面に出しすぎないほうがいい」、「区が何をするかよりも区民に対し要求することが厳しい表現となっており、全体としてぎすぎすした印象を受ける」などの点を指摘して来ました。

●かつてない「区民参画」による基本構想審議会
 私は、審議会委員ではなかったので極力傍聴しましたが、その審議過程は大変興味深いものでした。大森彌会長の強力なリーダーシップで一六回も審議会が開催され、その他にもワーキンググループが各テーマに従って議論を深めていきました。
 区民の公募委員の方も活発な意見を出され、昨年八月開催された区民参加のシンポジウムと一二月、区議会と共催で開かれた「区民の集い」は、まさに「地方分権の壮大な実験」とも言うべき画期的な試みでした。
 このようにいろいろな形で集められた区民の意見や、審議会委員、議会や庁内職員の意見を全て網羅することは不可能に近いことですが、やはり、答申には、基本政策の内容にばらつきがあったり、問題点がそのまま積み残されている部分があることは否定できません。

臨時議会でも緊迫した議論
 この答申は、区長からほとんどそのまま議案として出されましたが、附帯意見として示された分権改革の推進などが欠落しており、文章も整理されていません。また私たち市民フォーラムが異議を唱えている「新公共経営」の考えに沿ったものである以上、苦渋の選択で反対いたしました

基本構想に関する市民フォーラムの意見表明はこちらです。 --- >クリック

 



旧四中跡地暫定利用のグランドは2年間先延ばしに!
 今年2月に出された文京区立学校跡地活用協議会の検討結果によると、財政難のため、グランドか原っぱにし、小さい建物を建てて管理するということでしたが、校舎取り壊しと跡地整備費用で約1億円かかり、13年度の予算化は見送られました。ところが突如、区は活用協議会への照会や議会の了承を待たず、この跡地を民間企業(ヤマト運輸)に集配場として2年間貸す方針を固めました。四中の校庭を使用していたスポーツ団体は、すぐにも日程の調整や代替運動場の確保に悩んでおり、この区民不在のやり方は強引過ぎます。

 

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